2005年03月11日17:33

第22回『ひとつぼ展』グランプリ(写真)受賞者個展 元木みゆき「学籍番号011145」

元木みゆき写真展
 昨年度の「ひとつぼ展」グランプリ受賞者による写真展。

 元木みゆきは東京造形大の学生。学生生活をデジカメで縦横無尽に撮影したシリーズ。「今年の春卒業」とプロフィールにうたわれているせいもあって、ちょっぴり切ない「スクールデイズ」的なセンチな気分もないわけではない。今も昔も、大学生は楽しそうだ。

 が、それよりも、カメラが羽虫のように飛び回る奇想天外なカメラアングルが面白い。小型デジカメならではの、自由さ。

 デジカメ、大胆なアングル、ということで、即座に永沼敦子の作品を連想した。たしか、二人の師匠は小林のりおだったはず。とはいえ、誰に似ているかは大した問題ではない。というのは永沼敦子の写真にも共通する、アノニマス性というか、反作家性のようなものがこの写真展の面白さだと思ったからだ。

 では、元木みゆきという名前の写真家はどこにいるのか? 

 会場でDeclinaison Vol.7「Motoki Miyuki Special」を入手できた。美術評論家の大嶋浩さん(WEBサイトDeclinaison Web Media主宰)が編集発行人を務める大判のフリーペーパー。元木みゆきの「空にダンス」というシリーズが印象に残った。確かに才能ある写真家だということがよくわかる。

 しかし、才能があるということと、写真家としてのインパクトがあるかどうかはまた別の話。元木みゆきの今後の作品に期待したい。

*個人的には高梨豊さんの授業風景が写り込んでいたことに注目。お元気そうで何よりです。

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