2019年(令和元年)司法試験 法科大学院別 既修者合格率ランキング【超朗報】2027年に司法試験合格率が100%に到達する見込み

2019年09月11日

2019年(令和元年)司法試験 法科大学院別 未修者合格率ランキング 

既修者に引き続いて、未修者の司法試験結果を見ていきます。


<基礎資料>
http://www.moj.go.jp/content/001304511.pdf
司法試験2019既修・未修別


未修者については、まずは全体平均の動向から確認します。


◯未修全体平均
R01年 15.6%(286/1829)
H30年 15.5%(356/2295)
H29年 12.1%(331/2744)
H28年 11.6%(397/3418)
H27年 12.6%(531/4209)
H26年 12.1%(526/4354)
H25年 16.6%(720/4334)

◯全受験者平均
R01年 33.6%(1502/4466)
H30年 29.1%(1525/5238)
H29年 25.9%(1543/5967)
H28年 22.9%(1583/6899)
H27年 23.1%(1850/8016)←受験回数が5年5回までに変更
H26年 22.6%(1810/8015)
H25年 26.8%(2049/7653)

◯既修全体平均
R01年 40.0%(*901/2252)
H30年 33.2%(*833/2510)
H29年 32.7%(*922/2823)
H28年 30.7%(*951/3099)
H27年 32.3%(1133/3506)
H26年 32.8%(1121/3417)
H25年 38.4%(1209/3152)

◯(参考)予備試験合格資格による受験者
R01年 81.8%(315/385)
H30年 77.6%(336/433)
H29年 72.5%(290/400)
H28年 61.5%(235/382)
H27年 61.8%(186/301)
H26年 66.8%(163/244)
H25年 71.9%(120/167)


未修の全体平均(15.6%)は、昨年(15.5%)からほぼ変わりませんでした。
昨年が未修としては好成績だったことの反動があるのかもしれませんが、全受験者平均が大きく上昇する中で、未修者はほとんど変化がなかったことになります。

合格ラインを下げても合格率に変化がないということは、やはり、未修者の場合どうしても下位のほうに成績が分布している人たちが多いのだろうと思います。
これは合格ラインを下げると予備試験組がその恩恵を享受し合格率が高くなるのとは、完全に対照的です。

未修者の全体平均15.6%というのは、全体平均の半分(16.8%)未満の水準でしかありません。
未修コースから司法試験合格するのは、相当に厳しいことが分かります。

未修者について言えば、受験者も年々減少している点にも触れないわけにはいきません。
全体も減ってますが、5〜6年前との比較で4割ほどしか受験者がいません。



<令和元年司法試験 法科大学院別 未修者合格率ランキング>
(学生募集停止を表明したロースクールを除く)

一橋大学 35.7%(*15/*42)
広島大学 31.8%(**7/*22)
大阪大学 31.7%(*19/*60)
慶應義塾 29.3%(*24/*82)

*********
ロー修了組平均 29.1%(1187/4081)
*********

関西大学 27.8%(**5/*18)
神戸大学 26.9%(**7/*26)
京都大学 25.0%(*14/*56)
愛知大学 25.0%(**2/**8)
名古屋大 24.2%(**8/*33)
東京大学 24.2%(*23/*95)
早稲田大 22.8%(*23/101)
東北大学 21.4%(**3/*14)
関西学院 20.5%(**8/*39)
筑波大学 19.7%(*12/*61)
千葉大学 19.0%(**4/*21)
首都大学 18.8%(**3/*16)
創価大学 18.4%(**9/*49)
中央大学 17.7%(*17/*96)
福岡大学 17.6%(**3/*17)

*********
未修平均 15.6%(286/1829)
*********

岡山大学 15.2%(**5/*33)
北海道大 13.3%(**6/*45)
九州大学 13.0%(**3/*23)
琉球大学 12.9%(**4/*31)
法政大学 *9.1%(**2/*22)
南山大学 *8.3%(**2/*24)
大阪市立 *8.0%(**2/*25)
明治大学 *6.8%(**5/*74)
立命館大 *6.7%(**3/*45)
学習院大 *6.7%(**1/*15)
専修大学 *4.8%(**1/*21)
日本大学 *4.4%(**2/*45)
上智大学 *4.3%(**2/*47)
同志社大 *2.6%(**1/*38)
金沢大学 *0.0%(**0/*20)
駒澤大学 *0.0%(**0/*13)



昨年の未修ランキングでは、上位の合格率はどこも横並びな印象でしたが、今年はバラけているように思えます。
ロー修了者の全体平均(29.1%)を未修者が上回ったのは4校でした。

未修者合格率のトップは、昨年に引き続き一橋でした。
一橋の未修は、3人に1人以上が合格しています。

広島大が2位に食い込んだのは大健闘だと思います。
社会人中心の夜間ローである筑波大も、今年は健闘したと思います。

一方、岡山・北海道・九州といった中堅国立大が、未修平均(15.6%)を下回っています。

未修合格率ひとケタのロースクールは12校(うち、金沢と駒澤は合格者ゼロ)。
昨年が9校でしたので、全体合格率が上がっている中で、むしろ増えてしまっています。



<参考>
昨年(2018年)の未修ランキング 
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52221151.html

今年(2019年)の既修ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52241970.html

令和元年(2019年)の最終ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52240175.html
平成30年(2018年)の最終ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52219172.html
平成29年(2017年)の最終ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52195820.html
平成28年(2016年)の最終ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52166234.html
平成27年(2015年)の最終ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52131578.html

令和元年(2019年)の短答合格率ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52234216.html
平成30年(2018年)の短答合格率ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52215347.html
平成29年(2017年)の短答合格率ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52189140.html
平成28年(2016年)の短答合格率ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52157281.html
平成27年(2015年)の短答合格率ランキング
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52121029.html

schulze at 12:59│Comments(3) 司法試験 | 司法制度

この記事へのコメント

1. Posted by 受験生   2019年09月11日 14:52
ロースクール自体の教育力を測るという点では、法学初学者である未修者の合格率が高い学校の方が教育力は高いと考えているのですが、どう思われますか?
2. Posted by schulze   2019年09月11日 15:25
「法学初学者である未修者の合格率が高い学校の方が教育力は高い」

たしかに最高でも3人に1人ぐらいしか合格させられない程度の教育力については測れると思います。

別の言い方をすれば、たとえばですが、灘や開成は東大合格者が多いですが、それは「灘や開成の教育力が高いから」だと評価できるか?という問題と同じですね。
3. Posted by イノシ士   2019年09月11日 17:47
>法学初学者である未修者の合格率

あーこれはですねー、からくりがございまして
法学部卒でもげふんげふん、未修コーぐふっ……げほげほげほ!(吐血)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
2019年(令和元年)司法試験 法科大学院別 既修者合格率ランキング【超朗報】2027年に司法試験合格率が100%に到達する見込み