中年とオブジェ

美術館・街で見かけたオブジェ 旅先で手に入れたオブジェ オブジェの視点で世の中を楽しむ中年の日常。

JAZZ遍路

トマソンズ meets 林晶彦 at YOKOHAMA JAZZ FIRST




トマソンズのホームグラウンドであるジャズスポット、横浜ジャズファーストでのライブ、「MAY STORM NIGHT」が迫ってきた。

今回のトマソンズはゲストにベースの江口丈典、ドラムスの林裕人という30代の二人をむかえて演奏する。トマソンズはライブに今までにもゲストを加え、不定形な編成で即興演奏をしてきたが、今回のメンバーは昨年の新宿シアターPOOが初顔合わせで、2回目のユニットとなる。

トマソンズ+〇と名乗ってきた従来のゲストユニットと異なり
「ELECTRIC THOMASSONS」の名を冠している。

ベーシストがエレキ・ベースを弾くとか、ジョヴァンニ・スキアリがピックアップマイクでチェロをアンプにつなぐという意味を超えて、今までのトマソンズとは異なる新たな音を創りたいという意気込みの表れなのである。

私が好きなサックス奏者ジョン・ゾーンが自身のユニットに「MASADA」と「ELECTRIC MASADA」という名称を使い分けたように。


ライブのタイトル「MAY STORM NIGHT」は直訳すると「5月の嵐の夜」であるが、そもそも英語にはMAY STORMという表現は存在しない。日本で大気が不安定になる5月にちなんだ和製英語なのである。

トマソンズの音楽を私自身はジャズだと思っている。これは相方のジョヴァンニ・スキアリとは見解を異にするとこなのだけれど、いわゆるスタンダード・ナンバーを理論に基づいて演奏するオーソドックスなJAZZとは隔絶しているとはいえ、私にとっての即興演奏は「ジャズ」という言葉でしかすくい取れない衝動に支えられている。

JAZZ の世界には存在しないトマソンズ固有のジャズとでもいえばいいのだろうか。ちょうどMAY STORMという言葉のように。

そして今回のライブでは私は林晶彦というユニークなピアニスト・作曲家とも共演する。クラシック音楽を土台にして、独創的で柔軟な旋律を生み出す彼が、即興主体の演奏に挑戦する今回、私の荒くれたサックスと、ビアノの美しい響きがどのように対峙できるのか。

JAZZ ではないジャズのMAY STORM NIGHT。嵐は起こるか?

MAY STORM NIGHT
トマソンズ meets 林晶彦 at YOKOHAMA JAZZ FIRST
2019年5月19日(日)
18:30 OPEN
19:00 START
チャージ2500円+drink order
横浜ジャズファースト
横浜市中区長者町9-140 1F
ご予約・お問合せ TEL 045-251-2943


エレクトリック・トマソンズ始動!




去る11月11日の日曜日、新宿のシアターPOOトマソンズのライブでした。今回は2度目の競演となる「かつしか動物公園」とのステージ。1stセットのかつしかは7人所帯のユニークなバンド。おしゃれで泥臭くて笑えて。小劇場である会場のシアターPOOの舞台いっぱいに暴れまくる彼らは、演劇的なアプローチもみせた圧巻のパフォーマンスでした。

2ndセットはトマソンズ。ベースとドラムスをゲストに加えてテーマは「エレクトリック・トマソンズ」
エレクトリックベースの江口さんの「エレキ」ばかりでなく、ジョヴァンニ・スキアリは人生初のチェロにエフェクターを使用。アルコ奏法でディレイを取り入れました。まだ効果は未知数ですが、新たなチャレンジです。ドラムスの林さんは体もデカいが音もデカい。彼の繰り出すリズムにはパワーと自在さが共存し、知的でありながら過激な江口さんのエレベとともに、トマソンズに新たなグルーブを生み出してくれました。





最後は、トマソンズのステージにかつしか動物公園のメンバーも加わって、フルメンバーでの大セッション。ツインドラムスが炸裂しました。




では、新たに始動したエレクトリック・トマソンズの演奏を見ていただきましょう。曲は「Electlic Assenblage」。もともとは阪本テツとジョヴァンニ・スキアリのDuoによるオリジナル曲です。この新しいユニット、来年もやりたいなあ。

観客のひとり、舞踏家の筆宝ふみえさんは「まだ気が早いけど、このライブで年越しした気分」と言ってくださりました。多忙・多彩だった今年のトマソンズを締めくくるようなライブ、支えていただいたみなさんに感謝しています。




Spilits Rejoice 2018 トマソンズの夏休み





8月最後の週末、トマソンズの二人は伊豆の南端、下田に車を走らせた。サックス類にチェロ、録音機材など満載して今年が2回目の参加になるSpilits Rejoice 2018へと向かったのだ。フリージャズのゴッドファーザー庄田次郎さんの呼びかけで毎年夏に開催されるこのイベント。各地から腕あり、癖あり、訳ありの即興演奏家・ダンサー・舞踏家・パフォーマー・アーティストたちが集まってくる。

