科学サークル大黒屋

三重県理科の教科研究や地域での科学ボランティアを行うサークルです。科学教育協議会会員が中心となって会を運営しています。教科研究、実験工作交換会、理科の出張授業、地域工作教室など「何でもやってみよう」の精神で活動しています。現在大黒屋は県生涯学習センターなど各地公民館でサイエンス講座をしています。ホームページはここ! http://www.mecha.ne.jp/~hitoshijin/ 質問,連絡は sci.daikokuya■gmail.com まで(メールの際は■を@に置き換えてください)

2013年05月

科学サークル大黒屋5月例会報告

参加者は久しぶりに10名を越えて大変盛況な例会となりました。
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<鶴さんの科学おもちゃ>
1、タービンで発電
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2.空気鉄砲
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3.ヘロンの空気エンジン
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4.モビール遊び
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5.やじろべい
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6.磁石遊びきつつき君
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6.河童の音(声)?
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6.灯油ポンプを使って水鉄砲
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7.段差を乗り越えるブルトーザー
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8.掛け算割り算をビー玉で
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9.回転が止まって見えるぱらぱらスコープ
10.がりがり飛行機・ヘリコプター
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11.足し算・引き算計算尺
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12.リング磁石の海賊君
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13.色の展開
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<赤嶺さんのしだ植物の展開>
1.しだ植物の特徴、優位性、適性など植物の進化と植物の多様な生きる力をテーマにお話いただきました。
とても中身の濃い講座で物理・化学の先生方も大いに新たな発見をさせていただきました。
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2.また実験は「アオミドロ」の顕微鏡観察でした。
接合子1s

一般に生物は、環境条件の良い時は、無性生殖を行い、環境条件が悪化すると有性生殖を行います。
ですから接合を見ようと思えば、ちょっとアオミドロにとって悪条件になっているようなものを選んで顕微鏡で観察することです。
接合子4s

これは無性生殖と有性生殖の意義を考える上でとても興味深い観察です。先日、金生水で採取したアオミドロを観察したところ、この接合子が沢山観察出来ました。
今回は、アオミドロの美しい螺旋の葉緑体と接合子の様子を顕微鏡で観察しました。
接合子拡大3s
アオミドロ2s

<加藤さんの出前授業の報告>
1.電池の科学館
2.酸とアルカリ
3.手回し発電とLED
4.太陽電池と電気回路
5.実験器具紹介
さびてない銅版の色
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小さな太陽電池でLEDが点灯(起電力が高い)
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簡易クント管
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ゼリーが電池になる
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<小池さんの楽器紹介>
鼻息でベートーベンの第九を演奏。共鳴箱が口に中なのに不思議な感じを覚える楽器でした。
1.鼻楽器
鼻楽器6

2.箱楽器

<伊藤さんの実験器具紹介>
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1.エアーバズーカ(巨大空気砲)
スモークマシンを購入しての実演でした。巨大ドーナツ煙が教室の端まで届いてローソクの炎が吹き飛びました。
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2.ブラジルの楽器「クイーカ」をつくろう
簡単で手軽に作れて手軽に音が出る楽しい楽器でした。
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3.ゴミ箱で空気砲
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<奥山さんのSCT報告>

<夏のカキョウキョウ大会の説明>

<「理科教室」紹介と購読のお願い>

<ケーブルテレビと取材について相談>

すずかゆめ工房・桜島小学校・「ヘロンのエンジン」・5/27



鈴鹿ゆめ工房による科学出前講座です。
桜島小学校の科学部のみなさん20名を対象に行いました。
テーマは、古代ギリシャの数学者が考えた「ヘロンのエンジン」でした。
古代の数学者が考えたものを現代の子どもたちに再現してもらい、
そこに横たわる科学の原理を学んでもらおうと、”科学工作おじさん・鶴田”のアイデア作品です。

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参考:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%90%83

今回は小学生高学年で所要時間40分という制限された工作なので、
ストローとプリンカップを使って、口から吹き出した空気を使ってカップの細いノズルから噴出す空気の「反動力」を使ってカップが回転するというものです。

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ストローの一端を空気が漏れないようにボンドでとめます。
次にプリンカップに空気を送れるように、ストローに穴を開け、
プリンカップを工作用紙で閉じます。
プリンカップ二箇所から出ている空気排出穴にストローで作った細いノズルを接着して完成!

