2005年05月06日 07:44

当然ですが、暴力行為は野球ではありません

 落合監督の「暴力行為が起こるのも野球」という発言が波紋を呼んでいる。


 落合監督は自分の部下の暴力行為を擁護するための発言として、狭い野球界では間違った発言だと捉えていないのだろう。狭い世界の常識はしばしば非常識になる。JR西日本の社員の不可思議な行動と全く同じだ。
 JR西日本では長いマイナス評定人事により上司に伺いを立てその上司指示に従うことで保身をしてきた。さらにそんな権限を持つことにより上司自体が非常識な存在化を拡大した。最高の非常識を作った犯人はそんな人事制度にある。謝るべきは人事部担当役員と人事部長、人事課課長だろう。これらの人物への追求をしないマスコミにはかなり失望している。
 落合監督も狭い世界でだんだんと同じように世間一般との感覚がずれてきているのかもしれない。成功した1年目の後の2年目にありがちな傾向だが、まだ中日は勝つという意味では非常識へ走ってはいないので、落合監督が感覚を修正するなら今だ。指揮官や上司の間違った考えは組織に広がってしまうので、今しかない。
 暴力行為は野球ではない。落合監督の謝罪は絶対に必要だ。ウッズの永久追放と落合監督の3試合程度の指揮停止を行なうくらいの毅然とした態度をコミッショナーに望みたいものだが、今のコミッショナーでは無理だろうな。

トラックバック一覧

1. 藤井投手殴られる!仁義無き戦いへ<跳べ!スワローズ!!>  [ V35スカイラインクーペが欲しい! ]   2005年05月06日 17:29
ついに中日と仁義無き戦いに発展した。 事件が起こったのは、五回二死走者なし。カウント1−1から、藤井がウッズに投じたのは内角高め、胸の上部付近への直球だった。 直後、ウッズが藤井を指差しながらマウンドへ。藤井が両手を広げると、こぶしを固めた(馬鹿!逃げろ
2. 今日から交流戦  [ 「shifthenkanのBlogな日々」 ]   2005年05月06日 19:12
ただいま、中日がブッチギリの単独首位ですね。 ドラゴンズファンの僕としては嬉しい限りです。 今日から交流戦がスタート
3. 第128話 交流戦開始  [ サッカー小僧の野球日記 ]   2005年05月07日 16:05
交流戦の話の前に、ヤクルトファンの皆様・藤井投手・若松監督・ヤクルトの選手の皆さん、誠に申し訳ありませんでした。私が誤っても、何もありませんが、最低の行為だったと思います。 出場停止期間は10日間。はっきり言って、短い。30日か最低でも20日を覚悟してい
4. マスコミはバカか?  [ くりたーれんの世界〜てきとう日記〜 ]   2005年05月07日 19:52
いいだろ? 退社する人の送別会ぐらい。 愛知万博ツアーなんて、お客さん付きじゃん。 まあ、中には「ゴルフとか親睦会」みたいに、控えるべきものもあったが。 話がだんだんそれていってないだろうか? もっと、安全な運行とか実務面の批判や議論なんかを報道すべきじゃな
5. 選手のプライド  [ ノーリーズン再び ]   2005年05月10日 22:12
プロ野球の交流試合が始まりました。交流試合については別の機会に書くことにしますが、中日ドラゴンズのタイロン・ウッズ選手の暴行事件について、連盟は10試合の出場停止と制裁金50万円の処分を下しましたが、ヤクルト側は処分が軽すぎると反発しているようです。遺恨“ヤ
6. ウッズ、藤井投手殴打:誠意を感じられない落合監督と中日球団の対応  [ にわか日ハムファンのブログ ]   2005年05月11日 07:36
 5月5日の中日−ヤクルト戦でT.ウッズ選手が藤井投手を殴打した事件の余波が収まりません。ウッズに対する処分は6日に下っていますが、ヤクルト側が今後連盟へ提訴する可能性を示唆している他、事件直後の落合監督の発言が暴力行為を肯定するものであるとして批判が集中して
7. あの暴行事件を改めて考えよう  [ つげちゃんのNEW気ま日記 ]   2005年05月11日 11:24
藤井がウッズにグーで殴られてから、6日が経ちました。 順番でいけば、きょう藤井が
8. 乱闘後に「これも野球」と言ったのはバリー・ボンズが先だっけ?  [ ハーフスイング ]   2005年05月14日 21:48
この発言を聞いた時はうかつにも「かっこえー」と思った私です。 ■ウッズの処分は10試合と50万円 たぶんクロマティのアレが7試合。あれは実際ぶつけられてだから比較にはならんか。メイの10試合停止って頭にぶつけたんだっけ? (追記:メイは投手だから実質2・3試合

コメント一覧

1. Posted by 通りすがり   2005年05月06日 14:21
確かに暴力はいけません
しかし落合監督がいいたいのは
それだけ選手たちは神経をすり減らし
命の限り戦っているということ。
内角のきついところを攻めるのも
野球の攻め方のひとつでしょうが
それがいきすぎたりしたときは
ちょっとあやまればすむことでないでしょうか?
昨日の映像を見る限り藤井投手のマウンドでの
ふてぶてしい態度も問題だともいます。
ウッズ選手はすぐにマウンドに向かっていって
なかったですよね?
最初にも書きましたが初めから暴力ありきを
認めて言うわけではありません。
ただお互いに強気に攻めていった事が
ちょっとしたきっかけでこういうことになってしまう
くらいの緊迫感がグランドにはあると思います。
2. Posted by SEABLOG   2005年05月06日 18:33
こんにちは。TB、コメントありがとうございました。乱闘はある程度プロ野球につきものだと思いますが、暴力は別です。境目がどこかと言われそうですが、拳で思いっきり顔面を狙う行為がスポーツであるはずはありません。ウッズは明らかに暴力です。それを認める発言をした落合監督には謝罪が必要だと思っています。(星野監督ならば蹴りを入れたりどついたりしてると思いますが、決して拳で顔面は殴っていないと思います。相手に怪我を負わせる可能性のある無しが境目かな。)またよろしくお願いします。
3. Posted by shifthenkan   2005年05月07日 00:40
SEABLOGさん
コメントありがとうございました。
そうですね、なんにせよやっぱり暴力はいけません。
ウッズには今回はちゃんと反省し、帰ってきたときにプレーで魅せていただきたいものです。(処分も決まったので)
4. Posted by ルパート・ジョーンズ   2005年05月11日 07:54
TBありがとうございました。

私のブログでも書いたことですが、落合監督はウッズを2軍戦に出場させるのだそうです。

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050508-0012.html

しかも先日の檻戦ではウッズをチームに帯同させ、試合開始直前までベンチに入れていたとのこと。
球団幹部は「ベンチ裏でテレビを見ていただけ」とのたまっていますが、処分の主旨からすればベンチ裏にいること自体に疑問があるわけです。

残念ながら、落合監督も中日球団も、反省や謝罪が必要であるという認識は微塵もなさそうです。
Link
Archives
Page