わがトマソンズは前夜から下田入りしてささやかな夏旅も満喫した。居酒屋めし・地元ラーメン屋と流れて庄田さんのジャズ喫茶チェシャーキャットで前夜の宴。ホテルに戻ったがこころ騒ぎ夜半まで開いていたソウルバー土佐屋で飲んで締めた。伊豆らしいなまこ壁の民家を改修したユニークなバーだ。






翌朝は静かな浜辺沿いの喫茶店つぼやでのんびりモーニング。ネルドリップのコーヒーがおいしい。昼前にいよいよ会場の下田文化会館に到着し、ゆるゆるとコンサートの準備を手伝う。誰が来るのか、参加メンバーは当日にならないとよくわからない自由な集まり。昨年初参加して知り合った顔もあり、はじめましての人もあり。




午後3時、Spilits Rejoice 2018 が開幕した。今年でなんと第39回目。この起伏に富み、混沌と秩序がぶつかり合い、個人の意志と集団の無意識が均衡する集団即興の世界。言葉よりも動画で感じていただきたい。まずはアップロードの終った第1部のフリーセッションを2パート!






トマソンズ+庄田次郎×かつしか動物公園




3月31日、庄田次郎さんをゲストに迎え、かつしか動物公園を対バンにトマソンズのライブが開催されました。第1部は即興一筋の庄田次郎さんがトマソンズに加わり、私たちのオリジナル曲や庄田さんのオリジナル曲を演奏。かつしかのリーダーひだまなぶさんのウッドベースが加わる場面も。

なかでも、トマソンズの持ちネタであるデューク・エリントンCome Sundayをモチーフにした演奏では、庄田さんのルーツにあるJAZZスピリッツが伝わる即興が展開しました。







かつしか動物公園はメンバー7人がエネルギッシュでユニークなステージを繰り広げ、そのパフォーマンス性の高さは演劇的でもありました。

最後は、かつしか動物公園の演奏をベースに、庄田さんとトマソンズも加わっての大セッション。荒ぶるスタンド・バイ・ミーや庄田さん作曲のバラード、Like a Tabooを演奏。祝祭的で高揚した音が炸裂しました。




新宿シアターPOOでのこのメンバーとの共演、是非また実現したいですね。お客さんも巻き込んで、ほんとに楽しいライブでした。

撮影:久保田功




トマソンズ ライブの日々

2018年3月トマソンズのライブの日々が続いています。マルチリード奏者のテツと、チェロ・ピアノを演奏するジョヴァンニ・スキアリの即興Duo。私たちはライブハウス以外にも美術ギャラリーやクラシックの音楽ホールでもライブをするのですが、この3月は実に様々なステージに出没しています。

3月3日には横浜の旭区民文化センター・サンハート音楽ホールに、室内楽のグループコンサートの一員として出演。

その時の動画がこちら。オリジナル曲「アッサンブラージュ」




3月18日には、町田市のギャルリー成瀬17で、「弥生の会」というグループ展会場でのライブ。ゲストはギタリスト鵜野澤’うのこ’達夫さんでした。




周りに展示された絵画作品の印象をモチーフに「Gallery Sketch」と題した即興演奏も行いました。




そして今月最後の日、3月31日(土)新宿シアターPOOでのライブが控えています。ゲストはなんとフリージャズのゴッドファーザー庄田次郎さん。トランペット・サックス・パーカッション・パフォーマンスと「人生は即興だ!」を体現する庄田さん。いかなるライブになるか?ご期待ください。対バンの「かつしか動物公園」もホーン、ギター、パーカッションなど大所帯のユニークでパワーあふれるバンドです。全員でセッションもやっちゃいます。





どうぞこの機会をお見逃しなく!

予言者としてのEric Dolphy





エリック・ドルフィーの名盤「At the Five Spot Vol.1
このアルバムのB面全編に及ぶ演奏「Prophet」では、私がドルフィーの生涯最高のプレイと感じるアドリブが展開されている。

Prophet(予言者))とは、ドルフィーの「Outward Bound」や「Out There」のジャケットアートを手掛けた、ドルフィーの友人の画家の名である。決して巧みではないが、その独特なシュールな画風には、ドルフィーの音楽世界に通底する不思議な魅力がある。

だが、私にはエリック・ドルフィー自身が「予言者」と呼ぶにふさわしい表現者であったと思われてならない。

ドルフィーの即興演奏は、常に次に来るフレーズの展開の予測を翻すような、ひらめきの連続で形成される。凡庸な「即興演奏者」のプレイが、硬直した反復や直進的なストーリー展開に依存するのに対して、ドルフィーはあたかもパッチワークないしコラージュのように、分節されたフレーズをつなぎ合わせてソロを構築する。しかも多くの場合きわめて高速度で。前述した「Prophet」も、バラード演奏にもかかわらず多くのパートでテンポが倍速になりアグレッシブに奏されている。

