夏の丹沢への小旅行の帰り道、厚木の郊外の川沿いにある「川入園」なる店でウナギを食べた。関西流に腹側をさばく流儀で、蒸しの工程なく焼かれたウナギは、関東風に比べると野趣があり脂ぎって皮の焦げ目の香ばしさがなんともいえない旨さ。

そしてこの店の凄いところはうな重だけではない。昔は大口の宴会も多かったという長大な店舗の外観は、もはや廃墟そのもの。営業中の飲食店だとはとても思えない侘び寂び具合だ。





ネット検索で見つけたこの店、情報なく通りがかっただけでは気がつかなかっただろうし、もし気づいても入店する勇気はなかったであろう。ネット情報が、現実の行動の可能性を押し拡げる面白さを実感した。

中年とオブジェも今日で開設から6周年。いままでずいぶん雑多な情報をたれ流し続けてきた。そんな拙ブログが、なんらかのきっかけになって読者の行動を後押ししたり、考えるヒントになったりできたらうれしいなあと高望みして継続しているわけだが、最近1年間は中年とオブジェ波乱の年でもあった。

昨年10月のクロアチア旅行のあとの更新休止宣言。3.11以降のブログを書く事自体へのもどかしい想い。アートブログから、流れに任せた気ままなエントリ更新へシフトすることへの希求。

7年目を迎え、ますます混迷を深める(?)中年とオブジェ。自分でもこの先どうなるか分かりませんが、どうぞよろしくお付き合いください。読者の皆様に深い愛をこめて。


追記:先日岡山で語り合ったジャズ喫茶「C」のマスター。忘れられない言葉が数々ある。

エキセントリックな音楽というのは結局は愛されないんですよ。これはどうだ、という押し付けがましい音楽は拍手はされるけど、長く愛されはしない。

この言葉、これからの私の課題です。