中年とオブジェ

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萩原義弘展 「窓」








写真家萩原義弘の個展「窓」を銀座一丁目の奥野ビルにあるギャラリーNayutaで観た。目黒区美術館の「炭鉱展」で知己を得て以来、その炭鉱や鉱山を追いかけた作品に惹かれている。

今回は九州の炭鉱や、冬の炭鉱で撮影したSNOWYシリーズの中から「窓」をテーマにセレクトした展示になっている。小さなギャラリースペースに合わせ、従来の個展では見られなかった正方形の小さな額装の作品も多数。


炭鉱といえば、世界遺産・観光上陸などで長崎の軍艦島(端島)が注目を集めている。私自身が初めて炭鉱の跡地を旅したのは1987年。九州縦断旅行の中で出会った筑豊長崎での炭鉱体験が始まりだった。今回の萩原の個展でも取り上げられている長崎の崎戸高島の光景のインパクトは忘れられない。炭鉱の島に佇立する無人のコンクリートの団地群。部屋の窓からは海と空が見えた。



崎戸(Taka撮影)


萩原が団地の窓枠越しに切り取った海の光景の中には、一見すると杉本博司の「海景」シリーズを連想させるようなものもある。杉本の「海景」は世界各地の海を、どこと特定できないような水平線と空だけの形象で切り取りシリーズ化したもの。そのコンセプチュアルな作品に対し、萩原の切り取った海には炭鉱跡地の団地の窓という固有の場所の記憶が重ねられている。

そこには、モノクロームの諧調と構図の意思が提示する光と影の表現があり、現在は解体により消失した団地の姿を伝えるという、記憶装置としての写真表現がある。そして、この窓からの光景を目にしたとき、かつてこの場所に暮らした人々の営みが想起されるのである。

北海道など、雪の廃鉱を撮影した萩原のSNOWYシリーズは、積雪により自然に生まれた光景を記録したもの。窓から吹き込んだ雪の堆積や、窓からの明かりの生み出す雪の陰影など、今回の個展の「窓」というテーマにより、ことさら抽象的な美を感じさせる作品群となっている。

写真家佐藤時啓は、北海道の夕張の炭鉱遺構にペンライトによる長時間露光の光跡を重ねた作品を撮影している。佐藤の計算された操作を介した制作方法に比して、萩原はあくまで現場に一切手を加えないで対象を記録する方法をとる。

杉本や佐藤の仕事からすると、萩原は「旧い」タイプの写真家だともいえよう。しかしその表現の根底には「記録」という写真の持ちうる重要な機能へのこだわりが感じられるのである。だからこそ彼は炭鉱や鉱山という、取り換え可能ではない固有の場所で制作を続けているのだろう。


萩原さんと、CDジャケットに萩原作品を使ったトマソンズの二人

鉄〇2〇号





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トマソンズCDリリース記念Live

















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「船頭多くして舟、空を飛ぶ!」


2018年1月20日(土)
横浜JAZZ FIRST

撮影:異空間亭写落

路上のアッサンブラージュ





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