容器入焼そば風即席麺の調理に関する法律立教ロー・桐蔭ローが募集停止(33・34校目、残り40校)

2017年05月26日

「専門職大」創設へ=改正学校教育法が成立(時事通信)

「専門職大」創設へ=改正学校教育法が成立(2017/05/24-10:27 時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017052400210&g=soc
『実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関「専門職大学」「専門職短期大学」を創設する改正学校教育法が24日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。2019年4月からの開学を予定。大学制度で新たな教育機関が設けられるのは、1964年の短大制度化以来55年ぶりとなる。』




大学にとって、「専門職養成ビジネス」はよほど旨味があるんでしょうね…。
('A`)

しかし、大学は本来的に研究機関であって、専門職の実務をやっているわけではないから、実務は教えられないのです。そこが根本的な矛盾でしょう。
世の中や政治も、どうして大学に専門職の養成ができると安易に期待してしまうのか、それが不思議でなりません。


<参考>
Wikipedia「専門職大学院」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%82%E9%96%80%E8%81%B7%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2
専門職大学院一覧
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senmonshoku/08060508.htm

<当ブログの過去記事>
中教審「専門職大学」創設を答申 19年の開学目指す(共同通信)(2016年5月30日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52157036.html
中央大、会計大学院を18年3月に閉鎖へ(日本経済新聞)(2016年4月2日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52151911.html
「法科大学院出身者を研究者として養成すること」は大学のあるべき取り組みなのだろうか?(2015年10月1日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52134677.html
法科大学院、「企業人」を育成(日本経済新聞)(2015年9月23日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52133800.html
「桐蔭法科大学院2015ガイド」の内容(2014年5月10日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52069939.html
熊本大ロー進学説明会 法科大学院はもはや専門職大学院ですらないらしい(2013年1月4日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51998013.html
実務経験がない教員が教える専門職大学院(2013年3月15日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52009829.html
医師養成大学院(メディカルスクール)(2012年11月13日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51988613.html
中教審、教員養成で修士課程履修を答申 大学院栄えて専門職滅ぶ!?(2012年8月29日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51974146.html
教職大学院、半数で定員割れ(2012年8月27日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51973875.html
次世代リーダー養成大学院(2011年12月2日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51914908.html

schulze at 00:05│Comments(16) ロー進学、ダメ。ゼッタイ。 | 司法制度

この記事へのコメント

1. Posted by ローヤー   2017年05月25日 23:19
実務家が講師として実務教育する機関ができても別におかしくないと思いますけどね
従来型の研究機関の枠に収まらなければならない意味もないでしょう
法科大学院が失敗したからといって他の専門職大学院も失敗すると決めつけるのは乱暴ですよ
これを機に、ロースクールは受験資格授与機関ではなくなり純粋な専門職大学院に移行してくれればいいですね
2. Posted by 利権野郎   2017年05月26日 09:58
奴らは学校利権で儲けようと考えているんだから
いくら理性的な議論をしても無駄

加計獣医学部もお友達のためなんだから
岩盤規制のドリルでお友達のために穴をあけるんだからw

そこまで露骨じゃなくとも法科大学院だって役人と
無能な大学教授はウィンウィンなんだよw 
需要の見込みとかどうでもいい そんなものを真面目に
議論してた弁護士会がアホなだけだw
でっち上げ表向き規制緩和ならなんでもいい橋下とか
そうだろ?w

図書館でも弁護士とかいう馬鹿が出たがそういうことだw
3. Posted by やめべん   2017年05月26日 18:37
質の高い専門職人材の育成というのは表向きの話で、専門学校進学や就職に流れている高卒後の進路を、なんとか大学進学に向けたいだけでは?
でも、専門職人材って、実際に現場に出て働いて、経験を積んでいってはじめて質が高まっていくと思うんですけどね。弁護士だって、実習にあたる修習あけ直ぐには、使い物にならないじゃないですか。少なくとも私はそうでした。
4. Posted by 中堅弁護士   2017年05月26日 18:39
www.rikkyo.ac.jp/lawschool/news/20170526_18907.html