彼の脳内では、つねに目まぐるしく「先取りする」フレーズが湧き出していたと考えるならば、その演奏の謎が理解できるかもしれない。彼の切羽詰まったような、支離滅裂さを伴うような、彼方へと投げかけられ続けるような即興演奏。そこに私が連想するのが、精神医学の木村敏が指摘した「アンテ・フェストゥム」の概念なのである。


分裂病の患者は、つねに未来を先取りし、現在よりも一歩先を読もうとしている。彼らは現実の所与の世界によりも、より多く兆候の世界に生きているといってよい。中井久夫氏の表現をかりれば、彼らは「もっとも遠くもっとかすかな兆候をもっとも強烈に感じ、あたかもその事態が現前するごとく恐怖し憧憬する」。(中略)分裂病者特有のこの未来先取的なありかたを、私自身は従来から「アンテ・フェストゥム的」と呼んできた。アンテ・フェストゥムというラテン語はもともと「祭りの前」という意味で、フランスの社会学者で精神科医でもあるJ・ガベルがプロレタリアートの未来希求的なユートピア意識をそう名づけて、ルカーチがかつてブルジョワジーの保守的な意識に与えた「ポスト・フェストゥム的」という形容と対比させたものである。

木村敏「時間と自己」


木村は同書で、「アンテ・フェストゥム」対して、「祭りのあと」という意味の「ポスト・フェストゥム」を鬱病者の世界に関連付ける。

鬱病者のポスト・フェストゥム意識においては、過去も現在も未来も、これとは完全に様相を異にしている。彼らは未知なる未来を見ようとしない。「未知なる未来」という観念すら持ち合わせていないかに見える。彼らにとってあるべき未来とは、これまでのつつがない延長にほかならないのであって、彼らがときとしてあるべからざる未来に対して極端に用心深くなるのも、これまでの経験に照らして当然起こりうるかもしれない災厄を怖れるからである。



木村は統合失調症者の特性として、先取りの不安過敏な予兆への感覚連想の逸脱などを捉え、「アンテ・フェストゥム」という言葉で表現した。

鬱病者の特質については、木村は「ポスト・フェストゥム」という言葉を付与したが、これは平明に言えば「あとのまつり」という心性。過ぎ去った時間に対して拘泥するこの心性は、多くの人にとって諒解可能なものであろう。

それに対し、「アンテ・フェストゥム」はこの心性への親和性を持つ人にしか諒解しづらいものなのかもしれない。近年注目を集めているアウトサイダーアート(ないしはアールブリュット)という概念の形成の発端は精神病者の、それも主に統合失調症者の美術表現の研究にある。一般人には奇矯で諒解不能と感じられる彼らの表現は、エリック・ドルフィーの音楽と、どこかで繋がってはいないか?

「予言者」であるドルフィーは、常に未来への畏怖という深淵に向き合いながら、その表現を模索していたに違いない。エリック・ドルフィーの「わかりにくさ」や、「躍動感と翳り」の共存「アンテ・フェストゥム」という概念には、そんな謎を解くカギがあると私は感じている。


6月29日。ドルフィーの命日にこんなことを考えた。

トマソンズ ライブ・スケジュール





先月、トマソンズの相方のチェロとピアノ担当ジョヴァンニ・スキアリさんが突然入院しました。5月は活動予定が少なかったもののトマソンズとしてのライブへの参加を1本断念。今は無事退院され、6月3日には復帰後最初の演奏で、モダンダンスの万城目純さん・広岡愛さんとの即興パフォーマンスを無事終えることができました。

この後も様々なステージが控えていますが、打ち上げで飲ませすぎないよう保護観察中。短い間とはいえ演奏から遠ざかった反動か、今、ジョヴァンニさん、冴えています。


トマソンズ・ライブスケジュール

初夏の室内楽コンサート
・6月11日(日)14:00〜16:10
・旭区民文化センター サンハート音楽ホール(相鉄二俣川駅)
・入場無料

クロカル・アンサンブルのメンバーによるクラシックのグループコンサートにトマソンズ+1が参加。
ゲストギタリストの鵜野澤’うのこ’達夫さんをむかえ、武満徹の映画音楽などを演奏します。
木質の音楽ホールの美しい響きにも注目。我々の出番は15時頃です。
多彩なユニットの演奏を、いろいろお楽しみ下さい。

はるもきライブ
・6月17日(土)20:00〜
・立ち飲み居酒屋「はるもき」(藤沢駅)
・入場無料 ドリンクオーダーをお願いします

地元のジョヴァンニさんが夜な夜な通う個性派立ち飲み屋の恒例のライブに、トマソンズが登場。
大いに飲んで楽しんでください。我々の出番は21時頃の予定。生ホッピーがおいしいです。

ベイサイドネット試聴会ミニ・ライブ
・6月18日(日)15:00〜17:00
・オーディオ・ショップ 横浜ベイサイドネット(桜木町駅)
・1080円(ドリンク付き)

わたくしテツが頼りにしている自作派オーディオショップの試聴スペースをステージに、トマソンズが演奏します。ストリートでも活躍しそうなポータブルPAシステムのデモも兼ねています。
ベイサイドネットの西川さんは無類のアルバート・アイラー好き。パワフルに行きますよ!

