ヴァンガード
福よしのある魚町から南町まで夜の港を見ながら歩いていく。森進一の「港町ブルース」がセンサーで流れ始める歌碑があった。

♪みーなーとー 宮古 釜石 気仙沼〜

演歌のあとはJAZZ喫茶だ。薄暗い「ヴァンガード」の店内に入る。ライブもたまにやる割と広い店内にはピアノもある。アイスコーヒーを飲むと、酒と魚で限界に達した体が生き返るようだ。ジターバグ・ワルツを吹くバスクラが響く。思わずマスターに「誰ですか」と尋ねると竹内直のライブ盤だった。煙草のヤニで飴色に変色した店内。常連客がカウンターでコーヒーを飲んでいるが、マスターは言葉少な。時間の止まってしまったような古ぼけた店だった。