こんにちは〜
度肝を抜かせるこれでもかってくらいな大きな声を発したのです。
すかあふぇいすの心の叫び:『ちょ、ちょっとまってくださいませんか、ちびっ子悪魔さん』
すかあふぇいすの心の叫び:『も、物事には限度と言うものがございまして・・・』
教室にいる人全員の刺さるような視線がちびっ子悪魔に向けられました。
そして、あまりにも大きな声にびっくりした先生が一歩たじろぐのを僕は見逃しませんでした。
それでも構わずちびっ子悪魔は2、3歩前に出てもう一度深々とお辞儀と共に
こんにちは〜
すかあふぇいすの心の叫び:『た、たのみます。や、やめてくださ〜い・・・ひえぇ〜』
と、慌てて娘を自分の席に連れ戻しました。
すると、先生が、
先生:「げ、げんきだねぇ〜」
先生:「では、お名前を呼ぶから、呼んだら元気な声で返事をしてから、先生のところに来てね。」
先生:「佐藤ともみちゃん」
は〜い
先生:「鈴木だいちくん」
は〜い
他の子供が名前を呼ばれている間、わが娘が急に身構えたのを、僕は見逃しませんでした。
先生:「安藤ゆうこちゃん」
は〜い
先生:「木村たくやくん」
は〜い
先生:「ちびっ子悪魔ちゃん」
は〜い
我が娘は受験会場に響き渡る壮絶な大声で短い手を大きく振り上げて立派に先生の所に向かいました。
そして、隣にいた女の子の手を握り笑顔をみんなに振り撒いているのです。
それを見て僕は「受かった!」と思うと同時にちょっとした罪悪感を覚えました。
ここ数ヶ月、3歳になったばかりの娘の顔を見るや否や
「今日は何を食べたの?」だの
「休みの日は家族で何してるんだっけ?」だの
「幼稚園にはどうやって行くんだっけ?」だの
「先生の言う事を聞くんだよ」だの
「元気に挨拶するんだよ」だの
「大きな声を出すんだよ」だの。。。
きっと娘は分かっていたのです。
受験だと言う事は分からなくても、今日は大切な日だと言う事だけは理解していたのです。
だから、あんなに大きな声を出し、元気に返事をしたのです。
顔は人一倍大っきぃけれど、ちっちゃな脳ミソで娘は一生懸命考えていたのです。
きっと娘は大丈夫。
娘の実技テストは安心です。
今度は僕達夫婦の番。
絶対僕達夫婦がミスってはいけないのです。
その旨を伝えようと、妻を見ると。。。
だ、ダメだ。
違う人になっちゃってる。
10歳以上老けちゃってる。
すかあふぇいす:『はい、鼻から息吸ってぇ〜口から吐いてぇ〜』
妻:「う、うん。」
手の平をビショビショに濡らし、ガタガタ震えている妻を何とかしようとしていると、
先生が筆記試験の用紙を持って来ました。
シーンとした教室で「始め!」と同時に答案用紙を食い入るように見るお受験戦士達。
僕も集中開始!
設問7門
大体の記述する文字数を想像し、時間を2分・3分・2分・1分・3分・2分・2分で配分して、さぁ開始!
仕事柄、何でもかんでもほとんどPCな僕は文字を手で書く習慣がありません。
漢字が頭から出て来ないわ、字を書くのは遅いわ、で、終了時間ギリギリで終了。
ふと妻の答案用紙に目をやると、結構びっしり書いてあります。
よしよしと次は園長面接です。
この園長面接でまたもや、わが妻がやってくれました。。。
Posted by scarfacesky at 22:47│
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