概要

 小型BLEビーコンMamorioの電池交換を行い、動作することを確認した。


背景と目的

 私の手元には、小型BLEビーコンMamorio(Mamorio社製)があるが、半年以上前に入手したため、電池が切れてしまった。せっかくのビーコンが電池切れで使い捨てはちょっともったいない気がするので、本来電池交換をするものではないが、敢えて電池交換をして復活できるか試す。


詳細

1.筐体をこじ開ける

 Mamorioは、厚さ3mm程度の非常に小さなプラスチックケースの筐体である。Mamorio社は世界最小を謳っている。電池交換には、これをこじ開ける必要がある。ケースは、上面(黒)と底面(白)に分かれているので、その分かれ目あたりに細いものを突っ込めば開きそう。

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図1.1 Mamorioの外観

 ということで、きれいに元に戻らなくてもいいという前提で、写真の左側の小穴付近から上面と底面の境目にニッパの先端を突き刺したところ、図1.2のように、開いてくれた。それほど苦労しなかった。ただ、気を付けないと手が滑って怪我するので慎重にやったほうがよい。

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図1.2 こじ開けた様子

2.電池交換
2.1 電池を取り外す

 電池は、基板から出た板状の電極と接着されている。これも、無理やりマイナスドライバー等を隙間に差し、引き剥がしたところ、うまく剥がせた。はがした様子が図2.11。

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2.11 電池を取り外した様子

2.2 新しい電池を装着

 電池は、CR1616型。なので、同じタイプを用意し、電極に接触させたところ、ビーコン信号が復活した。というわけで、電池交換はできるということだ。(当たり前だが、重要なこと)
そして、マイナス端子側の電極は、ボタン電池の淵のプラス端子側と接触の恐れがあるので、接触しそうな部分にテープを貼って絶縁。それをケースに戻したのが、図2.2。

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図2.2 新しい電池を装着

2.3 筐体を戻す

 図2.2の状態で上面のふたをして、全体をテープでぐるぐる巻きにしたのが図2.3。見た目がいまいちではあるが、元に戻せない前提でやっているのでこれでよい。

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図2.3 テープでぐるぐる巻き

3.動作確認

 図2.3の状態で、信号を観測したのが図3。Nonameというやつがそれ。いままで通りちゃんと信号が出ているので、接触の安定性は少し様子をみる必要があるが、とりあえずは復活させられるということだ。

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図3 LightBlue(iPhoneアプリ)で確認した様子


まとめと今後の課題

 小型ビーコンMamorioの電池交換を行い、復活したことを確認できた。しばらく使って様子を見る。