真夏の夜のDuo at JAZZ FIRST
・7月9日(日)19:00〜21:30
・横浜ジャズファースト(京急日ノ出町駅)
・1080円+ドリンクオーダー

3回目になる老舗ジャズスポット「ファースト」でのライブ。今回は人気沸騰中のキュートな若手ジャズDuo、サファリパークDuoと共演。世代もスタイルも大きく異なるDuoユニットが演奏します。
トマソンズにはサファリパークDuoの園長こと野村おさむさんがゲストパーカッションで参加。
フルメンバーでのセッションもあるかも?


その他、8月には下田市民文化会館で、9月には東横線白楽の「ビッチェズ・ブリュー」で、トランペットの大御所庄田次郎さんとの共演を控えています。

皆さんのご来場を、お待ちしています。



トマソンズ+1 Live at JAZZ FIRST vol.2













横浜のジャズ・バー「JAZZ FIRST」でのトマソンズ2回目の単独ライブが4月15日夜、終わりました。満場のお客さまと、素敵なゲストに支えられ、トマソンズのプレイも熱く盛り上がりました。あらためまして、御礼申し上げます。

ゲストギタリストの鵜野澤’うのこ’達夫さんの参加により、新鮮なレパートリーにも挑戦。武満徹作曲のPOPソングや映画音楽ではトマソンズの新しい音が出せました。

また、当日駆けつけてくださったKYOUさんのピアノと野村おさむさんのドラムスは、即興の楽しさいっぱい。フルメンバーでのセッションはワクワクでした。

マスターの山崎さんのご厚意で、打ち上げでもいくつもの演奏をさせていただき、アフターアワーズまで音であふれた一夜でした。


紹介した画像は、お客様のイケノさんとサカイさんが撮影してくださった一部です。素晴らしい写真をありがとうございます。


数日後、トランペット・サックスの庄田次郎さんのライブにトマソンズが参戦したのですが、お店のマスターから「トマソンズの二人の音は、ジャズの側とかクラシックの側にどちらかが寄り添うのではなく、たがいに対立できているところが新鮮だね」と言ってくださいました。


結成6年目。昨年から今までになく勢いにまかせステージを重ねているわたしたちトマソンズですが、これからも即興演奏を主体に「なんだこれは!?」という音を響かせていきます。


トマソンズ・ライブスケジュール

■5月19日(金)NONAME SESSION at 国分寺giee 19:30〜
 ※モダンダンス・タップダンスとのセッションあり     

■6月3日(土)時空の箱舟展 イベント&パーティー
 ギャラリー時舟(横須賀市東浦賀)16:00〜
 ※ダンスとの共演

■6月11日(日)クロカルコンサート(クラシック室内楽)
 旭区民センター音楽ホール サンハート(二俣川)14:00〜
 ※ゲストギタリスト:鵜野澤達夫

■6月17日(土)はるもきライブ
 立ち飲み居酒屋はるもき(藤沢)21:00〜
 ※立ち飲み屋でミニライブ

■9月24日(日)庄田次郎セッション
 ビッチェズ・ブリュー(白楽)20:00〜
 ※トランぺッター庄田さんと共演


    

トマソンズ LIVE を終えて




アート仲間でもあるジョヴァンニ・スキアリさんと結成して5年になる即興演奏ユニット「トマソンズ」の単独ライブが終わって一週間。今年一番、いやトマソンズ始まって以来の一大イベントであった。あらためて、トマソンズとは何か?

トマソンズとは?
かつて前衛芸術家・赤瀬川原平「超芸術トマソン」なる概念を創出した。ただ、上って下るだけの階段・コンクリートで塗りこめられ出入りができなくなってしまった門・2階にあるのに空中にしか出られないドア。街のなかに顕現した所有者の意図せざる「思念」を帯びた物件の発見は、芸術を超えた「超芸術」を産み出した。その当時、読売巨人軍の助っ人外国人選手として豪快に空振り三振を記録したゲーリー・トマソン。彼の名にあやかり、街の無意識的無用の長物物件は、「超芸術トマソン」と命名され、後に路上観察学会の創立に至る。

時を経て、テツジョヴァンニはWEB上の仮想空間で美術愛好家同士として出会った後、お互いが音曲をなすことを知り、器楽演奏のユニットを結成。奇しくも共に路上観察の徒であったことに由来し、「トマソンズ」の名で演奏活動をスタート。爾来、即興演奏を主体に音楽における「無意識」の表出を追及している。

■トマソンズ+1
・阪本テツ(アルトサックス/カーブド・ソプラノサックス/バスクラリネット/クラリネット)
・ジョヴァンニ・スキアリ(チェロ/ピアノ)
・ゲスト 浅原ガンジー(テナーサックス etc.)