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空気漏れが生じてうまく回転しなかった子もいましたが、
軽やかに回転するプリンカップで子どもたちは大はしゃぎでした。

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当日地元ケーブルTV・CNSから「鈴鹿のサークル紹介」ということで
「科学サークル大黒屋」の活動が取材されました。
番組放送は
「コーナー サークルバスケット」
7月10日から12日まで
放送時間は
10日:18:00 22:00 24:00
11日:9:00 12:00 18:00 22:00 24:00
12日:9:00 12:00

インターネットから
ヘロンの蒸気機関が高額で販売されていました。
参考:
http://www.e-khp.com/heron.htm

「楽しいサイエンスラボ」カメラ原理工作・実験5/19

NPO法人 こどもパレットさんから依頼を受け、科学サークル大黒屋が今年度10回シリーズで講座を担当することになりました。
第一回は5月19日(日)
大安中央自動センターにて開催されました。
テーマは
「ゾウはさかさまだゾウ」(カメラ原理工作・実験)です。

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まず簡単なカメラの工作でした。
うち箱とそと箱がうまくはまること、トレース紙が上手に貼り付けられることが工作の重要ポイントでした。
5年生の参加が多くって、工作は順調に進み、出来上がったカメラでミッキーマウスを覗いてみてびっくり、
「さかさまやん」「なぜー」でした。
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工作が終わって、遠くのものや近くのものを見て、ピントを合わせる操作をしてもらいました。
そこで「質問コーナー」です。

見える像の形を選んだり、遠くの景色を見るにはどちらに動かせばいいのか、
レンズの形はどのようなものなのか・・
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質問用紙に観察結果を記入していきます。
お母さんと一緒に悩みながら、子どもたちは真剣でした。

最後は光の基本的な性質を学ぶ実験でした。
光がまっすぐ進むこと、光は横からみえないことをレーザーで確かめます。
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大きなビー玉にレーザー光線三本を当てると、・・
あら不思議!
きれいに一点で交わりました。
5年生は
「わかった、わかった!」「これって虫眼鏡で太陽を集めて黒い紙を焦がしたよな」
「そうそう靴下が焦げてしまったよ」
「あの時と同じだ」

三本の光線が、ビー玉を通過して一点で交わる実験にお母さん方も大喜び。
「自分は理科が苦手やったから・・」
「楽しかった」
「次回も親が参加していいですよね、楽しみにしてます」

お母さんが楽しめば、きっと子どもたちにもその感動は伝わることでしょう!

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最後にまとめを簡単にして、1時間半の講座はとても楽しく有意義に終わることができました。

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次回の講座は6月16日、加藤さん担当で「電磁石モーター」です。

鈴鹿プラネタリウム「天体観望会1」5月18日/19:00

鈴鹿プラネタリウム「天体観望会」が年6回行われています。
今年度から伊藤がお手伝いに入ることになりました。
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少し雲が出てきて、観測に支障が出るかと思われましたが、
予定通り、午後7時から星座の説明が始まりまして、
屋上で望遠鏡をセットしていた7人の方が
「今がチャンスかも?」
ということで7時30分過ぎから屋上で観測が始まりました。

雲がやってきては流れ去っていくという条件の下、
約90名弱の子どもと大人たちが各望遠鏡にならんで観察しました。

お月様も土星も時折見せる”晴れ姿”にどの観測者も
「すごーい」「土星のリングがきれいに見えた」
「お月さんは明るい」「でこぼこまできれいに見えた」
「小さいけど土星のリングに感動した」
などなど

夜の9時まで観察会が続きました。

次回観望会は6月15日です。
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