今年、8月30日から伊豆大島・新島を拠点にして第3回 アートアイランズTOKYO・国際現代美術展2013が開催される。このアートプロジェクトのプレイベントとして、現在四谷の廃校を利用したアートスペースCCAAアートプラザ・ランプ坂ギャラリーで、「航路 アートアイランズTOKYO −四谷三丁目ー」展が開催されている。

アートプロジェクトに参加する30名の作家の作品をコンパクトに紹介する機会だ。先日、即興演奏ユニット・トマソンズの相方ジョヴァンニさんの紹介で会場を訪れ、オープニングパーティーに参加させていただいた。学校の旧図工室の絵具まみれの机の上に並ぶ、作家さん手作りの料理の数々。スパムおにぎりに、おからサラダに、チリビーンズに、巨大ラードの塩漬けなどなど。作家さんと、このプロジェクトにひかれ島通いを繰り返している人たちとで、パーティーはワイワイガヤガヤ。

これは、伊豆でのプロジェクトも面白そうだ。この手作り感あふれるアートに出会えそうな島に、是非旅したくなってきた。

四谷での展示は、小学校の頃の面影を濃密に残す校舎裏手のスペースが気に入った。苔むしたコンクリート庇、つた草の這う階段。そこに展示された岩崎幸之助さんの石彫作品は、学生の時に校舎の片隅で見つけたひそやかな秘密の物体のように、自分自身の架空の記憶を楽しむような想いを湧き起こさせてくれた。


第3回 アートアイランズTOKYO・国際現代美術展2013のサイトは

http://www.art-islands-tokyo.com/index.html

四谷でのプレイベントは、6月15日(土)まで
四谷4-20 CCAAアートプラザ

http://www009.upp.so-net.ne.jp/ccaa/