■ライブスケジュール
11/19(土) はるもきフェス(藤沢ビーナス) 
12/中旬 グッドマン・ライブ(高円寺グッドマン)
1/14(土) クロカル・アンサンブル(二俣川サンハート)

トマソンズ Live at JAZZ FIRST リーフレットより





ライブの余韻も冷め、録音した演奏を聴き返し、編集してYouTubeにアップしはじめてみた。会場のジャズ・バー「横浜JAZZ FIRST」に満場のお客様を迎えた今回、来場していただいた方はもちろん、DM作成を助けてくれた友人・知人にも、臨場感ある録音をしてくださった方にも、単独ライブのチャンスを与えてくださったマスターの山崎さんにも改めて感謝申し上げたい。

そして、ゲスト出演の浅原ガンジーさん。久しぶりに共演することができて楽しく演奏しました。ありがとうございます。年末年始のライブ予定も、トマソンズ張り切っていきますのでよろしくお願いいたします!



トマソンズ 本日ライブです!

トマソンズ Live at JAZZ FIRST

2016年9月18日(日)


15:00 START
横浜JAZZ FIRST
横浜市中区長者町9-140 1F
TEL 045-251-2943




阪本テツ(as/ss/cl/b-cl)

ジョヴァンニ・スキアリ(cello/pf)

ゲスト 浅原ガンジー(ts etc.)

Music charge \500+drink order

トマソンズ LIVE info





2016年9月18日(日)
横浜の老舗ジャズバー「JAZZ FIRST」で、トマソンズの単独ライブ!

9月の3連休の中日、15時のスタートです。
ゲストとして、テナーサックスの浅原ガンジーさんも参加してくださいます。

わたくしテツは
アルトサックス・ソプラノサックス・クラリネット・バスクラリネットの4本フル装備で
ジョヴァンニ・スキアリさんはチェロとピアノで、デュオを展開します。

ピアノはグランドピアノをお借りできますし、お酒・酒肴も楽しめるお店です。
チャージは500円。別途ワンドリンクのオーダーをお願いします。

いつもより、ジャズ濃度高めでいきます。
ジョヴァンニさん、ジャズピアノデビューなるか?

ご期待ください!


今年7月のステージの録音をYoutubeにアップしました。
韓国のアリランとスタンダードのSUMMERTIMEの変奏です。

エリック・ドルフィー エモーショナルなコラージュ



ソロというものは始めから終りまで直進的でロジカルな発展のパターンに従わねばならないといった考えを捨てさえすれば、彼の演奏は、多くの場合非常に聴き取りやすくなる。進むにつれてはっきりした形をとっていく展開の仕方よりも、フレーズの任意の選択とか、アイディアの自由な結合にもとづく発展のスタイルを用いているドルフィーのこうしたソロは、むしろコラージュのテクニックに近いものがある。そしてこの点に関しては、ドルフィーとソニー・ロリンズとのあいだに一種の類似を見出すことができる。

「影からきた魔法使い―エリック・ドルフィー」清水俊彦


ドルフィーロリンズとのあいだの類似。一見意外な観点のようでいて、実はジャズのインプロヴィゼーションについて深く考えるための示唆に富むトピックだ。豪放磊落・陽気・歌心などステレオタイプな言葉で語られることの多いロリンズだが、彼のアドリブはストレートにメロディーを歌い上げるというよりは、装飾的に語彙豊かに主題を変奏していくイマジネーションに力点がある。

ソロの序盤をストイックに展開し、徐々にエモーションを増していくというような、「直進的でロジカルな発展のパターン」ではなく、曲の喚起するフレーズを任意に奔放に展開しながら、全体を統合していく演奏。ロジカルにストーリー性を維持してソロを構築するのとは対極にあるそのアドリブは、部分部分のディテールのアイディアの飛躍が連続しながらも、曲のメロディーの変奏という強い求心力により、聴くものを惹きつける。装飾的で饒舌なフレーズを多用しながら、曲全体の持つエモーショナルな推進力をそこなわないその表現のバランスは、凡庸なミュージシャンには到達できないものであろう。


エリック・ドルフィーの最上の演奏の多くは、彼のバラード・プレイにみられると私は感じている。ドルフィーのバラード解釈の魅力。それは上述したソニー・ロリンズのアドリブの個性にきわめて類似している。

誰もがドルフィーの名演と語るアルバム「Last Date」の中のフルート演奏「You Don't Know What Love Is」ばかりでなく、「In Europe, Vol.2」「Laura」「Five Spot Vol.1」「Prophet」など。

