食べ物

September 01, 2010

今年も秋味をゲットした。しかも、例年よりも早く。
昨年の失敗がいつまでも頭の中に残っていたからだろうか。とにかく、見つけてすぐに購入。
発泡酒生活から、ビール生活に。
嫁の訝しげな表情をよそに、鼻歌交じりで味わう。
期間限定品だから、早めに補充を考えておく。

そういえば、夏休みに巨大家具店に出かけた。
また、忘れないうちに書こうと思う。

(00:26)

February 07, 2009

今や当たり前のものになっているファストフードであるが、自分が一番最初に行ったのは、今から20年ほど昔だ。
韓国が本社の「あのチェーン店」である。まだ、ハンバーガーなんてあまりよくわからなかった頃に、あのセットに出会った。相当な衝撃を受けたのを覚えている。ポテトとコーラ(もしくはシェイク)とチーズバーガー。とても贅沢な気がした。今ではその店も無くなってしまったが、市内にもいくつかの同じような店がある。
最近は「M」のマークの店が圧倒的に強いのだが、それに対抗するかのように、赤い看板におじいさんの絵が描かれた、チキンの店が繁盛している。

ハンバーガーも売っていて、更に得意のチキン戦略である。それが功を奏しているのかどうかはわからないが、週末に店の前を通ると大抵渋滞が起きている。ドライブスルー渋滞である。クリスマスの時は本当にひどく、信号が変わってもその渋滞が原因で全く動かないときもあったぐらいだ。そんなに世の中はチキンを欲しているのかと疑問に思った。市内にもファストフード店はいくつかあるが、チキンはほとんど利用しない。あまりお手軽感が無いからだろうか。油のべとべとが苦手だからだろうか。とにかくほとんど行かない。できれば、渋滞で並んでいる人たちに一人ずつアンケートをとりたいぐらいである。
その良さを是非とも熱心に教えてもらって、前向きにチキン屋に足を運んでみたいのだが。

ファストフードについてネットで調べると、食べる気を無くしてしまうような情報がたくさん入ってくる。もちろん栄養面で特に優れているというわけではないのだろうが、カロリーや質について相当心配になる情報がほとんどである。でも、たまには食べたくなってくるときがある。その時点で、すでにファストフードのもつ怪しい力にやられているのかもしれないと思ってしまう。

この不況の中「M」が最高利益をあげたそうだ。世の中はやはりチキンより「M」なのだろうと思う。

・・・腹の虫が鳴いたような気がした。クーポン券を探さなくては。

(22:11)

December 26, 2008

唐辛子を久しぶりに使った。清水寺に行く途中にある「七味家」という店のものだ。いろんな人からお土産でもらっていたので、自分で行く機会があったら買ってこようと決めていたものだ。袋詰めのものやちょっと立派な木の入れ物に入れて売っている。少し奮発して高めの木の入れ物に入っている唐辛子を購入した。
それから5年ぐらいが過ぎただろうか。初めの頃は頻繁に使っていて、うどんや鍋物などには必ず使用していたのだが、子どもが一緒に食べるようになってからは、あまり使う頻度も減ってきた。それと同時に、唐辛子の減る量も少なくなっていく。結局、1回使い切るまでに、5年以上かかっているのである。
その唐辛子を使ったのは、鍋をやっていた時のことだ。味ぽんに数回振りかける。その時、何か異様な気配を感じた。いつもより粒が大きいのである。長年使っていないと、湿気も入って固まってしまうのかもしれない。そう思って、箸で細かくする。しかし、その唐辛子が、たれの中で動いているように見えた。酒に酔っているせいかもしれないと思って、じっくりと目を凝らす・・・やはり動いている!
カブトムシの幼虫のような虫がうねうねと動いている。大きさはごまと同じくらい。それが、味ぽんの海で体をくねらせていた。非常に気持ち悪い光景である。それから、何度も振ってみると、数匹の虫が出てくる。しかも唐辛子に包まれて。あいつらは辛くないのか?熱くないのか?と思ったが、そんなことはどうでもいい。自分で食べてしまっていないかということだけが気がかりであったが、それを確かめるすべもない。
取りあえず、残っていたものをすべて捨てた。唐辛子のどこに潜んでいたのか。木に寄生していたのか、唐辛子の中に卵として入り込んでいたのか、使っているときに小さな穴から潜り込んだのか。いずれにしても気持ちが悪い。
唐辛子という人間にとっては非常に辛い物の中に、体すべてを埋め尽くしていたあの虫は一体何だったのだろうか。調べてはいないが、もしかしたら、相当強い生命力をもった生き物かもしれない。
しばらくは、唐辛子を使うのを控え、落ち着いて食事に向かわなければいけなさそうである。