立教が募集停止ですね。
5. Posted by 利権野郎   2017年05月26日 19:02
立教逝ったああああああああ


ついに六大学の一角が潰れたか

立教グッジョブ 良い判断です はっきりいって

法科大学院は社会の害悪・補助金の無駄

さっさと潰れましょう 成仏しましょう
6. Posted by 桐蔭も   2017年05月26日 22:10
桐蔭も募集中止ですね

http://www.cc.toin.ac.jp/univ/law/sp/entranceexamination/dontrecruitment.html
7. Posted by schulze   2017年05月26日 23:52
募集停止の情報、ありがとうございました。本日は終日外出していたため、更新が遅くなりまして申し訳ございません。今日のタイミングでの発表、そして立教と桐蔭というのは、私としてはやや予想外でした。
8. Posted by schulze   2017年05月27日 00:02
実務を行っていない大学が専門職の実務家を養成できるとは、私にはとても思えません。箱だけ作って教員として実務家を教授や講師として招いたところで、養成できるというものではないはずです。なぜなら専門職の養成とは、教える側だけでなく学ぶ側の課程にもそれぞれ実務経験が不可欠だから。大学で実務経験を踏ませることは限界があります。そもそも専門職の養成機関として大学はなじまないのです。そうでなければ法科大学院が失敗するわけがありません。少なくとも、教員自ら(井上正仁先生)が「ロースクールでは前期修習に匹敵する教育はできない」などと発言することはないでしょう。「法曹養成の中核」を自認しながらこの体たらくはあり得ないと思います。
医学部が成功しているのは、大学が病院を運営していて、医療の実務経験があるからだと私は考えています。6年制であることや医師国家試験の受験資格などは、本質ではないと思っているのです。私は大学が医学部で医師を養成することには一切反対しません。私が申しあげているのは「大学は研究だけやってろ」ということではなく、「専門職の養成をしたいのなら、大学自身が実務を行っている分野に限定しろ」ということです。
9. Posted by 利権野郎   2017年05月27日 06:46
schulzeさん
医学部が成功しているのは、別に実務経験関係ない。
医学部は定員を厳格に管理し、健康保険制度によって
「今のところ」医師にはある程度高額な報酬が平等に
担保されているからでしょうよ。パイの大きさに合わせて
入場定員をしっかり絞っている(ここ10年は定員を増やしすぎてまずいと言われているが)。
別に医学部の教育が素晴らしいわけでもないし、医師という職業の魅力自体で学生が集まっているわけでもない。
現に医学部の教育もなっていないとしばしば問題になることがある。医師としての使命感がなく、強姦事件を起こす
ような学生も複数出ている。それでも、医師という職業が「おいしい」限り学生は集まる。

いっぽうのロー。当初6000人近くも定員を認め、法曹
需要もでっち上げ。裁判官検察官に至っては、逆に
事件減少に合わせて何割も減る始末。
保険制度どころか、なぜか法テラスでダンピング。
アディーレの広告、週刊誌のネガティブ記事などで世間からも馬鹿にされる職業になりつつある。
これでは学生が集まる道理がない。
どんなに無能が教えていても、職業に経済的魅力があれば
学生はいくらでも集まる。現状は逆だから学生が激減する。ただそれだけのこと。

専門職大学も、中に入る学生の将来とかどうでもいいんだよ。そんなこと微塵も考えていない。それらしい需要なり理念をぶち上げて、一旦つくっちまえば、公益を理由に公金を引っ張れる。ただそれだけ。加計獣医学部の構想を
みればはっきりわかるよ。英語で授業する、人獣共通の感染症を研究する、世界レベルの研究をする、四国に獣医師が不足している。全部何それ?????www

要は学校って儲かるんだよ。補助金あるから他人の褌で相撲がとれるwww
10. Posted by 利権野郎   2017年05月27日 07:08
弁護士という職業に経済的魅力はあるか。

数千万円を超えるような所得を安定的に続けていければ
魅力ありといえるだろう。大事務所のパートナークラスに
なれば一定程度存在する。弁護士という職業の魅力は
おそらくこの少数の層のみが担っている。多額の学費と
年数と司法試験と二回試験という鬱陶しい試験の負担に
見合う地位といえるだろう。
ではこの層になれる確率はどれほどか?なれなかった
場合どうなるのか?w
その程度に成功できる能力と気概があれば、弁護士などで
はなく、プレーヤーとしてビジネスをやったほうが更に
成功できるのではないか?