彼はバラード演奏においても、常に曲のメロディーやコード進行から大きく逸脱するフレーズや、曲調とは無関係な音列によるディテールの挿入、不均質なリズムの展開を導入する。「You Don't Know What Love Is」は、フルートによる演奏であるために、ドルフィーの「異形」が受容されやすくなっているのかもしれないが、その細部の突出と全体の均衡は驚くべき境地にある。

細部に耳を傾けるとまるで音のパッチワークないしコラージュのようでありながら、全体としては過剰にエモーショナルで美しいバラードとして統合されるドルフィーの演奏。そこには「直進的でロジカルな発展のパターン」では到達できない、豊饒で先鋭的な「美」が存在する。

バラードならではのメロディーとコード進行の強度と、ドルフィーの逸脱が出会うとき、原曲の持つ「美」を超えた「乱調の美」が生まれる。そしておそらく、ドルフィー自身にとってはそれが「乱調」ですらないという彼の感覚こそが、聴く者の情動に働きかけるドルフイーの魔法の源泉なのである。

私は自分の演奏を調性にのっとって考えています。たしかに私は与えられた調にある通常の音とはいえない音で演奏します。しかし私にとっては、これらの音は正しい音として聞こえるのです。私は自分が、発想のおもむくまま勝手に変えているとは決して思いません。私にとっては、私の吹くひとつひとつの音は、曲のコードに関連しているのです。

「エリック・ドルフィー」ウラジミール・シモコス&バリー・テッパーマン(間章訳)


※ドルフィーの演奏の持つコラージュ的側面をバンド演奏に展開したのが、ジョン・ゾーンNaked City であろう。ドルフィーを継承するというテーマについても、いつか取り上げたいな。

さて今日6月29日はエリック・ドルフィーの命日。ドルフィーのバラードに身悶えるとしよう。

トマソンズ最新音源 & ギャラリーライブ



昨年12月5日、トマソンズは恒例のグループコンサートに参加。チェロ・ピアノのジョヴァンニさんとサックス・バスクラリネットの私のデュオで、デューク・エリントンの「COME SUNDAY」をモチーフにした即興演奏を行った。その音源をYouTubeにアップ。

ここのところ久しぶりにアルトサックスを吹いているのだが、ジャズ的に傾斜しがちな私のアルトとジョヴァンニさんのクールなタッチが不思議な均衡を生み出せているとよいなあ。




そして、今年2月2日には、横浜市民ギャラリーの企画展のオープニングで、我々トマソンズがライブ演奏することになったのでご報告。

美の精鋭たち2016〜The meaning of Life〜

初日2月2日(火)17時〜 ギャラリーB1にて

抽象絵画のグループ展で、どんな音が出せるか?
チェロとバスクラリネットの即興で挑んでみます。


※横浜市民ギャラリー施設案内はこちら

トマソンズ活動再開!

私の事情で1年以上演奏活動を休止していた即興ユニット「トマソンズ」。今年5月久々に、あるグループコンサートに参加した。私が参加できない間はチェロ・ピアノのジョヴァンニさんが「トマソンズ・マイナス・ワン」としてソロで活動されていたのだが、今回は2回目の共演となるテッペイさんのパーカッションを加えての「トマソンズ+1」。

YouTubeにアップした音源につけた画像は、神奈川県立近代美術館鎌倉館。サックスの私とジョヴァンニさんとの異質な個性の交錯するトマソンズの音楽は、この美術館の建築の特徴的なディテールである自然石の基礎と、H鋼の鉄柱が生み出す不思議な関係に似ているかもしれない。

ゲスト参加していただいたテッペイさんのパーカッションにより、このピロティーの持つ浮遊した空間感がトマソンズの音につけ加わっていたならばよいのだが。

近美鎌倉館は閉館するけれど、トマソンズはゆるゆると模索を続けます。

エリック・ドルフィーとコルトレーン




1964年6月29日に没したミュージシャン、エリック・ドルフィー。命日には恒例のドルフィー三昧。今年は私の知る中で都内では抜群の音を聴かせてくれるジャズスポット「o」のバータイムに、マスターにお願いしてドルフィー特集をリクエスト。エッジが効いて、押し出しの強いガツンとくるアナログ盤再生の技により、ドルフィーの生々しさ、鮮烈さ、めくるめく躍動感、圧倒的スピード感を思い知らされる。

このところ、今まで聴かず嫌いしていた、コルトレーンとドルフィーが共演する海賊盤のライブを何枚か手に入れた。コルトレーンバンドにおけるドルフィーの演奏については、私はどちらかというと過小評価してきた。基本がビバップ的なドルフィーとは、モーダルなマッコイ・タイナーのバッキングやエルビンのポリリズムは相容れない印象があったし、ドルフィーのソロが編集でカットされているヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤はもとより、ドルフィーの存在感がいまいちな印象をコルトレーンとの共演には抱いていたのだ。

