これからの将棋界に必要なもの
大学院は残すところ卒業式のみとなりました。
思えば、今から2年前、「ビジネスの力で将棋界を活性化させたい!」を胸に、その「力」を身につけるために大学院に入学しました。
あれから2年経って、卒業間近の「今」考えてみても、この気持ちは全然変わっていません。
「これからの将棋界に必要なもの」
それは、
・将棋界にいる人間のマネジメント能力の向上
・将棋界にマネジメント能力を持った人間を増やすこと
私はこれに尽きると考えています。
将棋は世界に誇れる素晴らしい文化です。
しかし、その素晴らしい文化を「広める」のも「人」
他方、その素晴らしい文化を「壊す」のも、また「人」でしかありません。
つまり、結局は将棋にかかわる「人」の「力量」が、将棋文化の繁栄or衰退の鍵を握っているのです。
この力量が「マネジメント能力」です。
この2年間、将棋界には大小様々な事件が起きました。
これらの事件の根幹には、当事者のマネジメント能力の欠如がある。
私はそう考えています。
「将棋界を活性化する方法」
これは実際には様々なものがあるでしょう。
その中で私は一体何ができるのか?
これを考えた時、
「将棋界にマネジメント能力を持った人材がたくさん現れる手伝いをする。」
これが、私が将棋界に貢献できる方法だと考えました。
さあ、春です。
将棋界活性化のために私も行動を開始しようと思います。
これからも応援宜しくお願い致します。
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Posted by sbc2005com at 12:42│
Comments(10)
これからは社会人になられるんですね。
将棋と関わる仕事は難しいのかもしれませんが、これからも将棋界に対する鋭い洞察を期待しています。
【マロさん 激励有難うございます。】
>これからは社会人になられるんですね。
実は、社会人自体はもう10年以上やってたりします(笑)。
でも、本業(経営コンサル)+学業(MBA)の「二束のわらじ」を卒業して、2年ぶりに本業一本に戻る意味では、新鮮な気持ちで一杯です。
これからも宜しくお願いします。
主催人さん こんにちは
小生は清冽かつ温かみのあるご主張に好感を抱いてこのブログの、というより主催人さんのファンになりました。
今の将棋界には主催人さんのような外部からの冷静な分析と熱い支援も必要と思います。
あと主催人さん、何かHNとかペンネームとか、そういうの使われるのは如何ですか?読者からの親近感が増すと思うのですが。
余計なお世話でした(笑)
私なりに将棋界で、収入を増やす方法を考えたので主催者さんの意見をお聞きしたいです。
簡単に新たな棋戦を創設する、というものです。
しかし、今の時代中々大口のスポンサーを見つけるのは大変でしょう。
ポイントは金融機関です。
まず、棋士(女流込み)は全員特定の金融機関に口座を作る。
そして、対局料やタイトル料等の棋士への報酬はその口座へ振り込む、です。
これにより金融機関は仮に1億円のスポンサー(支出)になってくれても、数億円の預金(収入?)が集まることになります。
加えて、多少なり宣伝効果もあるでしょうし、『将棋は日本文化』という視点から社会貢献との見方もできるでしょう。
以上、非常に簡潔でしたが要点をまとめました。
色々問題はあるんでしょうが、アイデアとしてはおもしろいかと^^
連続ですみません。
他にも支出を減らす意味では、電力会社を安価な新規参入の企業へシフトする。おそらく今は東京電力でしょう。
宮崎県知事にも言ってあげたいです^^
年間で100万くらいは削減できるのでは?
出版では「将棋世界」がありますが、棋戦の解説が中心ですが、将棋が下手な私には解説が難解ですよ。
ただ、棋士のコラム等の『棋士』が感じられるのが好きなんですよね。なので、棋士のコラムや対談、アマ・女流・奨励会の情報に特化した雑誌(500円程度)があれば是非購読したいですね。
プロ野球で解雇された選手がトライアウトなどで再起を目指すドキュメントが毎年TVでやってますが、視聴率が高く優良コンテンツだそうです。
『棋士』というコンテンツにスポットを当てるというのも一つの手かと思います。
「MBAの世界へようこそ」(「ヒカルの碁」ふうに)
と言ったって将棋プロや囲碁プロになった場合とは違ってそれだけでプロとして食っていける保証を得たわけではありませんが。
【王より飛車が好きさん コメント有難うございます。】
>何かHNとかペンネームとか、そういうの使われるのは如何ですか?読者からの親近感が増すと思うのですが。
実は、このブログのごく初期の頃だったかペンネームを使ったことがあります。
その名も「将棋マーケッター」
名の由来は、「将棋界にマーケット(市場)を創り出す者」というものです。
が、ある時ある方より、音の響きが「将棋負けた〜」ですね。と指摘を受けてしまいました(笑)。
懐かしい話ですが。
【マロさん アイデア有難うございます。】
>まず、棋士(女流込み)は全員特定の金融機関に口座を作る。
マロさんのアイデアには非常に重要な視点が詰まっていると思います。
それは、「スポンサーファースト(第一)」の心遣いです。口で幾ら「スポンサー様様です。」なんて言っても行動が伴わなければ意味がないですしね。
それともう一点。「金融機関」というのは、スポンサーとしておもしろいと思います。
このアイデアは「本文投稿」に採用させて頂きます。
お楽しみに!
【マロさん アイデア有難うございます。】
>年間で100万くらいは削減できるのでは?
すごいですね。これは重要だと思います。
>棋士のコラム等の『棋士』が感じられるのが好きなんですよね。
この点、私も一緒です。将棋の本自体は何十冊と持っているのに、その内解説書は1〜2冊しかありません。私は升田幸三先生の著書が好きなのですが、現代のビジネスにも通用する言葉が満載です。
初めてきました。将棋とビジネスは結びつかないものだと思ってました。つまりお金の動きとして、新聞社→連盟(プロ棋士)、アマチュア→連盟、しかありえないと思うからです。結局儲かるのが連盟だけという現状(独占市場?)をどう変えるかのビジョンが自分には分かりません。では連盟は何を売っているのかというと、それは棋譜ですよね。莫大な価値の。これを提供できるのは連盟しかないです。どうも筆者さんの考えの全容がつかめません。具体的なモデルみたいなものは考えておられるでしょうか?