中年とオブジェ

美術館・街で見かけたオブジェ 旅先で手に入れたオブジェ オブジェの視点で世の中を楽しむ中年の日常。

鞆の浦

黄色は注意!









採集地 尾道
     
     鞆の浦
     
     京都

鞆の浦アルバム

街角
医王寺より
船
雁木
大黒様


今年4月に訪れた瀬戸内の小さな街、鞆の浦の風景。宮崎駿が滞在しポニョの構想を練ったとか、開発派と景観保全派の争いがニュースになるなどで、すっかり有名になってしまって、今や週末には観光客でごった返すのだそうだ。

常夜灯(石の灯台)、護岸の雁木、防波堤などが江戸時代の港湾の姿をとどめているのが建築的には貴重だとか。

コーナーに注意
路地
カフェの窓


ひなびて、古ぼけて、ほころびのある風情に、思わず路地歩きに没入させられる。歩き回っていて見かけた古風な洋風建築。鞆の浦から東京に出てUターンしてきたという奥さんが、廃業した実家の床屋を改装してはじめた喫茶店だそうで、この街の話しをあれこれうかがうことができた。

カフェの棚かつての理髪用の棚が、ディスプレイラックとし使われているのがいい。あとでわかったのだが、ここは大林宣彦の映画「野ゆき山ゆき海べゆき」(1986)で床屋のシーンのロケに使われていた場所だったのだ。観光客相手のにわか商売のカフェとは一線を画する、落ち着いた佇まいの店であった。再開発がされるにせよ、保全補修が進むにしろ、鞆の浦の風景が失われゆくことはまちがいない。

ケントリッジと尾道・広島・鞆の浦

坂道

鞆の浦


4月16日(金)に、広島市現代美術館に巡回中のウィリアム・ケントリッジ展のイベント、ウィリアム・ケントリッジによるレクチャー/パフォーマンス「I am not me,the horse is not mine」が行われた。会場は広島市南区民文化センター・ホール。ケントリッジが熱く偏執的なパワーで演じた舞台は、まさにレクチャーでありながらパフォーマンス。ケントリッジの映像作品に登場するエクスタインとフェリックスという二重身のような関係性に通じる、虚実の皮膜のあいまいさを往還する「演技」。ロシアの問題、文学と作者の関係など多くの問題が投げかけられる中から、今を生きる作家ケントリッジの煩悶が伝わってくるように思われた。

せっかく広島に行く機会となったので、初日は福山からバスで30分ほどの小さな港町、鞆の浦を訪問。ポニョ効果で、土日には観光客でごった返していると言うが、平日は人もまばら。軒を傾けかけた古い家屋も散見される鄙びた街並だ。

その夜は尾道に宿をとり、居酒屋で瀬戸内の小魚を食し、尾道に行くたびによるジャズ・バーでグダグダ。

尾道ロープウェイ


翌朝は、千光寺公園の尾道市立美術館へ。安藤忠雄による改修工事はたいしてよくない。尾道水道の眺めを楽しみ、昼は海岸通のしみず食堂で魚の煮付けといなり寿司とビール。

広島に移動し、村野藤吾の世界平和記念聖堂を訪れ、ケントリッジのイベントへ。翌日は、平和公園や基町高層アパート、原広司の基町高校、ひろしま美術館など見て歩いた。

ヒロシマ


プロフィール

テツ

「中年とオブジェ」とは赤瀬川原平の名著「少年とオブジェ」へのオマージュである。美術、オブジェ収集、エリック・ドルフィーを愛好する。

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