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2017年01月03日

弁護士1人あたりの国民数 (1990年)8957人→(2016年)3352人→(2061年)1496人

「17弁護士会が声明「司法試験合格者のさらなる減員を」「1500人でも供給過剰」」(弁護士ドットコム)(タダスケの日記)
http://d.hatena.ne.jp/tadasukeneko/20170102/1483318571
弁護士1人当たりの国民数
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/white_paper/2016/1-3-7_tokei_2016.pdf

2016年には,弁護士人口は37651人「弁護士1人あたりの国民数」は3352人です。弁護士人口は,2048年に63715人とピークに達しますが,この頃から現行司法試験時代の弁護士も引退(想定)し始めるので,減少に向かいます。もっとも,人口も減少し続けているので,「弁護士1人あたりの国民数」はさらに減少を続け,最終的には1500人を切って1496人となっています。2018年に弁護士になった者が,仮に40年働くと想定すると,2058年まで働き続けることになります。それまでに,「弁護士1人あたりの国民数」は半減以下となりますので,単純に考えると,収入が半減する,または案件の受任のための広告費が倍増する,などといったことが予想されます。(もちろん,実際には一律に弁護士が窮乏化するわけではなく,その経営能力によって,いわゆる「勝ち組」と「負け組」にわかれることでしょう)

【2016/1/4 追記】
コメント欄にお尋ねがありましたので、過去のデータを追記します。
(出典)
弁護士人口
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/white_paper/2016/1-1-1_tokei_2016.pdf
国民の人口(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E7%B5%B1%E8%A8%88

2010年
弁護士人口 28,789人
国民の人口128,058千人
弁護士1人あたり 4448人

2005年
弁護士人口 21,185人
国民の人口127,768千人
弁護士1人あたり 6031人

2000年
弁護士人口 17,126人
国民の人口126,962千人
弁護士1人あたり 7413人

1995年
弁護士人口 15,108人
国民の人口125,570千人
弁護士1人あたり 8311人

1990年
弁護士人口 13,800人
国民の人口123,611千人
弁護士1人あたり 8957人




これはだめかもわからんね…。
('A`)

人口が減少するということは、必然的に法的な紛争も減っていくことでしょう。
厳然たるこの事実を前にして、なお法曹人口が増えていくということは、
この業界に未来はないという帰結しか導けないと思います。

これから法科大学院へ進学しようという人は、この事実から決して目を背けないでください。
自身が負担するリスク(奨学金等の返済、司法試験不合格のときのリスクのみならず、合格して弁護士登録できた後の弁護士会費等の経済的な負担、弁護士業にかかる経費、新卒で就職した場合と比較した逸失利益、そのほかモロモロ)を考慮するのはもちろんのこと、さらにこれからどれくらいの収益が期待できるのか、人生トータルを見通したプランニングが不可欠です。

「資格さえ取ればなんとかなる」という時代ではないのです。資格を取っても、そのときには誰も助けてはくれません。目指すのなら、覚悟を決めてください。すべては自己責任です。そして、それでも目指すというなら、法科大学院よりリスクの少ないルート(=予備試験)があることも考慮すべきでしょう。








<参考>
法曹の収入・所得,奨学金等調査の集計結果(平成28年7月)
http://www.moj.go.jp/content/001198284.pdf

第18回法曹養成制度改革顧問会議(平成27年3月26日開催)【資料2−1】法曹人口調査報告書骨子試案
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52113821.html
(企業のニーズ 25〜26ページ)
『中小企業調査においては,法曹有資格者を通常の正社員として採用していると回答した企業も,任期付社員として採用していると回答した企業も,ともになかった。また,98.1%の企業は,法曹有資格者を採用していないし,今後も採用する予定はないと答えており(問10),採用は進んでいない。』
『大企業では,法曹有資格者を社員として採用している割合は未だにそれほど多くはなく,76.2%の企業においては,法曹有資格者を採用していないし,今後も採用する予定はないと答えている。』

