中年とオブジェ

美術館・街で見かけたオブジェ 旅先で手に入れたオブジェ オブジェの視点で世の中を楽しむ中年の日常。

クロアチア

いやげもの





採集地 コトル(モンテネグロ)

ペンは剣より強し





採集地 ボスニア・ヘルツェゴビナ

薬莢のボールペン

『かわいいコックさん』





採集地 モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

父の写真









入院加療中であった父が逝去しました。
昨日、冬にもかかわらず穏やかな日差しの中葬儀を終えました。

2010年に父とともにクロアチアを旅したのですが
ある海沿いの街で、結婚式の記念撮影をしているカップルがいました。
この写真はその時父が撮影したものです。

あの旅で見つめたアドリア海の深い青の美しさが思い起こされます。








ドラ泣き





採集地 モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

巡回展





採集地 ドゥブロヴニク(クロアチア)

海の日





採集地 ドゥブロヴニク(クロアチア)

門番たち





採集地 ドゥブロヴニク(クロアチア)

金粉ショー








採集地 ドゥブロヴニク(クロアチア)

『進撃の巨人』





採集地 クロアチア

『やっぱり猫が好き』





採集地 ドブロヴニク(クロアチア)

クロアチアの商人の資本論









ATM!

採集地 トロギール(クロアチア)


クロアチア紀行 on Flickr

2010年10月14日から23日にかけて、クロアチアを中心に旧ユーゴスラヴィア諸国を周遊するツアーに参加しました。近年日本人旅行者にも注目され始めたこのエリア。自然・建築など世界遺産スポットも多数。このエントリでは、私が撮影した写真をFlickrにアップしてご紹介します。旅のスケジュールにあわせ、各国・各都市をアルバム(SET)形式で随時追加していく予定です。

  • 国名・都市名または画像をクリックして各アルバムへリンク
  • キャプションは手抜きして当面日本語
  • つたない写真ですがスライドショーもお試しください

①スロヴェニア
Church of the Assumption

日本からの直行便でウィーン空港に到着。小さなプロペラ機の国内線でスロヴェニア近くのローカル空港へ。ツアーバスに乗り込み陸路、国境を越え最初の国、スロヴェニアに入国しました。

スロヴェニアのハイライトはヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞。トロッコに乗って鍾乳洞内部に進入。奥部を歩いて観光するガイドツアーに参加。



②ザダル
church&monastery of st.mary

スロヴェニアから陸路国境を越え、旅のメインであるクロアチアに入国。夜ホテルに到着して休息。翌日からクロアチアの市街地の数々を巡礼する行程が始まった。最初に訪れたザダル旧市街は、度重なる戦災で破壊の限りを尽くされ、現在は修復が進み観光客を集める街並み。この国が観光立国として復興していく途上にあることが、伝わってくる。アドリア海をバックに、結婚式の記念写真を撮影する若いカップルの姿が美しかった。

シベニク
Sibenik

ザダルの街をあとにし、世界遺産「聖ヤコブ大聖堂」のあるシベニク市街へ移動。海沿いの丘の上に広がる旧市街は、中世の面影を残した静謐で端正な街並。野良猫が多く、彼らのために作られた水飲み場が面白い。この街でも2組の結婚式のカップルに出会う。土曜日に式を挙げ、夜通し祝杯を交わすのがクロアチア流。この日宿泊するトロギール郊外のホテルに向かう道中も、結婚式帰りの車列に何組も出会い、道行く車同士がクラクションを鳴らしあって祝福していた。

ぅ肇蹈ール
Trogir

トロギール近郊の季節はずれのリゾートホテルの宿泊客は日本人団体3組ばかりで、「ジャパニーズ・ナイト」とフロントマンが言っていた。翌日向かったトロギール旧市街は城壁に囲まれた小さな島。街のシンボル、聖ロブロ大聖堂では日曜日のミサが行われ、賛美歌とパイプオルガンが響いていた。突然の激しい通り雨に洗われ、街並が一段と美しい表情を見せた。昼食をとって、城塞都市スプリットの探訪が始まる。

ゥ好廛螢奪
Split

ローマ時代の宮殿を基盤にして旧市街が形成されている、まるで生きている廃墟のような不思議な街。世界遺産に登録されている。城壁の中にも人々が居住し、グラフィティも多く、歴史と現代の生活が同居している。土産にこの土地の石材で作られたミニチュアの教会を手に入れた。スプリットから一路南下。旅のハイライト、ドブロヴニクを目指す旅路は、深く青いアドリア海と荒涼とした岩山が続く。

ポストイナ鍾乳洞 トロッコで突入!



