ミソニノミコト / PAPA  パパ
芳文社『まんがタイムきららミラク』(2016年10月号―連載中) 
既刊1巻

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【レビュー】
ファンタジー / 日常コメディ・ギャグ / 神道・神様

高校3年生に進級し、大学受験の天王山の夏休みを迎えた女子高生・塚原瑞穂。
彼女の祖母は信心深く、毎日のように神棚に瑞穂の受験の成功を祈願してくれている。

その甲斐あってか、ある日突然神棚から神様が現れた。

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現れたのは鯖の味噌煮を司る、サバノミソニノミコトと名乗る神。
曰く、祖母の敬虔な姿を見て瑞穂の受験を手助けに来たというが・・・・

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どうやら、わりとポンコツであった。 いや鯖の味噌煮いいとは思うけど。

ともあれ半ば押しかけ女房ならぬ押しかけ神様として瑞穂の家に居座ることになった鯖味噌煮命、
略してミソニとの共同生活を描くゆるやかドタバタファンタジーコメディ。

料理以外はわりとポンコツ、ちょっとワガママで気まぐれなミソニと
マジメで面倒見がよくわりと容赦ないツッコミ型の主人公・瑞穂の組み合わせが
まるで鯖と味噌のようにマッチしていて絶妙な味を醸し出しています。

基本的にいわゆるユルユル日常コメディですが、神様ものの漫画の多分に漏れず
随所に神道知識や小ネタを挟んできたり解説を入れたりしてくれるので、
神様だとか神道だとか古事記だとかそういう類が好きな人はより楽しめる内容です。
もちろん知らなくても十分楽しめるとは思いますが、僕はそういう系統だいすきなので。
 
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神話なんてものは大体お下品ですが、その中でもオオゲツヒメの逸話なんかは諸外国と比べても
変態性において一歩先を行っていると思います。

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 まんがでわかる本地垂迹思想 (ギャグマンガです)
別段解説がくどいわけではなく、基本的には神様という名のボケ要員と友人という名のボケ要員と
主人公という名のツッコミ要員が織り成すコメディなのであしからず。

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爆笑するような作品ではないですが、のんびりなんとなく読んでクスッと来る良作です。

総括すると、
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梁居風路ちゃんが僕のビジュアル的好みを100%反映していてかわいいです。


系統としては、

神性存在・超常現象系との同居・共生ものとして
『2KZ』(長田佳奈 / ぶんか社) 
『うにうにうにうに』(青田めい / 芳文社)
『高尾の天狗と脱・ハイヒール』(氷堂リョージ / 竹書房)
『百花のしるし』(カネコマサル / アスキー・メディアワークス)
ハルノカミカゼ』(ichinomi / 一迅社)
『ぎんぎつね』(落合さより / 集英社)
『てるてる天神通り』(児玉樹 / 角川書店)

辺りが非常に近く、ここらへん好きなら特にオススメです。
ほか和風神様系のんびりコメディの

『くまみこ』(吉元ますめ / メディアファクトリー)
『チロリン堂の夏休み』(オオカミうお / 講談社)
『ねこむすめ道草日記』(いけ / 徳間書店) 
『しくしくしくし』 (るいたまち / 角川書店)

とか好きな人とも相性が良さそうです。