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こんばんは。ご存知、みよしです。
ここ2、3日で普段のバラエティも流れるようになりましたね。
久しぶりに、オードリーや鳥居みゆきを地上波で見た気がします。
被害の状態は変わらず、むしろ悪くなっていますが
「笑い」による「希望」の力を信じています。癒される画像2枚。
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(オードリーや鳥居さんは吉本じゃないけれど)
吉本興業からの、このメッセージに感動しました。
 「東北地方太平洋沖地震」に関する弊社の思いと取り組みについて
http://yoshimotonews.laff.jp/news/2011/03/post-7697.html 

節電のヤシマ作戦に続き、買い占め防止にウエシマ作戦も開始されたらしい。
ウエシマ作戦は「どうぞどうぞ」と物資を譲り合う作戦です。
千円札の鶴を飛ばす(募金する)大人の折り鶴も応援しています。
まだまだ物資も足りないですし、不安な状態が続いています。
この混乱のなか、正しい情報を丁寧に伝えてくれる人や
しっかり前を向いている人は本当に凄いと思います。

関連して、地震から3日が過ぎて救出されたおじいちゃんの動画が、凄い。
救出された後1:00過ぎくらい。笑顔で「また再建しましょう」!
あと、改めて、やなせたかし先生はやっぱり凄い。
「アンパンマンのマーチ」は、いつ聞いても元気が出ます。
 
 

去年の11月「ぜんぶ!やなせたかし!」展を見に行って
やなせ先生の生涯現役具合というか、
いつでも楽しく作品を生み出す姿に、感動しました。
元気なおじいちゃんという、その印象がずっとあって
図書館でたまたま著作を見つけ、思わず一気読み。
人生なんて夢だけど人生なんて夢だけど
著者:やなせ たかし
販売元:フレーベル館
(2005-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
あらすじ(Amazonより引用)
あるときは漫画家、またあるときは絵本作家、シナリオライター、
デザイナー、作詞家、作曲家、歌手、編集者等々、
マルチクリエイター・やなせたかしの86年の人生が、
そのまま戦後文化史となっている。

感想
「僕はもう老い先短いので」なんて言うやなせ先生ですが
発刊当時の86歳は目じゃなく、今年の2月6日で満92歳とのこと。
今もバリバリ仕事をされて、イベントもこなされています。

やなせ先生の魅力は、その飄々としたキャラクターかもしれません。
声を掛けられれば「これも天命」とどんな仕事も引き受け、
奥さんと死別した後、嘘の花嫁と架空結婚式を4度も開催。
自分が主役のパーティーでさえ、自分で考えた企画を演出し、
音響も美術もして、かつ大成功させてしまうエンターテイナー。

色んなエピソードを知れば知るほどに、やなせ先生は親しみやすく
アンパンマン以上に会ってみたいと思わされます。
文体も砕けていて読みやすく、楽しい話ばかり。
架空結婚式のエピソードが特に好きで、
こういう遊び心のある大人になりたいなーと思いました。

「人生なんて夢だけど」というタイトルは、
最初「虚しいこと言うなあ」と思ったんですが、
実際の意味はむしろポジティブで、
「人生なんて夢だけど、見るなら楽しい夢が良い」ということ。
引用
一日一日は楽しい方がいい。たとえ十種の病気持ちでも運は天に任せて、
できる限りお洒落もして、この人生を楽しみたい。
人生の楽しみの中で最大最高のものは、やはり人を喜ばせることでしょう。
すべての芸術、すべての文化は人を喜ばせたいということが原点で、
喜ばせごっこをしながら原則的には愛別離苦、
さよならだけの寂しげな人生をごまかしながら生きているんですね。