スロヴェニア観光のハイライト、ポストイナ鍾乳洞。ヨーロッパ最大の大きさのこの鍾乳洞は1818年から調査が行われ、かつては王侯貴族の物見遊山の人気を集めたというまさに観光地の王様

現在はガイド付きのツアーに参加して見学する事ができる。黄色いトロッコに乗って入り口から2kmを疾走。内奥部に突入する。ジェットコースター感覚で体感スピードはものすごく、動画では伝わらない迫力とスリルを味わった。下車後は2kmほどの見所の連続するエリアをガイドの解説付きで観光する。

さすがに日本語ガイドはないが、鍾乳洞の科学的説明から鍾乳石にまつわる下ネタもありのジョークまで。ナチスとパルチザンの戦闘の跡地でもあったなど、近現代史への言及も貴重なポイント。ガイドの大げさな英語&ツアーの現地添乗員の解説でおぼろげに理解しただけだが、鍾乳洞入り口に至る広場に旧ソ連のT34戦車が展示されていた意味が少しわかった。

クロアチア周遊ツアーの観光初日にいきなり圧倒的なパンチをくらいクラクラきた。もはや地球上にいるとは思えないようなSF的興奮。鍾乳石をバキバキ折ったルートにトロッコを疾走させるワイルドさには恐れ入るほかない。もはやテーマパークのアトラクションには戻れません。

※鍾乳洞の静止画は、クロアチア紀行スロヴェニア編に数枚アップしたのでご覧ください。

あけましておめでとうございます

デザイン2011


今年の年賀状は、旅の興奮もさめやらぬクロアチア旅行のコラージュ写真です。年末年始、いつになく連投している「中年とオブジェ」ですが、今年もあいかわらずのマイペースで更新の予定です。

クロアチア旅行記もできれば別ブログでつづってみたいと思うのですがどうなる事やら。

今年のオブジェとして、わたくし所有のウサギの仮面の画像もおまけでつけちゃいましょう。では今年もよろしくお願いいたします。

バリ

芸術を楽しむということ

大聖堂


クロアチア旅行の帰路、ウィーン空港で成田への直行便に乗った。指定された窓側3列席の窓寄り2席に私と父は座ったが、通路側の乗客は姿を見せない。機内は好き勝手に座席を変更して座ってしまう日本人の数団体が入り乱れ、添乗員たちの怒号が飛び交う有様。そして白い杖を手にした日本人青年が、アテンダントに案内され私の隣に着席した。

ウィーンから搭乗した目の不自由な青年。安易に「音楽関係の方ですか」と尋ねてみると、「いやあ、私が演奏家でしたら今頃ファーストクラスですよ」と笑って答えられた。

彼は先天的に視力が無いのではなく、現在視力を失いつつあるのだと知った。もともと旅好きでバックパッカー経験もある彼。お互いに見たことのある、ネパールからのヒマラヤの高峰の話で盛り上がる。

現在の彼の旅の目的はクラシック音楽を聴くこと。毎年のようにウィーン・ベルリンなどに一人旅し、交響楽団の響きに身をゆだねるのが至福の時であるという。明暗がぼんやりと識別できる段階に至った病状の中、残された聴覚の歓びを追求し、自立する開放感を求めて旅を続ける彼の人生に、私は心揺さぶられた。

「帰ったら、土日休んで月曜からは仕事です。旅は、飛行機の乗り降りが一番緊張しますね。でもやめられないんですよね」と彼。
「旅がお好きなんですね。これからも旅を続けてください」と言葉をかけた。

成田までの道中、音楽の話や旅の話を交わしつつ、思いのほか時間が早く過ぎていった。成田に到着。搭乗時のケアはあるが、彼には優先降機までのケアはない。先を急ぐ彼は、他の乗客同様、混雑する通路を手荷物を持ってあわただしく追いやられ降機していった。どれほどの乗客が彼の白い杖を気に留めたであろうか。



こんな体験をして、世の中にはほんとうに芸術を楽しんで生きている人がいるのだなあと考えさせられた。それに引きかえ、たまに覗いた展覧会をぶつくさ語っている自分のブログの矮小なこと。しばらく「中年とオブジェ」の更新を休止した理由のひとつはそんな思いもあってのことである。

最近、そんなブログでもいいから続けて見ようという気持ちにさせられる出来事があった。何のこと無い話なのだが、それはまた別エントリで。

中年とオブジェ しばらくお休みします

ドブロヴニク

ドバル ダン(こんにちは)←クロアチア語です

毎度おなじみ
流浪のブログ
中年とオブジェです


10月14日より10日間、久しぶりに海外に行ってきました。
目的地は東欧のクロアチアを中心とした、旧ユーゴスラヴィア圏諸国。
入国数は日帰りの国も含めると5カ国!