しかし、音質が悪いながらも海賊盤の記録から聴き取れるドルフィーとコルトレーンのアドリブの凄みは、これまでのもどかしさを一掃した。レコード片面に及ぶMy favorite thingsにおける長尺のフルートソロや、異形のバスクラ、壮絶なアルトサックス。ドルフィーの存在感は圧倒的だ。コルトレーンバンドの美学を異化しながら切り開かれるドルフィーの地平は、コルトレーンのアドリブの展開にも強く作用しているように感じられる。

テーマのあと、コルトレーンのソロが先発しドルフィーが引き継ぎ、コルトレーンがリプライするというパターンが多いのだが、ドルフィー以後のコルトレーンはリズムにおいてもフレージングの跳躍においても自身の先行ソロを上回るインスピレーションを発揮する。

スピリチュアルな探求から、いわゆる神がかりな様相を見せるコルトレーンの音楽。そこには、彼が自らに神をおろすために、コルトレーンを刺激し、秩序をかき乱し、アドリブの深淵を引きずり出す媒介者が必要とされたのだろう。

いわば、トリックスターとしてのドルフィー。(そしてファラオ・サンダースも同様である)

ドルフィーとコルトレーンの海賊盤の演奏の凄みを前にして思うことのもうひとつは、一般に後期になるほどフリージャズに傾斜し、マッコイ・エルビンを擁する黄金のカルテットの解体に至ったと思われているコルトレーンが、1961年ごろのドルフィーとの共演の時点ですでにフリーキーで過激なアドリブの領域を垣間見せていることへの驚きだ。そこにはコルトレーンをも触発してやまない、ドルフィーの突出した想像力の飛翔が作用しているに違いない。

絵葉書コレクション MINTONHOUSE





横浜の中華街の外れのジャズバー、ミントンハウス。そういえば1975年創業というからもう40周年なのである。先日飲みに行ったとき、久しぶりに来たという男性客が「おいどん、40周年おめでとう」とマスターのおいどんに声をかけていた。おいどんはあっさり「ありがとう」といつもののんびりした口調で答えるばかり。

創業当時を知る知人のIさんから、「真っ白なべニアの内装の、明るい店だった」と聞いたことがある。今では店内はヤニと汚れですっかり飴色に変色し、すり切れて読み取れなくなったレコードジャケットの背がびっしり並んでいる。

検索したらこんな記事があった。

元町・中華街ピープルピクニック

絵葉書に描かれたように、入り口近くに座り読書するマスターの姿をいつまでもながめていたいものだ。

トマソンズ+1 plays Takemitsu



サックス・バスクラリネットのわたくしテツと、チェロとピアノのジョヴァンニ・スキアリの二人による即興ユニット、「トマソンズ」。現在、わたしの事情により活動を休止しているのだが、昨年のステージを恐れを知らずYouTubeにアップロードした。

この日はゲストに学生時代からの付き合いのパーカッション奏者、野村おさむ君をむかえてのトマソンズ+1。私の愛聴する武満徹の唄もの「見えない子ども」をモチーフにして演奏に挑んだ。カメラ位置の関係でフレームアウトしてしまった野村君、ごめんなさい。

音を聴けば楽譜が脳裏に浮かぶジョヴァンニさんと、音符を見ても音につながらないテツの凸凹コンビの活動再開を願って!

エリック・ドルフィー 想像力の果てに




6月29日は、ジャズミュージシャン、エリック・ドルフィーの命日。1964年に没しているのでちょうど没後50年になる。

今日はドルフィーのレコードをあれこれ聴きつづけている。リーダー作、そしてミンガス、コルトレーン、オリバー・ネルソン、ケン・マッキンタイヤー、ジョージ・ラッセルなど様々な共演作。

ドルフィーはいつだって一人突出している。でかい音、めくるめくフレーズ、ひしゃげた叫び、強烈なバウンド感。アルト・サックス、バスクラリネット、フルートの変幻する世界。

でも、ドルフィーの饒舌さにはいつも、耳につっかえるような、心を不穏にさせる、なんともぎこちない響きが感じ取られるのだ。

ぼくは吃りでした。吃りというのは言いたいことがいっぱいあるということで、想像力に発音が追いつかない。発音が追いつかなくとも、でもぼくはしゃべっているのです。このとんでもない「ずれ」はいつまでもぼくのどこかを残響させ、それがそのまま作曲に流れこんでいったように思います。

武満徹「音、沈黙と測りあえるほどに」

そう、ドルフィーのぎこちなさを伴う発語には、武満のいう吃音者の原理と同じものが働いているのかもしれない。オーネット・コールマンにはフルバンドのファースト・アルトは務まらないが、ドルフィーにはそれが出来ると、彼の器楽的な能力を評する者がいる。しかし、ドルフィーの脳内には彼の技量をもってしても到底追いつくことができないような想像力、表現しつくせない楽想があふれ出ていたのだと思う。

確かに、一聴するとオーソドックスなビ・バップ的な演奏も、クリシェに頼ったフレージングもドルフィーにはある。でも、いつだってドルフィーには特有の揺らぎがある。頭の中で渦巻いているイマジネーションのスピードとボリュームにより、きしんだドルフィーの音。

