中年とオブジェ

美術館・街で見かけたオブジェ 旅先で手に入れたオブジェ オブジェの視点で世の中を楽しむ中年の日常。

インスタレーション

秋のコンポジション





採集地 横浜

『ピタゴラスイッチ』





採集地 横浜

鎌倉近美の内藤礼





採集地 鎌倉(神奈川県立近代美術館)

内藤礼個展「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」2009年
内藤礼の仕事は、「世界」を壊すことなく「世界」を再構築する作業であると思う。
中年とオブジェ(2009.11.30)

クリスマスブーツ





採集地 新潟(水と土の芸術祭)

戦争画





採集地 横浜

インスタレーション





採集地 水戸

川俣正 三笠プロジェクト2013








北海道の廃校になった小学校の体育館に、炭坑町が生まれた。

川俣正が作品を生み出す姿を初めてみた。

川俣さんと一緒に焼き肉を食べた。

川俣さんと同窓生の皆さんとカラオケBOXで歌った。


2年目をむかえた三笠プロジェクト
三笠ふれんずは秘密結社。
「ふれんず」の一員に仲間入りさせていただいた貴重な時間。

会員制の‘閉じた’アートプロジェクト
助成金に頼らない、行政の加担しないアートプロジェクト
町おこしのイベントではない、地方の秘密結社によるアートプロジェクト

あまりに特殊で、面白くて、奇妙で、新しくて、美しくて。
旅を振り返って、じわじわとその魅力を反芻しています。

これからしばらく、三笠プロジェクトのレポートを続けます。

川俣正 三笠プロジェクト 2013





かつて北海道の炭坑町だった三笠。アーティスト川俣正の出身地であるこの町で「三笠プロジェクト」というアートプロジェクトが進行している。廃校になった小学校の体育館を大胆に使い、かつての炭坑町の風景をモチーフにした巨大インスタレーションの制作がなされているのだ。目黒区美術館の炭鉱展の時にも川俣は炭坑町の風景をインスタレーションとして提示したが、三笠における制作ははるかに大きなスケール。

今年は、川俣がパリからやってくる10月後半に、集中的にインスタレーション制作が行われる予定だという。10月25日(金)が今年の制作完了とお披露目のイベント。このプロジェクトは、地元三笠の川俣の同窓生らを中心にした「三笠ふれんず」という賛助会員による会費や、ボランティアの手により運営されている。今年は私も三笠ふれんずの一員として自身の手で制作の一端に関わり、お披露目の場に参加すべく、北海道へ乗り込もうと計画している。

目黒区美術館のインスタレーションの拡大版であるばかりでなく、地上の町の地下部分には夜の炭鉱住宅街と坑道をモチーフにしたもうひとつの風景が内包されるというから楽しみだ。

札幌からほど近い岩見沢からアクセスできる三笠の町は、産炭地時代の炭鉱遺構もいくつか残り、この場所で川俣の炭坑へのアプローチを体験するのは、「場」のもつ記憶と現在を重ね合わせる、興味深い機会となることだろう。昨今、乱立する、レジャーランド化した地方アートプロジェクトとは一線を画した達成を期待したい。

香港の「川俣正」







採集地 香港

香港では建設現場の足場に伝統的にを使うのである。久々に訪れた香港でもこの技術は健在であった。とある教会の修復現場では、さながら川俣正の作品のような見事な足場が組まれていた。洋風建築と竹の取り合わせ。いい味出してるなあ。

羊蹄丸 青函ワールド アルバム










9月30日に公開休止した船の科学館。展示されていた青函連絡船「羊蹄丸」は譲渡される予定だそうだが、その内部にあった再現展示「青函ワールド」は失われてしまうのだろうか?

今まで日本各地の鉱山テーマパークなどを訪れ、人形を使った再現展示は見慣れていたが、この「青函ワールド」にはかつてない強烈なインパクトを受けた。昭和30年代の青森駅前や青函連絡船乗船場を再現した空間に入り込むと、1体1体が個性にあふれた人形たちと来場者が渾然一体となり、まるで演劇世界の中に鑑賞者たちが巻き込まれてるような感覚に包まれる。

食堂で酔いつぶれたオヤジの背後に忽然と現れる本物のディーゼル機関車の巨躯。これをシュールな劇場空間といわずして何といおう。

サクサベウシオ「浮石」@ZAIM

浮石1浮石2


 






サクサベウシオさんの作品「浮石 Floating Stones2008」横浜ZAIM空中に今尚、浮遊中とのことです。是非ご覧になってみてください。私も昼間はまだ目撃していないのですが、青空をバックに見てみたいなあ。

下は3月29日に行われた、ZAIM地下同行室でのライブ画像です。横一列に並んだマリンバ・チェロ・ピアノ。たいへん面白い光景でした。もちろんそのサウンドも素敵でしたよ。

ZAIM地下同行室ライブ








友人SAI-UN氏が昼間の「浮石」を撮影してくれました!

昼間の浮石

沈黙から 塩田千春展

インスタレーション第1回横浜トリエンナーレで、泥の付着した巨大なドレスを出品し印象に残った塩田千春の個展が、神奈川県民ホールのギャラリーで行われた。最終日に観ることができた。

メインの吹き抜けになった大展示室。上部から見下ろすと中央にグランドピアノがおかれ、無数の椅子が周囲に並べられている。それらに黒い糸が絡みつき、張り巡らされ、壁面すべてにまで及んでいる。近くに寄ってみると、ピアノは焼け焦げていて、鍵盤も無残な姿をさらしている。ヨン・フォッセの「眠れ よい子よ」という劇の朗読をヘッドフォンで聴きながらこの空間に佇むと、言い知れぬ寂寞感・不安感に包まれる。

旧東ベルリンの廃屋から集めたという窓枠を集積させたインスタレーションは、広大で稠密な空間を生み出し、裸電球で照らし出されたその様相は、廃墟そのものだ。廃屋の持つ長い時間の記憶を、窓枠という象徴的なオブジェにより見事に抽出している。

塩田千春展絵の具や泥にまみれたセルフポートレート写真も多数展示されていた。塩田千春、なかなかアイドル顔である。病院の廃墟のようにベッドがならんだ中に彼女が寝ているモノクロの写真は、ドイツ表現主義の映画のワンシーンのようであった。ドイツで学びベルリンを拠点に活動するという塩田の世界には、ヨーロッパ的な退廃・底なしの虚無感とともに廃墟の持つ詩情を感じさせられた。

大変な労力のかかった見ごたえある個展だったが、県民ホールギャラリーの古い施設はあまりに凡庸。空間の魅力が加われば、さらに美しく感じられただろう。横浜ならBANKARTあたりでやってほしかったなあ。

ART iT展覧会レビュー
プロフィール

テツ

「中年とオブジェ」とは赤瀬川原平の名著「少年とオブジェ」へのオマージュである。美術、オブジェ収集、エリック・ドルフィーを愛好する。

Archives
Subscribe with livedoor Reader
Recent Comments
Recent TrackBacks
ブクログ
blogram投票ボタン
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 累計:

  • ライブドアブログ