■世界遺産の都市の数々を巡る旅
建築・街歩き好きの私は知恵熱でヒートアップ。
なかでも「アドリア海の真珠」とたたえられる
ドブロヴニク旧市街の美しさには言葉を失いました。

■大自然の驚異を巡る旅
スロヴェニア国のポストイナ鍾乳洞は、観光化された鍾乳洞としては世界最高レベルなのでは。
トロッコ列車で巨大鍾乳洞の中をガンガン走りぬけ、山場のポイントは徒歩でガイドツアー。
もはや地球上とは思えないSFの世界。

木道を歩けども歩けども大小の瀧が流れ落ち、神秘的な碧い湖沼が続く
クロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園
瀧狂いの横尾忠則さんに見せたい。

■内戦の生々しい痕跡
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの世界遺産都市モスタルへの道中
ツアーバスの車窓からは、いたるところに廃屋が。
戦後復興いちじるしいモスタルの街なかにも大劇場らしき廃墟あり・弾痕だらけの集合住宅あり・建設中断中のモダンな大聖堂あり。
激しい銃撃戦の傷跡が残る交差点にもしばし立ち止まる。
この経験で私の廃墟美学は大きく揺らぐことに。
「全ての廃墟は美しい」なんて思っていた私の甘い認識は吹き飛ばされました。

■旅めしの収穫
なんといっても地酒「ラキヤ」との出会いですね。
クロアチアワイン・地ビールもいいけど、スモモ・洋ナシ・ドングリ・ハーブ各種などの芳香・味わいを仕込んだ様々な種類の「ラキヤ」は、ストレートで味わうのが流儀。ホテルのバーで現地添乗員のクロアチア青年やツアーバスのドライバーさんと顔を合わせ、地酒を伝授してもらったのです。

■生まれてはじめての海外団体旅行
普通のサラリーマン時代に香港・ソウルに社員旅行して以来、団体旅行には一切参加したことの無い私には、ツアーバスに乗り込み過密なスケジュールで5カ国を縦断するこの旅自体が衝撃でした。しかも参加者のほとんどは、世界各地を旅行しつくした末、もう行くところの無くなったシニア(後期高齢者多数)なおば様たち。

日本のシニア世代は元気でパワフルで根性があるなと感心しつつも、ヨーロッパへの海外団体旅行の実態にあきれてしまったのも事実。
「どうかしてるよ。日本人の海外旅行」

旅先ですれ違ったいくつかの日本人ツアーは、どこも同じようなシニアメンバーで、過密な旅行をしているようでしたね。海外旅行を重ねた人生の、終着点の近くなのでしょうか。
  
■今回生まれてはじめてパスポートを申請した父親との旅
来年80歳になる私の父。ついに海外旅行デビューしたのが、いきなりこんなコアでマニアックなツアー。しかし、数少ないフリータイムには私と二人で路地を散策し、市場の人々・街で出会った人々と触れ合い、夜はバーで地酒を堪能するパワー。
我が父をあらためて見直す機会になりました。「この父にして、こんな私あり」なのかなとも。

■クロアチア人ていいなあ
私にとっては昔ネパール一人旅で出会った人々以来の感慨。
ようやく平和が訪れ、これから未来に向けて進んでいこうとする国の人たちは
先進国を旅しては得られないだろう明るさ・純真さ・生命力に満ちているように感じました。

しかし、こればかりは言葉では伝わりませんなあ。
まあ写真を見てください。

現地ガイド

私たちの旅の現地ガイドさん。ネイティヴのクロアチア人ではないのです。クロアチア語・日本語・英語を駆使する好青年。俳優志望の彼の日本語の語り口は最高です。

ドライバー

ツアーバスのドライバーさん。ボスニア出身で内戦時には従軍体験のあるタフガイ。クールで強面だったんだけれど、ホテルのバーで一緒に地酒を飲んでちょっとお近づきに。旅の最終日にはこんな顔を見せてくれました。

ケーブルカー内の親子

クロアチアの首都ザグレブのケーブルカーで一緒になった親子。60メートルの急坂を登る世界最短距離のケーブルカー。ちょっとリッチな生活路線ですね。発車までのしばらくの待ち時間にも乗り合わせた客同士が会話を交わすなごやかさ。紛れ込んだ日本人親子の私たちも一緒になってみんなでわいわいガヤガヤ。

学校帰りの高校生たち

ザグレブ市街の高台のプロムナードで出会った高校生たち。学校帰りの寄り道だったのかな。ホテルへの帰り道を尋ねると、紫のぽっちゃりした女の子が一生懸命ジェスチャーと英語で案内してくれました。

今回の旅行については「中年とオブジェ」ではたまにトピックを紹介するにとどめるつもり。そうしないと「中年とクロアチア」になってしまいます。

今、準備期間をおいて、クロアチアの旅日記を新ブログで立ち上げようと構想し始めています。

「波瀾万丈クロアチア親子旅―暴走する日本シニア軍団」 (仮題)

「中年とオブジェ」はしばらく更新を休止します。
充電中は、たまーにツイッターでつぶやく程度になるかと。
ご愛読いただいている方には、過去ログでものぞいていただけるとうれしいです。
その間コメント・TBは承認制とさせていただきますので、よろしくお願いします。

それでは「ヴィディモセ!」(またお会いしましょう)



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プロフィール

テツ

「中年とオブジェ」とは赤瀬川原平の名著「少年とオブジェ」へのオマージュである。美術、オブジェ収集、エリック・ドルフィーを愛好する。

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