ひつまん。

2014年02月

少女終末旅行 / つくみず
  新潮社Webコミックサイト・『くらげバンチ』(2/21 連載開始・月一回更新予定?)

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【レビュー】
ファンタジー・ゆるゆる世紀末紀行

未刊行どころか単行本化するかもわからない、一週間前にくらげバンチにて
Webコミックとして連載が始まったばかりの、新人作者・つくみずのデビュー作品。
第一話を読んで筆者はもうすっかり虜になってしまいました。

現時点で判明しているのは黒髪の少女の名が「ちぃ」で金髪少女が「ユーリ」という名であること、
二人のいる世界は何らかの理由で「終末」を迎え、残された廃墟のなかふたりぼっちで
愛車・ケッテンクラートに乗りあてどなく旅をしていること。食料も燃料も心もとない、他に
生きている人がいるのかどうかもわからない。

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設定だけ見ると絶望的な世界観と悲壮感溢れる状況に思えますが、作品を読んでみると
ふたりの旅路はどこか楽観的で楽しげです。
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こののんびりとした少女ふたり旅がこれからどう展開していくのか実に楽しみです。
新キャラが増えて賑やかになるのか、どこまでもふたりっきりで彷徨うのか。
世界が終末に至った経緯は描かれるのか、それとも“そういうもの”として一貫するのか。

無料で特にアプリ等も必要なく読めるので、ぜひ気軽にくらげバンチへ飛んでこの作品を読んでみて下さい。

系統としては、
『ヨコハマ買い出し紀行』 (芦奈野ひとし / 講談社)
『カブのイサキ』(同上)
『キノの旅』(ライトノベル・ 時雨沢恵一 / 電撃文庫)
『ハクメイとミコチ』(樫木拓人 / エンターブレイン)
『平成生まれ』(ハトポポコ / 芳文社)
『ふら・ふろ』(カネコマサル / 芳文社)
などが好きな人向けかなーと感じました。
が、どうせ無料なんだし駄目元で全員一度読んでみて下さい。

ハナカク -The Last Girl Standing- / 松井勝法 マツイカツノリ
  徳間書店・『月刊コミックゼノン』(2013年10月号-連載中)
 現1巻刊行

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【レビュー】
格闘技(総合格闘技)・青春モノ

『ソムリエール』で有名な(ある意味「ロケットで突き抜けろ!」でも有名な)松井勝法の新作は
“女子格”もの。
 
「強くなりたい」と願う安藤花夏(身長142cm)は、格闘バカの同級生・吉野小春に誘われ
総合格闘技の門を叩く。 そこは想像以上に激しく、魅力的な世界だった―――。

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去年末ごろ連載開始、つい一週間ほど前に第一巻が発売になったばかりの鮮度抜群の作品。
第一話はコミックゼノンのホームページにて無料で立ち読みできるので、
是非気軽に一度目を通してみて下さい。
 
第一巻の感想としては、まだまだ各キャラ紹介に終始してる感があり主人公・花夏よりむしろ
小春にスポットが当たっています。花夏がどう成長して絡んでいくのかも楽しみ。
王道熱血系かと思えば予想できない変則ストーリーにもなりうる、作品の方針が楽しみです。
小春はライバルというより もう一人の主人公的な立ち位置になるのでしょうか。

本筋が進んでいないという意味では評価するのが難しい段階ですが、画力は保証されているし
『今後の展開を楽しみにさせる』力を持っている作品だなと感じたので紹介します。

系統としては、
『ベイビーステップ』(勝木光 / 講談社)
『ツマヌダ格闘街』(上山道郎 / 少年画報社)
などが好きな人向けかなーと感じました。上記の作品が好きな方は特に是非。 

バック トゥー★ザ ヒーロー / 鬼灯 ホオズキ
   徳間書店・『月刊コミックゼノン』(2013年7月号-12月号掲載)
   全1巻・完結済

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【レビュー】
ファンタジー・ヒューマンドラマ(感動系)

幼少からヒーローに憧れて育つも、現在は遊園地のヒーローショーのショッカー役の
アルバイトに甘んじる青年・カンクロウ。
そんな彼の元に突如、自称「未来人」の少女、ニーナが現れる。

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彼女は“ある目的”の為にカンクロウに接触を図ったのだが・・・。
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わりかしコミカルな表紙と裏表紙からコメディものかと思いきや、
1巻通して綺麗にまとめられたストーリーに驚かされ、ラストシーンにボロ泣き。
 
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ニーナの“目的”と覚悟、そして登場人物それぞれの『強さ』が心に響く作品です。

惜しむらくは1巻完結で、良い意味で無駄のない構成なのでちょっとでも内容を詳しく説明すると
即ネタバレになってしまうもどかしさ。
詳しいストーリーは騙されたと思って自分で読んでみてください。
ただし、涙もろい人はちゃんとハンカチを準備しましょう。


系統としては、
『惑星のさみだれ』(水上悟志 / 少年画報社)
『タビと道づれ』 (たかなのか / マッグガーデン)
『まじめな時間』(清家雪子 / 講談社) 
『空想郵便局』(朝陽昇 / マッグガーデン)
などが好きな人向けかなーと感じました。上記の作品が好きな方は特に是非。

ハクメイとミコチ / 樫木 拓人 カシキタクト 
         ※作者名については今後基本的に敬称略とさせて頂きます
    エンターブレイン・『ハルタ』(年10回刊・奇数月号掲載)
    現2巻刊行・連載中

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【レビュー】
日常もの(ファンタジー・大自然)  一話~数話完結

ガテン系のハクメイと、家事が得意なミコチ、二人の身長は9cm。
どこかアイヌを思わせる世界観の大自然に囲まれ気ままに生きる、
こびとな女の子達の“ふたり暮らし”を描いた作品。

魅力溢れるキャラクターたちやサクッと読めて読後感の良いストーリーもさることながら、
圧巻なのは高い画力と構図力に基づく自然の描写。
たまの見開き一枚絵は、本当に自分の身長も9cmになって世界を見ているようなでワクワクします。
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基本的に1話~数話の独立したストーリーで、全て「めでたしめでたし」な締め。
ゲストキャラクター達もひとクセありながら一様に魅力溢れる気のいいキャラクターばかりで、
ドロドロとか暗い気分とは無縁。 

あと、食べ物が美味しそう。というか、食べ物を美味しそうに食べるキャラクターの描き方が凄く上手い。
総じて、自分には褒める所しか見当たりません。

知らなかった人には是非手にとってみてほしい傑作です。

系統としては
『ARIA』 (天野こずえ / マッグガーデン)
『水惑星年代記』 シリーズ(大石まさる / 少年画報社)
『ヨコハマ買い出し紀行』(芦奈野ひとし / 講談社)
『ぎんぎつね』(落合さより / 集英社)
IT'S MY LIFE』(成田芋虫 / 小学館)
などが好きな人向けかなーと感じました。上記の作品が好きな方は特に是非。 

<テンプレート>

 漫画タイトル/作者
    出版社・掲載紙

さんぷる




[1巻 表紙画像]

【レビュー】
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