2006年05月25日

引退と現役続行、それぞれの貢献

 女子マラソンの有森選手が来年2月の東京マラソンで引退するというニュースとボクシングのWBCスーパーフライ級王者徳山選手が亀田選手、長谷川選手に対戦相手を限っての現役続行というニュースが同じ日に飛び込んできた。この2人の考え方の違いからスポーツ界を考えてみたい。

 女子マラソンの有森選手は日本人初の女子マラソンメダリスト。彼女が女子マラソンを引っ張ってきた期間は長い。だが、引退するという有森選手の口から育ててくれた女子マラソンの後進を育てたいという声は聞こえてこない。東京でファンへの感謝の気持ちを込めて「サヨナラ・ラン」を行うということだけだ。
 それに対し、現役続行する徳山選手はその続行の理由を「亀田はまだ本物と対戦していない。本物のボクシングを教えたい気持ちはある」と答えた。引退する前に後進を育てて行きたいという思い。この2人の考え方の違いはどこから来るのか。
 女子スポーツで女子指導者がいないわけではない。ソフトボール、シンクロ、フィギュアスケートなどいくらでもいる。だが、女子マラソンには後進を育てようとする人材が少ないのはなぜだろう。これは例えば女子柔道にもあてはまる。後進を育てることもなく10年も15年も王座にいたとしてもそれはそのスポーツのためにいいことではない。逆に後進を育てないためにいつまでも王座に座り続ける。なんて狭いという気がしてしまう。
 トップにあるもの、王座にあるものこそ、後進を育てる気持ちを持ってほしいものだ。今回は徳山選手の言葉の方に自分を育ててくれたスポーツに対する気持ちを見た気がする。

seablog at 23:59
スポーツ 

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1. 東京マラソン2007コース 写真(半分です)  [ スチャラカランナーの日々 ]   2006年05月26日 08:01
 先日東京に行った折、東京マラソンのコースを歩いてみました。ただし、雨が降っていたのでほぼ半分だけです。  東京マラソン2007のコース図はかなり大まかな地図ですので多少間違いはあるかもしれません。  今回は大体半分なので、残りの半分は6月上旬の出張の折に歩...

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1. Posted by kurofune   2006年05月26日 06:49
確かに陸上・格闘技は女子の指導者ってほとんどいないですねぇ・・・
受け入れ対戦などの問題があるんでしょうかねぇ

P.S
今週はクロフネ@カップ、金鯱賞・目黒記念・ダービーになりますのでお時間ありましたら、宜しくお願い致します。
(ダービーはポイント倍になります。逆転可能かな^^)
2. Posted by ゆきだるま   2006年05月27日 05:02
難しいところですね
名選手は名監督とは限らないという言葉もありますしね。
女性の場合は家庭に入りたいなど、男とは立場が違うので必ずしも育てたくないという訳ではないと思います。
3. Posted by SEABLOG   2006年05月28日 22:00
kurofuneさん、ゆきだるまさん、こんにちは。
陸上は自分がやっていたこともあって最もよく知っているスポーツなのですが、野球やサッカーと違って相手がないので作戦がありません。なので自分に高い技術と実践があればそれを後進に伝えるのが最も容易なスポーツなんです。
他との比較論ですが、名選手名監督になりやすいスポーツなんですね。
でもいないんですよね。
都道府県対抗駅伝なんか見てると古い走り方の選手がいっぱいいます。きちんとした指導者がいない都道府県はまだまだ多いようです。そんな啓蒙活動でもしてくれれば、もう少し若い力が伸びてくるのにと思ったり。
またよろしくお願いします。
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