詳細は、将棋トピックスさんにまとまっていますのでそちらをご確認下さい。
独立希望 17
残留希望 36
不明 2 合計 55
以前行われた「慎重派の記者会見」では独立慎重派は13人でした。
ですから、今回の意思表明は「中間派」が多数残留サイドに流れた格好となっています。
確かに、この結果の背後には、連盟サイドの切り崩しもあったでしょう。
しかし、今回私が何より残念に思うのは、結局ここまで一度も、独立準備委員会より「独立後の展望が公式に発表されなかった」ことです。
もちろん、ここでいう「独立後の展望」は「確固たる数字の裏づけのついたもの」です。
この発表がなかっただけに、結局「感情論」の闘いになってしまった感があります。
つまり、連盟サイドと委員会サイドのどちらの「戦略プラン」の方が優れているかという「戦略プラン上の優劣を争う闘い」に全くなりませんでした。
この結果、皮肉なことに大きな課題を残すことになったと思います。
それは言うまでもなく、「今後のプランは一体どうなの?」です。
確かに今回は残留派が多数を占めました。
しかし、仮に残留したとしても、今後のプランは現状「???」なわけです。
今後の待遇が「上がるのか」「現状維持なのか」それとも「下がるのか」すら未知です。
結局、今回の争いは、「どちらの方がより魅力的か」という前向きな選択ではなく、「どちらの方がより信用できないか」という極めて後ろ向きな選択になってしまったように思います。
さて、17人の独立希望者が今後どうするのかは現時点では不明です。
今後も引き続き独立の準備を進める可能性も残っています。
その場合どうすべきか、ですが、やはり戦略プランを詰めるべきでしょう。
結局、「なぜ女流独立か?」
といえば、「それが将棋界活性化に繋がるから。」でしょう。
ならば、「将棋界活性化に繋がる独立プラン」を発表して、今度こそプランの中身で勝負してもらいたいと思います。
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