上海でカニを食べてスマホ決済で電子マネー使ってきた話の続きです。

上海でももっとも中心にある「人民広場」駅につくと、上海人のみなさん忙しく通勤中。駅広告を見るとどれもこれもQRコードがドーン!というのが特徴ですよね。





するとお友達が構内に電子決済らしき自販を発見。めっちゃ複雑でしたが、とりあえず1台はダメで、隣にあった自販で買えました。

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この自販は現金専用だったのを改造したみたいでとりわけ複雑だった模様ですが、面白かったのは、日本だと「商品を選ぶ→金額が表示→決済」ですけれど、この自販の場合は「QRをスキャン→その相手にお金を任意額指定して入金→自販の画面に残額が表示(コインのように充填されるってことらしい)→買える範囲のジュースの番号を押す→金額が差し引かれ、ジュースが出てきて売買完了」というもの。

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↑購入品を選ぶ前にお金を送金する


お金を入れておつりを返すよ、という現金ベースで考えると自然ではあるけれど、不自然すぎて買えるまですごい時間かかった。自販の前で5分間くらい粘ってたら、すーっとホームレスの人が歩いてきて自販の横のへこんだエリアに座りました(定位置?)。おじさんは声もかけてこなかったし静かでしたが、なんで改札内かな?とは思いました。もちろんQRコードの貼った缶、持ってませんでした。深圳中心のブームなんですかね。

ジュース買えて満足しつつ、また午後から街に出ました。道すがら、お友達はお土産街っぽいところで食べ物をおばちゃんから買ってWeChat Payで払い(払いたい、と言ったらおばちゃんがたしかQRコードを出してきたかと思います)、ご飯するために麺屋さんに入ったら今度は店員のおねえさんが、レジを売ったあとに、レジのスキャナーで(コンビニの人が使ってるやつ)私のスマホのQRをスキャンしてくれました。


そういえば、リニアモーターカーから地下鉄へ乗り換えた際、longyang road station/龙阳路では駅前で朝ごはんを買っている人々を目撃。ちょっと路がじめっとした露天通りがあったんですけれど、駅の真ん前に半間くらいのおにぎりやさんみたいなのがあって、若い兄さんがQRをスキャンしておにぎり買ってました。私の観察する限りコミュ障気味のやりとりに見えたんですが、QRでスキャンしてもモノがぱっと出てこない。あれ、要は店のおばちゃんの個人QRをプリントアウトして段ボール紙に貼って店先に立ててあるだけなんでしょうね。にいちゃんはそれをスキャンしてあいてに所定金額を送金する。その場合はメニューもなにもありません。おにいちゃんはスマホをかざして(今度はおばちゃんに)、「いくら払ったよ、だからこのおにぎりちょうだい」みたいな会話の上で商品を受け取っていたんだと思う。もうめっちゃアナログな作業で面白い。


逆に、お昼をした新しいチェーン店みたいなところだと、日本と同じような感じで金額がレジにデジタルで入っているので、店側が支払者のQRをスキャンすることで(チャット画面の+ボタン>マネーを選ぶと出てくる「ベンダーに支払うコード」です)、即座にチャリーンと送金できる。

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送金方式か、支払い方式か、慣れてしまえばなるほどですが、なれるまではちょっと慣れないしくみでしたね。

下のリンクにあるように、基本的に(1)ベンダーが支払者のQRをスキャンして決済するクイックペイ、(2)商品ごとにQRコードを作成してスキャンさせるQR コードペイメント (3)アプリ内のWebベースの決済(4)アプリベースの決済があるほか、さらに個人間送金のサービスがある。

参考:Multiple Payment Methods


個人間送金はとても簡単で、IDがあればメッセージベースで「友達にいくら送金」というメッセージだけで送金が可能だし、相手がWeChatでつながってなければ、相手が「ウォレット」>「お金を受け取る」で表示したQRコードをスキャンして金額は相手に手入力してもらって(受け取り者が指定してQR生成することもできる)友達にならなくても送金ができる。だからこの場合、決済後は「Johnにいくらいくら払ったよ」みたいなことになっている。

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おしゃれ麺屋さん。若い人が多かったしみんなスマホで買ってた。


次に羽田で買おうとした旅行用化粧品が、なんと爆買い系客でまさかの大行列だったため(暇つぶしだったんでしょうか)、繁華街にあった韓国化粧品ショップに入りました。ここでももちろんスマホ決済可能。ただ、レジ前にはお得なクーポン券(らしき?)告知が貼ってあるので、すかさずスキャンします。それで相手に見せると安くなりそうだな〜と。

