2005年10月20日
老舗琉球料理みやらび
創業昭和28年という老舗沖縄居酒屋「みやらび」に入った。ビルの地下で店内もリニューアルされて清潔。同じ池袋の「おもろ」のような風情はない。壁には店の歴史を物語る色紙がズラリ。女将さんに聞いてみると、壇一雄・江戸川乱歩・河合玉堂・山下清から滝田ゆう等すごい顔ぶれだ。
山下清は2枚あって蜂の絵とあやめの絵。平日の開店早々ほかに客はいなくて、女将さんにいろいろ料理の話をうかがった。女将さんは岡本太郎のファンだそうで、「沖縄文化論」はもちろんのこと「今日の芸術」が出た時には夢中で読んだという。店内のステージでは月・水・金に琉球舞踊も見られるそうだ。メニューには東京の沖縄居酒屋ではめずらしい品も多く、ちょっとお高いが味は確かだった。
琉球料理みやらび
ビールはオリオンの生が飲める。生はめずらしいのでおかわりしてしまった。宮廷料理のみぬだるは初めて食べた。豚ロースを胡麻ダレに漬け込み黒胡麻をまぶし蒸し上げたあと、あぶって仕上げるという手の込んだ料理だ。あっさりと上品な味付け。田芋(たーむ)をマッシュポテト状にしたドゥルワカシーは薄紫色で、独特の甘みがある。里芋や八頭ではこの味は出せず、沖縄から田芋を取り寄せているそうだ。締めに食べた沖縄ソバは澄んだ出汁が旨くスープを飲み干し完食。ラフテー、ちゃんぷるーも自慢のメニューだそうで是非食べにきたいと思わせた。
「おもろ」の店構えで「みやらび」の料理が食べられたなら最高なんだけどな。

