

ローカル気分が味わえる個性派人気エリア


1960年代のヒッピーの発祥地と言われるヘイトアシュベリー。
ベトナム戦争の泥沼化、公民権運動の活発化と、アメリカにとって1960年代はまさに激動の時代でした。
そんな社会の流れの中で生まれたのが、ヒッピーと呼ばれる若者たち。
彼らは安い家賃にひかれてヘイトアシュベリーに移り住んで、それまでの常識を打ち破る独自のカルチャーを創り出していきました。
当時の彼らのスローガンは「反戦、平和、自由」。
ロック、サイケデリックアート、コミューンを生み出した彼らのムーブメントは、世界に大きな影響を与えました。
ジャニス・ジョプリンもその時期にここを拠点としていたミュージシャンのひとりで、ヘイトアシュベリーの外れにカントリー・ジョーと一緒に住んでいました。
今はヒッピーなどはいないが、その名残をもちつつも、現在もロックやパンクの店、クラブなどが集まっていて、
個性的なファッションの若者たちの溜まり場になっている。ヘイトストリートには古着ショップやクラブが並び、独特なムードが漂う。
通りを歩いている人は個性的なファッションに身を包んでいて、ピープルウォッチングを楽しめるエリアでもある。また地元の人々だけでなく、
観光客でいつもにぎわうヘイトアシュベリーのすぐ裏側のコールバレーは、かわいいショップやカフェが並び、ひそやかな人気を集めている所。
UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)が近いので、学生も多く、学生街らしいにぎやかな雰囲気が魅力のエリア。
Haight Ashbury
http://www.haightshop.com/
「地球の歩き方 ~サンフランシスコ 2012~2013年版」より引用