2011年02月

2011年02月08日

ea08b7b8.jpg6日開催された別府大分毎日マラソンで、生月町出身の望月千幸選手が見事優勝し初代女王に輝きました 

おめでとうございます




画像・以下 毎日JPより

別府大分毎日マラソン:望月千幸選手、二人三脚で「初代女王」
 ◇引退後に復帰、優勝経験あるコーチが支え
 二人三脚で栄冠をつかみ取った--。30年ぶりに女性に門戸を開いた6日の第60回記念別府大分毎日マラソン大会(毎日新聞社など主催)は、126人の女性ランナーが湾岸ロードを駆け抜けた。頂点に立ったのは大分市のキヤノンアスリートクラブ(AC)九州所属の望月千幸(ちゆき)選手(24)。一度はあきらめた陸上競技への思いを別大優勝経験のあるコーチが支えた。【徳野仁子】

 望月さんは長崎県平戸市出身。県立松浦高、ヤマダ電機と陸上を続けたが、08年夏、「記録が出せない」と限界を感じて帰郷。一時は体重が約10キロも増えた。しかし、次第に陸上への思いが再燃。高校の恩師の紹介で入ったキヤノンACで、清水昭コーチ(34)と出会った。

 清水さんは98年、初出場した別大で2時間9分11秒で優勝。一躍脚光を浴びたが、その後伸び悩み、08年には所属チームが廃部の憂き目に。だが、栄光と挫折を知る清水さんの言葉は望月さんの胸に響いた。「自分がどう考え、行動するかで決まる」。別大出場決定後は2人で一日に40~50キロ走り込んだ。

 6日の本番。清水さんがペースメーカーとなり、序盤から首位に。ところが37キロ過ぎで清水さんが突然リタイア。「望月にエネルギーを送っていたらバテた」。突然のアクシデントだったが、望月さんはめげず、自己記録を約5分も更新する2時間39分57秒でフィニッシュ。女性が参加した第28~30回大会は女性選手の順位をつけていなかったため「初代女性王者」に輝いた。

 フィニッシュの大分市営陸上競技場。「ごめんな」と苦笑する清水さんと握手した望月さんは「記録が残るのはうれしい。オリンピック出場の夢に近づきたい」と飛躍を誓った。

(20:12)