中年とオブジェ

美術館・街で見かけたオブジェ 旅先で手に入れたオブジェ オブジェの視点で世の中を楽しむ中年の日常。

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Spilits Rejoice 2018 トマソンズの夏休み





8月最後の週末、トマソンズの二人は伊豆の南端、下田に車を走らせた。サックス類にチェロ、録音機材など満載して今年が2回目の参加になるSpilits Rejoice 2018へと向かったのだ。フリージャズのゴッドファーザー庄田次郎さんの呼びかけで毎年夏に開催されるこのイベント。各地から腕あり、癖あり、訳ありの即興演奏家・ダンサー・舞踏家・パフォーマー・アーティストたちが集まってくる。

わがトマソンズは前夜から下田入りしてささやかな夏旅も満喫した。居酒屋めし・地元ラーメン屋と流れて庄田さんのジャズ喫茶チェシャーキャットで前夜の宴。ホテルに戻ったがこころ騒ぎ夜半まで開いていたソウルバー土佐屋で飲んで締めた。伊豆らしいなまこ壁の民家を改修したユニークなバーだ。






翌朝は静かな浜辺沿いの喫茶店つぼやでのんびりモーニング。ネルドリップのコーヒーがおいしい。昼前にいよいよ会場の下田文化会館に到着し、ゆるゆるとコンサートの準備を手伝う。誰が来るのか、参加メンバーは当日にならないとよくわからない自由な集まり。昨年初参加して知り合った顔もあり、はじめましての人もあり。




午後3時、Spilits Rejoice 2018 が開幕した。今年でなんと第39回目。この起伏に富み、混沌と秩序がぶつかり合い、個人の意志と集団の無意識が均衡する集団即興の世界。言葉よりも動画で感じていただきたい。まずはアップロードの終った第1部のフリーセッションを2パート!






真夏の夜の浄土 at 西方寺


photo by Yoko Arisaka

真夏の夜の浄土 at 西方寺が終わった。

8月19日の日曜日の夕刻、秋の気配を感じさせる天候に恵まれ「真夏の夜の浄土」は開幕した。正門前の本堂受付から墓所の中を貫く長い石畳を進むと、異形のコンクリート構造物。
洋風のパラソルの下で缶ビールと白ワインが氷で冷やされ「祭」のように供された。


photo by Yoko Arisaka

蝉しぐれのなか、トマソンズ+1の即興演奏がスタート。その背後でどこからともなく白塗りの異装の男女が現れ墓地を徘徊している。そして、観客を異界へといざなうべく身体表現と即興演奏の激しいぶつかり合いがはじまった。

麿赤児の流れをくむ舞踏家二人のユニット「舞踏派ZERO↗」と、ベーシストひだまなぶをゲストに迎えた「トマソンズ+1」の初のコラボレーション。ステージは、巣鴨のお寺の納骨堂の建築現場。コンクリートむき出しの、現代建築が形成されつつある空間だ。

この突拍子もないイベント。この寺でクラシックコンサートをプロデュースしている知人から、ご住職を紹介されたのがご縁だった。得難いチャンスに、トマソンズの枠を超えた企画にしたくて、最近知己を得た舞踏派ZERO↗のお二人に共演をオファーした。舞踏家筆宝ふみえさんを現場の下見にお連れしたとき、この空間を歩き回った彼女は本気になった。

トマソンズにとっては、すべてを自主運営する初の試み。試行錯誤しながら打合せ・リハーサルを重ね夏の終わりがやってきた。




舞踏派ZERO↗は武闘派。肉体がねじれ、躍動し、ひび割れた地面から土けむりを巻き上げ旋回する。トマソンズ+1はもはや伴奏者ではない。時に舞踏の動きにカウンターを浴びせ、好き勝手に音と戯れ、瞬間の音を模索する。


photo by Junji Fuugetsu

踊り手が黄金に輝く異人に変貌し、炎を灯した剣で舞いはじめた最終章、50人に迫る観客からは言葉にならない声が聴こえるようだった。


photo by Junji Fuugetsu



金色のふたりが階上の世界に消え去り、パフォーマンスは終幕した。トマソンズ史上、最もユニークで、刺激的な公演であった。しかし、私たちはこのまま浄土へと招来されるのではなく、どこまでも此岸と彼岸との往還を繰り返す運動体でありたいと思う。

観客の皆さんへ、共演者たちへ、スタッフの皆さんへ、西方寺ご住職へ、この企画を心に留めてくださった方々へ、深い感謝をお伝えします。

極細階段





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フランス革命





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プロフィール

テツ

「中年とオブジェ」とは赤瀬川原平の名著「少年とオブジェ」へのオマージュである。美術、オブジェ収集、エリック・ドルフィーを愛好する。

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