(自治体のニーズ 30ページ)
『法曹有資格者を採用しているか(問10)に対しては,640自治体(有効回答733のうちの87.3%)が「法曹有資格者を採用していないし,今後も採用する予定はない」と回答している。』

<当ブログの関連過去記事>
北大ロー主催特別講演会「今、ベンゴシ目指すのアリですか?」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52170606.html
ジュリナビメルマガに掲載されている「新規求職者の採用に必要な年収」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52170380.html
社内弁護士の基本的な給与や賞与は一般の正社員と同等
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52171605.html
ヨレヨレのスーツを着た年配の弁護士、人呼んで「枯れ弁」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52165307.html
32歳弁護士 毎食カップ麺でコンビニおにぎりがご馳走(NEWSポストセブン)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52164856.html
卓球・水谷隼「年収は1億にちょっと届かないぐらい。貯金は楽勝で1億円以上」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52164376.html
弁護士の年収、低下傾向 新人は5年前比210万円減(日本経済新聞))
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52163663.html
弁護士の給料半減! 年収200万〜300万も当たり前の悲惨な現実 「おそらく最近合格した人たちの中に、圧倒的多数の貧乏弁護士が発生した」(プレジデントオンライン)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52161136.html
夢のある話を聞きたい
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52159962.html
岐阜の弁護士にはイノシシ捕獲の補助金狙いの人がいるほどの窮状
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52149998.html
【特別企画】成仏理論生誕10周年 フリートークエントリー
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52150353.html
今一度、法科大学院へ進学する経済的リスクを確認しよう
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52152035.html
5年目の弁護士の年収は平均300万〜400万円(わかやま新報)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52146285.html
ロー教授「それでも地球は回る。潜在的需要はある。」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51953991.html
弁護士に対する「潜在需要」の中身
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51812191.html
日経の言う「企業のニーズ」の正体
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51956971.html

<参考:Law未来の会関連>
「そんな希望のない職業を目指す人が減るのは当然」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52165406.html
「ネガティブキャンペーン」をしているのは誰なのか
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52165321.html
Law未来の会「弁護士会が弁護士が儲からんというようなことを吹聴しているのは問題である」
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52156033.html
Law未来の会主催セミナー 「弁護士就職難」の謎を解く(2015年3月5日開催)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52108387.html
「年収300万円でもいいという人を生み出すためにも、合格者増員が必要だ」(後藤富士子弁護士の発言)、「就職先がないというのは300万とか500万とか貰えるのがないという話で、就職先自体はあるはずだ。」(岡田和樹弁護士の発言)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52096748.html

schulze at 22:00│Comments(4) ロー進学、ダメ。ゼッタイ。 | 司法制度

この記事へのコメント

1. Posted by うな重   2017年01月04日 07:44
任官するからへーきへーき
2. Posted by 弁護士Y   2017年01月04日 21:08
改めて見ても、本当に絶望的ですね。
これは将来の予想数値ですが、過去の数値はあるのでしょうか?
3. Posted by schulze   2017年01月04日 21:53
2010年
弁護士人口 28,789人
国民の人口128,058千人
弁護士1人あたり 4448人

2005年
弁護士人口 21,185人
国民の人口127,768千人
弁護士1人あたり 6031人

2000年
弁護士人口 17,126人
国民の人口126,962千人
弁護士1人あたり 7413人

1995年
弁護士人口 15,108人
国民の人口125,570千人
弁護士1人あたり 8311人

1990年
弁護士人口 13,800人
国民の人口123,611千人
弁護士1人あたり 8957人

・・・もうやめておきましょうか。
(>_<)

【出典】
弁護士人口
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/white_paper/2016/1-1-1_tokei_2016.pdf
国民の人口(Wikipediaですみません)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E7%B5%B1%E8%A8%88
4. Posted by 弁護士Y   2017年01月05日 15:52
有難うございます!
あまりにも酷い数字ですね、、

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