2007年12月15日

中国の通信キャリア各社は国際化戦略を加速

5f74929c.gif中国の通信キャリアの国際化戦略が加速している。中国電信(チャイナテレコム)および中国移動(チャイナモバイル)が前後して海外市場に進出したのに続き、中国網通(チャイナネットコム)がロンドンに欧州総本部の設立の準備をしていることが明らかになった。中国網通総合部の関係責任者は11月30日、「会社は随分以前から欧州本部の設立を計画していた」と述べた。
政府側の資料によると、中国網通は今年4月欧州にPOPを設置した後、欧州支社および日本支社を設立、中国網通の国際ネットワークはアジア、欧州、北米という主要電気通信市場をカバーすることになった。また、間接的にオセアニア、アフリカ、南米など全世界をつなぐことができるようになり、中国網通は中国を含む世界の顧客にend to endの音声、データ、インターネットなどの通信サービスを提供できるようになった。
業界アナリストによると、中国網通が欧州本部を設立すれば、現地の通信キャリア、特に英Cable&Wireless社とVoIP(Voice over IP)、高速通信、データバンクサービスにおいて激しい競争を展開することになるだろうと分析する。また、中国網通の海外における事業拡大は、中国市場における固定電話事業の縮小を受けた同社のブロードバンドプロバイダおよびマルチメディアサービスプロバイダへの転換とはからずも一致しているという。


■中国網通
■中国電信
■中国移動


Posted by sdiusr038 at 23:01│Comments(0)TrackBack(0)

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