(18:25)

November 13, 2008

家のビールが残り少なかったので、近くにあるドラッグストアまで車を走らせる。いつものように、薬などの本来薬局に置いてあるものを素通りし、食料品売り場へと足を運ぶ。近所にあるので、自分の中では「我が家の冷蔵庫」の気分である。いつもの場所に、いつもある商品が並んでいる。
その中でも、最近は財布の都合によりそこから取り出せなくなっているものがいくつかある。他人は「我が家の冷蔵庫」から高価なビールを持っていくのだが、自分ではそれを選ばず、第2、第3のビールを選んでいる。お気に入りはKIRINの淡麗だ。
今回も同じように淡麗に手を伸ばそうとしたときに、新しい商品がいくつか目に入った。冬に限定発売となった「白麒麟」とかSTRONGとかいうアルコール分の強いものだ。それらの中に、何だか見たことのある色の缶を見つけた。赤や黄色の葉っぱの色が正面に見え、そこに大きく漢字で「秋味」と書いてある。衝撃の再会である。
その瞬間、それまで淡麗に向けて伸ばしていたはずの手は「秋味」に向かい、陳列してある7本全てをかごへと運び込んだ。
他にケースで残っていないか確認したが、それは残念ながら残っていないようであった。それ以上に、こんな時期に残っていたのが本当に不思議である。前回確認しても無かったはずなのに、今回あったということは、どういう流通になっているのかが疑問として残る。
いずれにせよ、今年はもうあきらめていた「秋味」を立冬を過ぎてから楽しめるというのは、ラッキーといってよいのやら何と言うか・・・。複雑な感情である。

今後一週間は、ちびちびと大事に秋を味わっていけそうである。

(21:10)

November 01, 2008

ご近所さんからサツマイモをいただいた。早速、焼き芋に挑戦する。オイル缶を手に入れ、火ばさみと乾いた木を用意して、準備に取りかかる。

土のついたサツマイモを丁寧に洗う。途中、ごしごしと洗いすぎて皮がめくれてしまったが、気にせずにどんどんと洗っていく。本当はたわしなどがあればよかったのだろうが、我が家には不思議とたわしがない。
次に、新聞紙を湿らせて芋に巻き付ける。昔は焼き芋にどうして湿らせた新聞紙が必要なのか全くわからなかったが、蒸すための水蒸気が必要だと聞いてからは、最初にそれを思いついた人はすごいなあと、毎回感心しながら作業をしている。
アルミホイルを巻き、準備完了。

そこから、火の準備に入る。その間、息子たちは全く気にせずに、周りで石を投げて遊んでいる。初めての焼き芋に何の感動も興味も持たないようだ。まだまだそういう年頃ではないということだろうか。
ヴォクシーのCMでの反町隆史のように、子どもと熱く行動できたらと思っていたが、一人でさみしくせっせと準備をすることになってしまった。あと、数年は待たなければならないような気がする。きっとそのときには、年をとってしまって反町のように熱いパパを演じることはできないのだろうが。

火の準備ができたところで、芋を火にくべる。できあがりまでは20分とかからない。乱雑になった新聞紙や、投げ捨てられた小石を片付けているうちに時間がどんどんと過ぎていく。竹串を刺して出来具合を確認。
一つ取り出して半分に割ってみると、きれいな黄色が目に入る。そのときの感動と言ったら、なかなか言い表せない。しかし、その感動は一人でかみしめるしかない。さっき片付けたばかりの小石は、二人の悪魔によって再び散乱させられていた。

割ったばかりの芋を、スプーンですくって息子たちに与える。すると、それまで見向きもしなかったのに、今度は自分から離れなくなった。ツバメのひなのように、口を開けて立ち続ける。ほら、やっぱり美味いだろう。初めから手伝っていれば、もっと美味しく感じただろうにもったいない、おまえたちはわかっていないなあ。そんな思いもお構いなしに、あっという間に二人で一本を平らげてしまった。

6本の焼き芋を持ち、庭へ回る。それまで全く参加しなかった嫁もようやく加わり、家族4人で昼食タイム。多少風は強かったが、楽しい時間を過ごすことができた。これも自分のおかげなんだからな、ありがたく思えよ、と心の中で遠慮がちに思いながら芋をほおばる。

秋と言えば焼き芋。松茸なんて全然関係ないし、腹もふくれない。安くて美味い味を堪能できた週末になった。
残念ながら、そう思っているのは家族でも自分だけなのかもしれないが・・・。

(22:59)