ドルフィーから湧き起るとめどないフレーズに、めまいを覚えることがある。何度も繰り返し聴いている演奏なのに、どこか彼方に放り出されるようなドライブ感。しかし、おそらくドルフィー自身が自分の内側から湧き起るエネルギーを制御しきれずに、自分の楽想を楽音に表出する限界の前で揺らいでいたのであろう。聴く者が誰ひとりたどり着けない、自身の想像力の果ての孤独な闘い。

それが、ドルフィーに感じる「ずれ」であり、彼の「謎」を生成している。

トマソンズ+1 YouTubeにアップロード



今年6月のステージで、私と相方のジョヴァンニさんの即興音楽ユニット「トマソンズ」が初めてゲストを交えての演奏に取り組んだ。サポートしてくださったのはパーカッションの都築さん。この日は6月29日、私の敬愛するジャズミュージシャン、Eric Dolphyの命日にあたるメモリアルデイで、「FOR ERIC」というタイトルで演奏したのである。

完全な即興から活動をスタートしたトマソンズも、回を重ねるごとにメロディーの導入やリズムへの取り組みなど次第に変化を続けている。最近はジャズのスタンダードナンバーを演奏することもあるが、今はまだまだ過渡期。より自由な音楽を目指して、試行錯誤の連続である。

今年11月には2回の演奏が決まっており、また新しい試みをしたいと思っている。チェロとピアノのジョヴァンニさんと、サックス・バスクラリネットの私。この特異なユニットの新境地。まだまだこれからである。







中年とオブジェ7周年 OUT THERE



エリック・ドルフィーといえば、ほとんど反射的にこの『アウト・ゼア』というプレスティッジ初期のLPが僕の頭に浮かぶ。もちろん音楽的内容も優れているけれど、それと同時に(というか、それ以上に)オリジナルのジャケットが忘れがたかったからだ。シュール・レアリスム的というか、もろサルバドール・ダリ風の絵で、空中に浮かんだコントラバスの船にドルフィーが乗って、なんだか難しい顔でサックスを吹いている。帆はチェロ、屋根はシンバル、側壁からはホーンが突き出ており、船底には不吉な蛭みたいにフルートがべたっとへばりついている。航跡には楽譜が漂い、丘の上には灯台のかわりにメトロノームがたっている。全体のトーンはとにかく暗い。まるで宇宙の場末みたいに(それとも電灯が切れかけている物置みたいに)暗い。

村上春樹「ポートレイト・イン・ジャズ」


ここしばらく私の最大の関心事は、美術展に行くことでもなく、旨いものを食うことでもなく、オブジェを入手することでもなく。中古レコードを収集して自室でジャズを大音量で聴くことなのである。コーヒー豆を挽いてじっくりドリップし、濃いコーヒーで頭をクリアにし、サックスの咆哮・ベースの低音のうねり・ドラムスのアタックに身をゆだねる。

高校生のときに出会ったエリック・ドルフィー。改めて聴きなおしてみて、やはりたまらなくいい。アルト・サックス、バス・クラリネット、フルートなどを自在に持ち替え、かつて誰も出したことのない音の世界を表出し、私の心と体のヴァイブレーションに同期する。

『OUT THERE』とは「そちらの・あちらで・宇宙で」といった意味を持っているようだが、ドルフィーの音楽はまさにそれを聴く者をこの世界のあちら側へ連れ去ってしまう。ドルフィーが乗っているコントラバスの船は、広大無辺な宇宙空間を航行する小さな宇宙船なのではあるまいか。1960年録音されたこのレコードの溝が生み出す音の共振は、1964年に旅先のベルリンで彼が37歳で死んだ後も、宇宙に向けてパルスを発信し続けている。ドルフィーの音のエネルギーは、今も宇宙の彼方へと彼の宇宙船を推進させ、いつ果てるとも知れぬ楽旅は続いているのだ。


「中年とオブジェ」7周年を迎えました。これを機に、このブログのタイトルをマイナーチェンジすることにします。「中年とオブジェ〜魅惑のモノを求めて〜」という名称からサブタイトルの「〜魅惑のモノを求めて〜」を取り払います。これからは「中年とオブジェ」。オブジェの紹介に端を発したこのブログ。「モノ」というとらわれのロケット推進装置を切り離し、web宇宙の虚空を彷徨う奇妙な形の宇宙船になり『OUT THERE』へと向かいます。これからも気ままに交信(更新)いたします。

僕らは多かれ少なかれ、みんな宇宙の場末に生きているのかもしれない。エリック・ドルフィーを聴くたびに、そう思わなくもない。

村上春樹「ポートレイト・イン・ジャズ」
プロフィール

テツ

「中年とオブジェ」とは赤瀬川原平の名著「少年とオブジェ」へのオマージュである。美術、オブジェ収集、エリック・ドルフィーを愛好する。

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