コーチングと言う観点からとはいえ、
子育てに関する情報を発信する立場として、
避けては通れないのがこの「いじめ」の問題です。

現在問題になっている、いじめについてのデータを見るにつけ、
その陰湿化、凶悪化、特にネットを使ってのいじめなどは、
わたしでも思わず恐怖に震えてしまう程の事実を、
突きつけられます。

それがわが子に降りかかるかと思うと、
親にとっては本当に深刻な問題として
受け止めなければなりませんよね。

2013年6月26日に
【いじめ防止対策推進法】が可決、成立しました。

わたくしは、大人向けのセミナーを実施している事もあり、
その関係で、現役の教師の方、引退した教師の方から、
いろんなお話を聞く機会があります。

セミナーに参加してくださったり
コーチング関係で知り合いになる教師の方は
この問題に関しては、ほんとうに心を痛め、
取り組んでいらっしゃいます。

そして、なんとかその知識を現場で生かせないかと言う教師の方が、
時間も、参加費も自腹を切ってセミナーに参加してくださっているわけです。


しかし、報道にもあるように残念ながら、
「隠蔽」「保身」から、重大な事件になってしまった例があるのも事実です。


【いじめ防止対策推進法】の内容に目を通しましたが、
以下の様な文章を盛り込まなければならない事は、
正直残念に思うのです。

第三条-2
学校の教職員は、いじめを受けた児童生徒等を徹底して守り通す責務を
有するものとして、いやしくもいじめ又はいじめが疑われる事実を
知りながらこれを放置し、又はいじめを助長してはならない。

参照:いじめ対策推進基本法案

あまりにも当たり前すぎる事柄ではないでしょうか?

もちろん論旨として、前提も含め盛り込まなければならない
と言う事もあるでしょうし、実際、それができていなかった為に
取り返しのつかない事になった事実もありますからね。

しかし、

「それをここで言わなければならないのか?」

という思いが自然と湧き起ってしまいました。


国と言う大きな単位で、なにかを行っていくのは
大変な労力を要するものだとは思いますが、
この問題に限らず、国の対応と言うのは、
「対処療法的」なものが目立つ様に思います。

どうしても看過できない状況になって初めて
局所的にパッチを当てていくようなイメージです。


確かにいじめが起きているのは学校ですし、
現場として学校、そして教師の方がまず対応して
いかなくてはならないとしても、今回の
【いじめ防止対策推進法】
は、いじめが起きた時にどうするか、どう解決するかを行っていき、
その抑止力が「防止」にもなっていくと言っている様に
感じてしまうのです。

もちろん、法として効力を発揮できる骨子ができた事を
単に否定、批判するつもりは毛頭ありません。


現在の状況を鑑みれば、まずそこからと言うのも
致し方ないような気がしますが、並行して、

「どうしたらいじめない子供に育てるか?」

を、乳幼児の子育てから考える視点を持つ事も
考えなければならないと思っているのです。


つまり、一番のいじめ防止策に力を発揮できるのは、
政府でも、学校でもなく

「おかあさん」

なのではないかと思うのです。


もちろん、その責任のすべてをおかあさんに
背負わせるという事ではありませんが、
おかあさんの偉大さと、影響力は
そういうパワーを持っているという事なんです。

簡単に言えば、

「子育ては、(世の中の)未来を変える!」

って事なんです。


「ママにこにこコーチング」に携わる中で、
子育ての中でもっとも重要なことのひとつは

「共感力」

であると、断言できます。


すべては、ここに通ずると言ってもいい位です。


「共感力」を言い換えるなら、

「思いやり」
「優しさ」
「感受性」
でしょうか?

「どんな子に育って欲しいか?」
という問いには、かならず上位に挙がってくる単語です。

にもかかわらず、
これだけ「いじめ」と言う問題が表出している事実を見れば、
「思いやり」や「優しさ」や「感受性」が
育っているとは、お世辞にも言い難いのではないでしょうか?


一番の問題は、

「じゃぁどうしたらいいの?」

って事です。


「[共感力]のある子になってね」
と、言い続ければそうなる類のものではありませんよね。

「思いやりのある子になりなさい!」
と、厳しくしつけるというのもこれまた変な話です。

わたしには、1歳半になる息子がいますが、
生まれてすぐに、今、わたくしがお伝えしている様な知識は
待っていても誰も教えてくれないという事を
身をもって実感しました。


自分の親がしていた様に、周りがしている様に、
テレビドラマに出てくる母親がしている様に、
しか、乳幼児期の愛するわが子への対応をするしかないんです。


一歩踏み出して、育児書の様なものを読んでみると、

方や、
・時には手を出してでも厳しく躾けろ
・「社会のルール」「公衆道徳」「礼儀作法」という面からも厳しい躾けは必要
・叱ることこそ、親の義務
・褒めてばかりじゃ子供はダメになる

と言っているかと思うと、
別の本では、
・子供はほめて育てましょう
・どんなわがままも受け止めましょう
・叱ってはいけません

中には、「おかあさんの躾をしようとしてるの?」
と言うような本もあります。


「どうせいっちゅうねん!!」

って話ですよね?


こういう状況を踏まえて、
ひとつ上の抽象度から、子育てを考えるのが

「ママにこにこコーチング」

なんです。

そして、

「ママにこにこコーチング」

では、より一層前述した「共感力」を
前面に押し出して、活動していけたらと思っています。


「共感力」の高い子供がいじめをするでしょうか?

「共感力」こそ、コミュニケーションの要です。

そして、これは子供だけの問題ではありません。
巷で見かける、電車や公共の場でちょっとしたルールの
守れない大人達の行動こそ、この「共感力」の欠如の
表れではないでしょうか?

そういう意味でも、「共感力」の重要性を
感じていただけると思います。


このブログで何度も取り上げている
「ベーシックトラスト(基本的信頼感)」
や、
「セルフエスティーム(自己肯定感、自尊心)」
は、まさに「共感力」と直接の相互関係があります。


「共感力」が高ければ、「躾けなければならない事」
と言われている様な事のほとんどを、自ら律する
事が出来るように思いませんか?



こういう事からも、「躾なんていらない」と、言えるのです。
 

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