2006年02月18日

中国の日本人学校10周年記念式典

 1月の終わりごろ、日本人学校の教頭先生からお電話をいただいた。教頭先生とは、働く女性の会でお会いしていた。今度日本人学校の創立10周年記念パーティがあるので出席してほしいというご依頼である。おそらく教頭先生は、私を記念パーティにだけお誘いくださったのだと思う。しかし、いただいた招待状には朝から学校で執り行われる学習発表会と記念式典の案内もあった。私にはまだ子供がいないし、学校というところは卒業以来ご無沙汰であり、しかも日本人学校というある種特殊な学校を是非とも見てみたい!ということで、教頭先生に特別にお願いして朝からの学習発表会と記念式典にも来賓として呼んでいただいた。一人では若干心細かったので、こんなことにのってくれるのは彼しかいないだろう、いつものサフランさんに一緒に来ていただいた。

校門入り口 そもそも、広州日本人学校は1984年に補習校として設立され、ホテルの中やオフィスビルの中で学校教育を行っておられたらしい。それが2003年、開発区に独自の校舎をたて現在の日本人学校になった。

旧校舎新校舎 昨今の中国ブームで、広州への駐在員も急激に増え、それに伴い帯同家族も急激に増えた。その結果、日本人学校の生徒も予想以上のスピードで増えているらしく、現在5階建ての新校舎を建築中である。中国投資の勢いがこんなところにも影響しているのだとつくづく実感する。

劇ソーラン節コーラス






 あいにくの雨だったが、保護者の方もたくさん来られている。朝からの学習発表会は、学年ごとの発表。劇あり、踊りあり、コーラスありと趣向を凝らした発表形式で、1学年約30分であるが決して飽きることがない。それに、1年生の音楽発表では皆が同じメロディーしかひいていないけれど、2年生になると各パートを担当する合奏になっていて、あー、一年で子供ってこれだけ成長するんだと自分の子供でもないのに感動していた。生徒さんは非常に礼儀正しく、発表の間ずっと静かにおとなしくしておられて、その状況にも感動してしまった。

工作絵画 学習発表会が終わると、別室にてお食事。お食事の後は校長先生が新校舎等を案内してくださった。新校舎はまだ建築中であるが、一部の教室で生徒たちの作品を展示していた。工作や絵画、習字…自分の小学生時代と変わらない展示物にノスタルジックな感情に浸ってしまっていた。

記念式典校歌 午後からは記念式典。その中で、日本商工会から贈呈されたピアノのお披露目があったのも、中国の経済発展と日本人学校の発展とが緊密にリンクしているのがよく分かる。そして、今日何度も聞いたこの校歌。耳について思わず口ずさんでしまいそうである。

鏡開き そして、夜は市内のホテルで記念パーティー。学校での行事のときは参加者はほとんどが教育関係者で、商工会の代表がちょこっと来られているぐらいであったが、夜のパーティにはさすがに普段お仕事で見る顔がちょこちょこ見られる。名刺交換があちらこちらで行われて、学校色が薄れてきていた。鏡開きをするあたりも、この学校がこの地域での経済発展に深く結びついているのだとまたまた実感する。

 駐在員の子供としてこの日本人学校に何年間は通っても、転勤や帰国で必ずしも卒業までいるということはないのかもしれない。しかも、学校以外で知り合う友達というのはほとんどないのかもしれない。この特殊な環境の子供たちの学校、もうちょっと知りたいと思うのであった。

Posted by sdiusr003 at 23:23│Comments(10)TrackBack(1)

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この記事へのコメント
誘っていただいてありがとうございました。
来年小学生になる娘がいながら、単身赴任という形を選択した私。我が家の状況を考えるとその選択は間違っていないと確信していますが、この日だけはちょっと、娘のことが恋しくなりました。でも、楽しかったです!
Posted by サフラン at 2006年02月19日 13:04
サフランさん、ホームシックを発病させてすみませんでした。でも、こんなこと頼めるのは貴方しかいません!この埋め合わせは、今度また事務所横のシャビーなレストランで!!
Posted by QMY at 2006年02月19日 14:49
日本人学校、大きいですね、さすが広州。
中国で働いている方のお子さんは、100%といっていいくらい学校以外での、知り合いはできないでしょうね。そういう意味では、ちょっとかわいそうです。でも日本人学校がある年は、まだ幸せだと思いますね。日本人学校がない都市も、まだかなりありますから。
Posted by たーぼー at 2006年02月19日 16:02
日本人学校って興味津々です。(いちおう同業種なので)
なにより礼儀正しいっていうのが羨ましい〜。
なんか工作がいかにも工作で(なんのこっちゃ)可愛いですね。
Posted by めかぱんだ at 2006年02月19日 20:23
たーぼーさん、本当に海外で働くっていうことは色々なところに影響を及ぼすのですね。子供たちは、特殊な環境でたくましくしっかり育っていくようです。たーぼーさんはお子さんは日本にいらっしゃるけれど、お父さんとたまにしか会えないという環境で、やっぱりたくましくしっかり育っていかれるのでしょうね。

頑張れ、お父さん!
Posted by QMY at 2006年02月20日 13:40
めかぱんださん、本当にみんな礼儀正しくお行儀がいいんです!長時間にわたる発表にもかかわらずおしゃべりしたりしてる子もおらず、ガサガサする子もおらず、本当にオドロキでした!
Posted by QMY at 2006年02月20日 13:42
広州の日本人学校もきれいで大きいですね〜
上海はもともとの日本人学校が満杯で、浦東に新しい日本人学校を設立したようです。
今後来る子供は全員強制的に浦東の方だとか・・・
上海の子供・・・テニスの大会のジュニアクラス(小中学生)で見かけるくらいですが、、、年々多くなっていますね。とにかくすごい多いです。
Posted by huihui at 2006年02月21日 10:28
huihuiさん、上海なら家族帯同で来られる方も多く、子供たちもどんどん増えているんでしょうね。上海の地理がよく分かりませんが、住んでいる場所にかかわらず今後来る子供たちが強制的に浦東に行かなければならないのなら、子供たちが時間をかけて通学するか、親が時間をかけて通勤するかを余儀なくされる人も出てくるんですよね。お疲れ様です!
Posted by QMY at 2006年02月22日 08:40
日本人学校の学習発表会、記念式典もけっこう話題になっていますね。職員の一人としてありがたく思います。子どもたちも本当によくがんばりました。こうしてコメントを見ると、ステージの発表だけでなく、私たちが日ごろ大切に感じ、指導していること(話をしっかり聞くなど)に皆さんが気づいてくれて、評価していただいているというのも、とてもうれしく感じます。これからも広州日本人学校をよろしくお願いします。
Posted by tomi at 2006年02月22日 23:23
tomiさん、まさか広州日本人学校の職員の方が見ておられるとは…。本当に皆さんいい生徒さんで、私にも子供がいたらこういう環境で勉強して欲しいなと思いました。今後とも広州の子供たちのために頑張ってください。
Posted by QMY at 2006年02月23日 00:14
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QMYさんからお誘いを受け、広州日本人学校を訪問してきました。 この日は広州日本人学校開校10周年記念式典の日。QMYさんは、こちらの教頭先生から招待を受けたのだそうな。さすが公認会計士、交友関係が広いなあ?? 式典の内容は盛りだくさんだったのですが、ここでは午前...
広州日本人学校。【広州駐在日記】at 2006年02月19日 08:52