では弁護士という職業に安定性はあるか。かっこよい仕事か。資格に魅力はあるか。

以前はこの理由の志願者もいたかもしれない。会社員に
比べて資格を持ってる分食いっぱぐれがないとwww
しかし、弁護士資格がインフレを起こし、宅建並とすら
言えるほど価値が暴落し、かつ弁護士が増えすぎたため、
全くと言って良いほど資格自体の魅力と安定性はないだろう。

かっこよさはどうか?アディーレとかカッコ悪すぎる。借金で困っている人から楽な仕事でサラ金からさらに上前はねてどうすんのよとwww

いまでは会社員のほうがはるかにマシだと言われる始末。
会社員になるのに別に学費も資格もいらないのにさw
そもそも法曹資格をもって積極的に会社員になる理由がない。そんなもの会社で評価されるわけがない。俺って
法律に詳しいんだぜ、と趣味を自慢するようなもの。資格を取るために勉強したことは無駄にならないなどという輩がいるが、会社に入ったって勉強するだろう。より実践的だ。それに日本では年を食うほど会社には入りづらい。
年を食っても、高額年俸で大企業にスカウトされるような人材は、上記の所得数千万円を安定的に続けている弁護士の層に入るから、会社に入る意味もない。

11. Posted by schulze   2017年05月27日 10:23
利権野郎さんのおっしゃりたいことは分かります。たしかに養成制度に対する世間の評価には、志望者の動向や職業的・経済的魅力も含まれている、という点には、特に異論もありません。ただ、いま話題に出たのは「大学に専門職養成を委ねることが適切か」ということですから、まずは大学の教育能力を問題にすべきではないかということと、利権野郎さんのように「供給量を管理して経済的に成り立っているかどうかですべてが決まる」と言い切って(割り切って)しまうことは、文科省が進めようとしている強制閉校による法科大学院の整理という路線を肯定しかねない点です。文科省は、医学部のような状態を理想としているでしょうから、数を絞ることで制度の延命を図ろうとしているのです。まさに利権野郎さんのロジックが、そこには当てはまってしまうでしょう。そうすると、「医師養成ではそれで良いが、法曹養成では当てはまらない」というロジックも、どうしても必要になってくると思います。
12. Posted by schulze   2017年05月27日 10:31
利権野郎さんのご意見は、反法科大学院側に立った煽り的な意見のようにも見えますが、私にはかなり重大かつ本質的な問題が含まれていると考えています。それは、今の反司法制度改革側の弁護士たちが、この問題の本質を法曹人口だと考えているように感じられるという点です。私の受け止め方はそうではありません。司法制度改革(特に法曹養成)の本質とは、法科大学院制度のほうだと思うのです。人口論は制度導入のために利用された口実に過ぎない。だから、今後は人口論(司法試験合格者数の意)は自動的にしぼんでいくと思っています。なぜなら、これだけ志望者が減ってしまうと、合格者を輩出したくても輩出できなくなるから。今後、我々が直面するであろう問題とは、司法試験受験者がどんどん減少し、それこそ司法試験合格者が1200人、1000人、800人…と減っていき、人口の調整も進んで需給が落ち着いたときに、法科大学院制度が残るという事態です。私は利権野郎さんのロジックだけでは足りないと思います。法科大学院制度の固定化・延命化を防げないでしょう。
13. Posted by 利権野郎   2017年05月27日 11:21
schulzeさん

問題の本質は「弁護士とは何か」でしょうね。弁護士法があり、弁護士会から高い会費を収奪され、公益活動を強要され、弁護士倫理を強制される「弁護士とは何か」

はっきりいって大手事務所の売れっ子弁護士は、能力が高く法律に詳しい事務屋に過ぎない。コンサルのようなもの。ただ営業が上手いだけかもしれない。
別に「弁護士」という資格で規制する必要もないのではないか?株式のアナリストとそんなに変わらないのでは?その程度の資格なら資格に過度に期待しないし、高額会費も徴収されないし、人権がーという必要もない。大儲けする人間と、全く食えない人間がいて当たり前。バカみたいに何回も試験を受けさせる必要もない。詐欺をするなよとか
当たり前のことを規制するだけで十分。

高須クリニックのような大金持ちのご機嫌をとり馬鹿げた訴訟につきあうのも「弁護士」である必要があるのか。
「弁護士」でなければできない仕事なのか。

一方で規制なしにすると、人権だの公益だの刑事弁護だの貧しい人間の弁護だのそういうのは全部置き去りヘタをすりゃ完全に消滅でしょうな。アベみたいなめちゃくちゃな輩にモノ申す弁護士もいなくなる。現にマスコミにも「弁護士」の肩書きを付した、社会正義なんかそっちのけ、売名だけが目的の情けないアベ応援団を多数見かける。

