面接は入る時から出る時までが儀式であり、その儀式を妻に説明しても、ほげほげほげっと上の空。
歩くときも右手と右足が同時に出る始末。
仕方が無いので、僕が全てをやりました。
妻の荷物を持って面接室に入った夫婦はきっと僕達夫婦だけでしょう。。。
面接で聞かれる内容は殆どリサーチ済み。
僕に聞かれれば何でも立派に答えられる自信はありました。
心の中で「僕にふれ!僕にふれ!ぜったい妻にふるな!」と呪文を唱えておりましたが。。。
園長:「お母様に質問いたします。」
園長:「幼稚園を見学に来た感想をお話ください」
げっ、き、きたぁ〜
が、頑張れ妻よ!ああ神様ぁ〜
と不安な僕をよそに、ちょこっと棒読み感はあるものの、妻は一語一句間違えずに喋り出しました。
すかあふぇいすの心の叫び:『おっいいぞいいぞ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『よし、園長!ここで僕に志望理由を聞きなさい!』
すかあふぇいすの心の叫び:『ビシっと決めるぜ!』
園長:「では、お父様にお聞きします。」
すかあふぇいすの心の叫び:『よし、志望動機、志望理由、こい!』
園長:「娘さんのお名前と生年月日をおっしゃって下さい。」
すかあふぇいすの心の叫び:『・・・・・・・・』
な、なんじゃそりゃぁ〜
なのに
園長:「では、お母様にお聞きします。」
園長:「この園の特色は何だと思いますか?」
すかあふぇいすの心の叫び:『お、おい!それは僕に聞けっちゅうの!僕に』
妻:「はい、この園の特色は・・・・だと存じ上げております。」
妻:「ですから、娘には・・・・してあげたいものだとわたくしは考えております。」
すかあふぇいすの心の叫び:『やるじゃん、わが妻よ!100点満点バッチリだ!練習の時より上手だぞ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『よし、ここで教育目標の感想を出せ園長!ズバッと決めるゼ!!』
園長:「では、お父様にお聞きします。」
すかあふぇいすの心の叫び:『よしこい、教育目標!7つの教育目標をビシッと決めて我が家の想いをぶちまけるぜ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『フフフフ、見てろ妻よ!夫のかっちょいいとこ見せちゃうゼ!!』
園長:「通園経路をお聞かせ下さい。」
すかあふぇいすの心の叫び:『・・・・・・・・』
お、おい!!
そうだった。。。
この園の特色は母親重視だった。。。
父親はどうでもいいって事か?
それにしても通園経路って。。。
娘だって答えられるぞ!
夫は3歳児でいいってか?
そして、妻に追い討ちを掛けるように、園長が変化球を投げたのです!
園長:「最後にお母様にお聞きいたします。」
園長:「お母様の得意なお料理は何でしょうか?」
すかあふぇいすの心の叫び:『げっ聞いてない聞いてない聞いてないよぉ〜過去問題にも無かったぞ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『これは虎の巻に書いてないぞ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『どう出る妻よ!』
そこで、虎の巻から全て丸暗記の妻を見ると案の定
違う人になってる。。。
目が泳いでる。。。
ま、まずい
妻:「と、得意な料理で、ご、ございますか・・・」
その沈黙が僕には2、3時間に感じました。
すかあふぇいすの心の叫び:『カレーライスにしろ、いや、ハンバーグ、チャーハンでもいいぞ』
すかあふぇいすの心の叫び:『それなら僕がフォロー出来る。』
すかあふぇいすの心の叫び:『お父さま、お味はどうですか?と必ずくる!』
すかあふぇいすの心の叫び:『そうすれば、素晴らしいエピソード付きの返答が出来るゾ!』
すかあふぇいすの心の叫び:『言え!妻よ!ハンバーグだ!チャーハンだ!』
妻:「・・・・・・・・」
妻:「・・・・・・・・」
妻:「・・・・・・・・」
沈黙に耐え切れなくなった僕が「ハンバーグがおいいしいです」とフォローをしようとしたその瞬間!
妻:「つくだにです。」
すかあふぇいすの心の叫び:『は?』
すかあふぇいすの心の叫び:『つぅ・くぅ・だぁ・にぃ?』
すかあふぇいすの心の叫び:『つくだにって佃煮?あのイナゴとかのやつ?』
園長:「佃煮ですか?」
園長:「何で作るのでしょうか?」
園長も不信に思ったのか?興味を持ったのか?何故かつっこみました。
妻:「こおなごです。」
すかあふぇいすの心の叫び:『なにそれ?』
すかあふぇいすの心の叫び:『知らねぇっちゅうの!』
すかあふぇいすの心の叫び:『佃煮なんて出した事ねぇだろぉ〜おい!』
すかあふぇいすの心の叫び:『こおなごって何だよ?こおろぎか何かか?』
園長:「お父様、お味はどうですか?」
すかあふぇいすの心の叫び:『げっ』
すかあふぇいす:『は、はい。た、大変おいしゅうございます。』
すかあふぇいすの心の叫び:『あれ?こおろぎって食えるんだっけ?』
すかあふぇいすの心の叫び:『だ、だいじょうぶか?おい!おいしいなんて言って。。。』
園長:「そうですか。以上です。お疲れ様でした。」
すかあふぇいすの心の叫び:『・・・・・・・・』
とまぁ、こんな感じで終わったお受験。
ほんっとやっとこさっとこ終わりました。
ほんっと大変だった。
でも、やるだけの事はやりました。
妻も上出来!
サプライズはあったものの、100点満点です。
娘の実技テストは見る事が出来ませんが、娘もきっと100点満点でしょう。
僕がいなくても良かったようです。
全てが終了した後、僕は何故か落ちる気がしませんでした。
だって、家族全員でこれだけ努力したのだから。。。
ついしん
妻と娘の努力の結果、第一志望の幼稚園にご縁を頂きました。
これで我が家のお受験奮闘が無事、終了いたしました。