2008年02月12日

原広司の十日町ステージ・キナーレ

中庭エントランスキナーレ外観






越後妻有アートトリエンナーレの拠点施設として2003年のトリエンナーレで完成した十日町ステージ・越後妻有交流館キナーレは、原広司の設計。十日町の駅からジェームズ・タレルの「光の館」にタクシーで向かう途中、車を待たせて軽く見学する。

原広司のいつもの細部にこだわった過剰な装飾性はなく、シンプルなモダニズムで統一されている。中央の池を囲んだ口の字型、2階建てのプランは、取り立てて特徴はないが、整然と並ぶ列柱が水面に映え美しい。

建物内部には、きもの歴史館、地元物産店、日帰り温泉「明石の湯」などの施設があるが、タクシーの運転手の話では、無機的なコンクリート造のこの温泉、あまり人気はないのだという。それでもキナーレは地元でイベントがあるときは、そのスペースを活用されているようだ。

キナーレ階段室の照明は、神奈川の国民宿舎丹沢ホームのものによく似たチープなデザインで、キナーレが簡素な設計に落ち着いたのも、不十分な予算の都合もあるように見受けられた。コンクリートとガラスで構成された地味なデザインには、原広司ならではの魅力はいまひとつだった。

そのあとコンビニでビールや翌朝の食事などを買出し、タクシーは山中に向かって走っていった。

十日町ステージ・越後妻有交流館キナーレ

schizou at 12:42│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!建築 | 新潟・富山

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