下田でのSpirits Rejoice 40周年コンサートへの参加の興奮がまだ冷めぬ中、「真夏の夜のインプロ」Jammin'(都立大学駅)で開催した。

マルチ・リード奏者の私と浅原ガンジーさん。タイプの違う二人だが、この日もバスクラ同士のDuoなど、面白い瞬間が生まれた。

Margaticaさんと実験躰ムダイさんのダンス・パフォーマンスもまた異質な個性のぶつかり合いを見せ、ソロパートに、共演に、即興演奏で音を投げかけながらスリリングな時間を楽しんだ。

トマソンズのオリジナル曲の演奏では柳原たつおさんのベースに加わっていただき、いつもの調子のふたりの音に、空間的奥行きが付与されたと思う。

ドラムスの今村元信さんは全体の演奏を見据えコントロールするタイプ。丁寧なドラミングだった。


出演者のいろいろな組み合わせによるファーストセット、セカンドセットのあとの、飛び入りミュージシャンも交えてのラストセッションは、ある意味「真夏の夜のインプロ」というタイトルに最もふさわしい即興ならではの展開を見せた。

和楽器の能管とフルートの一完さんは、音の立ち上がりの際立ちと個性的で美しい響きでカラフルに飛翔し、ピアノの瀬木恭子さんは繊細かつダイナミックなプレイで、演奏に推進力と構成美を加えてくれた。ドラムスに至っては今村さんと林裕人さんともうお一人でひとつのドラムセットを分割解体し、3人が同時にプレイするという離れ業。

総勢11名の即興パフォーマンスは、抽象と具象、ピアニッシモとフォルティッシモ、破壊と調和の波の中を行き来して、エンディングを迎えた。

トマソンズの相方、ジョヴァンニ・スキアリはこの日はチェロの弦を切るにいたる熱演。チェロにピアノに、フリージャズの枠に収まらないユニークな表現を模索していた。

そして、トマソンズは9月9日(月)に国分寺のgieeでの演奏を控えている。どうぞよろしく。

マリア忌/阿部薫ナイト2019

Live Cafe giee 東京都国分寺本町2丁目3-9

19:00開場
19:30開演

入場料2000円+1drink