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店員さんも外国人やスマホの操作には慣れたもの。。。だったんですが、会員登録ができないようで、このサービスは受けられず、あきらめました。電話番号が日本国内のものだったのがいけないようです。
(読む努力をしてなくてすみませんが、)たぶんこれ、デジタルの会員カードなんだと思う。わたしもスマホの中にカードが入っていて、国のマイナンバーともつながらず、Tカードともつながらないんであれば、どんどん貯めちゃうと思うんだよね。電子決済だと決済したらそのままポイントが確実にたまりそうだし、キャンペーンでポイントアップするとかもいいですよね。(想像です)


そもそも、WeChat Payは決済というよりオールインワンアプリのイメージが強いのではないかと思います。AliPayはどうなのかな? 少なくともどちらも映画の予約やタクシーの配車、シェアバイクや自転車のレンタルなんかはできるようです。

WeChat Payの場合は「ウォレット」メニューにずらりと可能なサービスメニューが並んでいます。公共料金の支払いもある〜〜。

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それぞれのメニューに入るとまた利用登録画面のようなものが出てくるので、やはりすべてを電話番号一つでまかなえるのではないと思いますが、まあ便利でしょうね。こちらのページよれば、送金手数料はかからないのだそうです。また、WeChat Payコインを銀行口座に振り返るには、決済手数料が0.1パーセントかかるのだそう。Alipayはいまのところ全部が無料っぽいです。


有名なBundのTea Roomでお茶をしたときにWeChat Payで、とお願いしたら、立派なレジがあったのだけれどそこは打ったままにして、奥の控え部屋からスマホを取ってきて支払いさせてもらいました。こちらが金額を指定したので個人間決済かな? 日本語が上手なスタッフだったので「Ali Payのほうが人気でしたか?」と聞いたら「そんなのどっちでも大丈夫。どちらでもどうでもいいです」とにっこりしながらもクールな回答でした。「いまは中国ではこう!」みたいな態度は一切ないので、とても丁寧でオトナな人なんだなあと思っちゃった。私が聞いていた中国は20年前のことなので「おつりは投げてよこすのがふつう」っていうのでしたしね。

しかし日本だったらどうだろう。個人商店でも無い限り、バイトやスタッフにレジで使えない決済方法も容認するのだろうか。とくに最近はエアレジなんかのようなものが出てくると計算がそこだけ手計算になっちゃうだろうし。絶対融通きかないだろうなあ。

中国国内SIMを使ったら、もっとスマホ決済系のサービスに限らず、いろいろスマホで完結した生活ができそうだなとは感じました。夕食はお金持ちの方々がいらっしゃるだろう日本風の焼き肉店にお友達のお友達という特別待遇でお邪魔させていただき、いろいろ観察。なんかちょっと日本の2000年ごろのバブル感を感じました。街中や地下鉄に乗っていてもあまり背広の人がいないのに、ここの店は背広の人しか来ないところも、ちょっとドットコムバブルを思い出した。食事は金額も大きいし、VISAが使えるのでスマホ決済でなくクレジットカード支払いにしました。他の人はどうだったかちょっとよく見えないけれどカード支払いが多かったのでは?(カードは暗証番号端末が無線でありますが、スマホだと決済だと、無線端末はあったのかな?と。ファストフードの先払いはともかく高級レストランでは手持ちのQRリーダーもあまり使わなそうだし)


お店から出てタクシーで帰るときも、スマホで配車をしてくれていて、かわいらしいお兄さんが「あと10分くらいかかります…」とスマホを見ながら待っていたのでおおーと思ったんですが、そのまま行き先も言わずにさようならしたら(※行き先は最初にホテル名を言ったので、配車時にアプリですでに設定されていたということです)、支払いも済んでました。中国版Uber…(アプリは不明だけれどなんだったのかな)。


だいたい1日目で試したことで、WeChat Payでのスマホ決済の要領はわかりました。また誰もが使っているわけでもなくて、「え?ちょっと待ってね」という感じもあったり、「外国人なのに???」という反応もあったりしました。インバウンド観光地ではありますが、現金もけっこう見かけました。


また、次の日になって地下鉄3日乗り放題券を買ったのですが、あれも現金かカード払いだったんですね(現金で払いました)。発券機が壊れていることが多いという記事は読みましたが、それだけに?発展してないみたい。特殊な件は服務中心で売ってましたので自販でチャージとかそういうようなのもありません。
また、たまたま乗ったバスは、上海ナビでは「前から乗って交通カードをピッ」のはずが、なんと後ろから乗って「車掌さんの女性にお金を払うと半券をくれる」という懐かし(日本でだって体験してない世代です!)のパターンで驚きました。いろんなパターンがあって、ちょっと楽しいですね。

といったように、むしろ、期待していた以上にはスマホ決済一色になってはいないということがわかりました。


(元気が出たときにたぶん続く)