2014年01月18日

67期司法修習生の貸与申請状況

一聴了解さんが情報公開請求してくださっています。


「67期は73・6%が貸与を申請(H25・11月現在)」(一聴了解)
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/h2511-34a0.html
貸与申請者数と申請率の推移は以下の通りです。
67期(1449,73.6%)←66期(1654,80.8%)←新65期(1742,87.1%)


司法修習生採用者数は1969人とのことです。
修習生に配布された名簿によると1975人という情報がありましたが、さらに辞退者がいたことを推測させます。

貸与申請率が年々低下している原因はハッキリしませんが、
それだけ経済的に余裕がある人でなければ修習へ行こうとしないこともあるでしょうし、
一旦貸与を受けると、修習を終えた後も毎年4月30日までに「住所等届出書」を提出しなければならないといった面倒な手続きがある上に、手続きを怠ると簡単に期限の利益を喪失してしまうリスクがあるので、それぐらいだったら貸与を受けないほうがマシという判断に至る人も多いのではないかと思います。

でも、貸与申請率が低下することは、「経済的に困っていない人が増えているから良い」ということを決して意味しません。
司法修習へ行かないという選択をする人が増える、という結果になるでしょう。


<再掲>
新修習(新司法試験合格者、新60期〜67期)の採用者数の推移
(左から、「修習期に該当する年度の(新)司法試験最終合格者数」→「当該修習期の採用人数」)
60期 1009→*991 辞退率1.8%
61期 1851→1812 辞退率2.1%
62期 2065→2043 辞退率1.1%
63期 2043→2021 辞退率1.1%
64期 2074→2022 辞退率2.5% ←当初貸与制が開始とされていた期
65期 2063→2001 辞退率3.0% ←実際に貸与制がスタートした期
66期 2102→2035 辞退率3.2%
67期 2049→1969 辞退率3.9%

(注)辞退率とは、「修習期に該当する年度の(新)司法試験最終合格者数」と「当該修習期の採用人数」差から機械的に算出したものです。
実際の採用にあたっては、過去の司法試験合格者で修習開始を遅らせた人たちが合流することになりますので、その年度の司法試験合格者の辞退率を表わしたものではありません。
なお、67期の採用者数は、「一聴了解」さんによる最高裁への情報公開請求への開示結果を引用しました。

schulze at 01:48│Comments(0)司法修習 | 司法制度

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