タダのビジネス資格ならもっと規制を緩くして簡単に取れたほうがいい。しかし現状では、弁護士には公益とか公務員的な役割も期待されている。一体それってなんなの?
とw みんながある程度儲かっていた時代はそれでも別に問題なかったが、年収300万とか赤字とか廃業という時代にそれでは、職業自体が崩壊してしまう。
14. Posted by 利権野郎   2017年05月27日 11:31
結局法科大学院とか、司法研修所というのは単なる手段であって、本質は目的の「弁護士」とは何かだと思いますわ。

そこがはっきりしない。果たして弁護士会なんて存在価値あるの?もう自由にやりましょうや、という声があっておかしくない。現に弁護士会幹部が稲田に政治献金して問題になってたがそんな有様で弁護士自治なんて意味あるの?とw

酒井弁護士のような無法者がでてきて、なんの声も上げない弁護士会に意味あるの?とw

自由競争の単なるビジネス資格ならば、現在の弁護士資格取得までの負担やなってからの負担が重すぎる。クレイジーだ。過払い請求なんて、別に今流行りのパラリーガルで十分。OJTで十分。

結局最終目的地の「弁護士」という職業の役割を整理見直さないと混乱が続くばかりだと思うね。明らかにいままでのエリート職業じゃないのだから。宅建士の取得と維持にそんな過度な負担を課したらだれも取得する人がいなくなるだろうし。

現在は裁判官検察官の登用試験、あるいはわずかある富豪弁護士になれる可能性を夢見させて詐欺的に未だ大量の志願者を集めている状況だけれど、そろそろ根本的に見直さないとどうしようもないだろうね。
15. Posted by やめべん   2017年05月27日 13:25
「専門職を養成する」「教育機関」として成り立つかどうかという観点でみると、シュルジー先生のご意見と利権野郎氏のご意見は、両輪のような関係にあるのでは、と考えます。
シュルジー先生のコメントは「専門職を養成する」という点に軸足を置き、医学部が現場で実務を積んでいる教員が現場で実務を教える、というソフトとハードが揃った環境にあるのに対して、実務を積んでいない研究者教員が座学で実務を教えるのには、そもそも限界・無理があるのではないかという問題提起をされているのかな、と。
そして、利権野郎氏のコメントは、いくら環境を整えたところで、学生に来てもらえなければ「教育機関」として成り立ち得ないという点に軸足を置いて、現状での医師と弁護士の職業としての魅力の違い(?上手い表現が見つからず、すいません。)から、医学部が「教育機関」として成り立ち、ローが成り立たないと考えていらっしゃるのかな、と。
新たに専門職大学をつくるにしても、両方のハードルをクリアできなければ、ローの二の舞になるのではないでしょうか。
16. Posted by schulze   2017年05月27日 23:28
やめべん様
うまくまとめていただいて、ありがとうございます。私も利権野郎さんと何か決定的な対立があるわけではないと思っています。むしろ「弁護士とは何か」が問われてくるということは、私のほうこそがこれまで何度も訴えてきたことです。
(例)
「弁護士登録の必要性は認めないのに、弁護士資格保有者を採用したいというニーズ」は本当に存在するのか(2013年1月6日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51998384.html
弁護士登録を予定しない人材を養成する「法曹養成制度」を社会は許容するか(2013年1月8日)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51998623.html

なので利権野郎さんとは視線は同じ方向を向いていると受け止めているのですが、弁護士の役割とか経済的な意味での魅力といったことと、養成の担い手が誰であるべきかは、必ずしも結びつかないと思います。いま議論しているのは養成の担い手の点ですから、大学の教育能力・養成能力は論じざるをえないものと考えています。繰り返しますが、私が利権野郎さんのご意見で懸念を感じたのは、「医学部がうまくいっているのは、大学に教育能力があるからではなく、定員管理を厳格にして医師に経済的魅力があるから」と説明してしまうと、文科省が進めようとする法科大学院集中改革路線を肯定・追認する方向にいくんじゃないか、ということです。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
容器入焼そば風即席麺の調理に関する法律立教ロー・桐蔭ローが募集停止(33・34校目、残り40校)