2004年10月23日

石毛四国独立リーグと2つの野球

 元オリックスの石毛氏が立ち上げを企画している四国独立リーグ構想だが、本当に立ち上がるのだろうか?その企画には心配点や疑問点も多く、プロになろうとする若者はこのリーグに入る前に決心が必要かもしれない。


 チームは監督1名、コーチ2名、選手22名で、選手資格は17歳から24歳までで原則としてプロ退団者を除くことになっている。
 先日高野連に石毛氏が説明をした時には、石毛リーグはあくまでプロ野球とのこと。とすれば、現在の学生野球の規約では「同リーグでプレーした選手は引退後も、大学野球でのプレーや高校での指導が出来ない」ということになる。このなかから有望な選手を現状のプロ野球へ移籍することを考えているのだろうか?とすればこの独立リーグで完結するものではないのだろう。
 石毛氏からは明確な将来ビジョンは聞こえてこない。17歳から24歳までの将来ある野球選手に対し、将来の学校関係でのプレーや指導の禁止、社会人野球への参加の制限(チームを構成する元プロ選手は1チーム2名以内)などにより、野球に関する道を全く閉ざしてしまう可能性をどう考えているのだろうか?
 そもそも石毛リーグで芽が出ないものは、日本で野球ができなくなってしまう可能性が高く、芽が出れば現在のプロ野球へ移籍する。利点といえば、社会人野球や大学野球へ入ってしまえば3〜4年間プロ野球への道が閉ざされるのに対し、翌年からでも現状のプロ野球に入れることだ。でも1年や2年で果たして芽が出る選手がどのくらいいるのだろうか。
 では現状のプロ野球の2軍と何が違うのか?2軍にはまだ1軍にあがる可能性があるため、この石毛リーグはまだプロ所属前の3軍という位置づけになるのではないか?最も底辺のプロ育成組織だ。
 現状の学生野球憲章が存在している限りは、石毛リーグに入団する場合にはプロに行くという決断が必要だ。
 石毛氏が本気でやる気があるならば、現状の、プロとアマの2重構造になっていてほとんど交流を閉ざし、そのために日本における野球の発展を阻害している野球界の仕組みに風穴を開けるくらいの尽力がほしい。
 現在の弊害多きプロの仕組みを踏襲するのではなく、底辺拡大に寄与できるリーダーを期待したい。

seablog at 15:07
野球 

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1. 取り残された問題…プロ野球の再編  [ うえちゃんココログ ]   2004年10月24日 16:43
今回のプロ野球再編問題は近鉄とオリックスの合併、球団の削減による1リーグ化が問題
2. 四国独立リーグの詳細  [ 雑 記 帳 ]   2004年10月24日 21:22
詳細と言ってもトライアウトの日程だけですが、先日の日刊スポーツに載っていました。 12月5日の香川県高松を皮切りに、東京(11日)札幌(19日)大阪(23日)名古屋(26日)の全国5カ所で行う。 これを調べていたら、とんでもないものまで引っかかってきた
3. 独立リーグ  [ Kaitsのスクラップ・ブロッグ(Scrap Blog) ]   2004年11月02日 17:55
日本にも独立リーグが出来るかもしれないようです。石毛氏が四国に独立リーグを立ち上
4. 四国独立リーグ「株式会社IBLJ」  [ 愛と妄想の日々。 ]   2004年11月22日 23:56
石毛宏典氏の「四国独立リーグ」構想は、発表当時はタイミングがタイミングだっただけに、結構な話題を呼んだ。しかしその後、プロ野球再編問題はなんだかよくわからないうちにか細い動きに収斂していく。 整理しよう。 まず近鉄が音を上げた。もうやっていけません、だか

コメント一覧

1. Posted by dah   2004年10月23日 21:26
はじめまして、dahと申します。
確かに今のプロ野球の構造をそのまま踏襲するのは、どうかと思います。
石毛氏もプロ球団の内部をご存知で、且つ選手としての立場や協約などにも精通されていると思うのですが。。。
しかし、構想そのものは『四国』を舞台に展開されるのはいい事だけど、きっちり協約や選手のその後の事(24歳以降)を明言しない限り、選手が集まらないような危惧はしております。(書かれておられる通と思います)
何はともあれ、高校野球の盛んな土地柄なので、何とか成功していただきたいと思います。
2. Posted by SEABLOG   2004年10月23日 23:44
dahさん、こんにちは。コメントありがとうございます。私の意見は新しいことをしようとしている石毛氏にちょっと優しくないかなとも思いましたが、若者の将来を預かるのだから、もっと責任あるビジョンがほしいなと思ってのことです。高野連への説明ではその想いが全く伝わってこないため、Slopfreak 野球狂の詩さんのブログ(http://www.doblog.com/weblog/myblog/13229/552476#552476)にあるようなBW宮内オーナーの隠し球(http://www.zakzak.co.jp/spo/2004_07/s2004070601.html)と何が違うのかと思われるとうまくいかなくなってしまうのではないかと思います。このまま学生野球憲章が改正されなければ、将来的には独立リーグに1年いただけでそのまま四国のアマ指導者がいなくなってしまう懸念もありますし、そこまで考えていてほしいなというのが感想です。またよろしくお願いします。
3. Posted by sunrain   2004年10月24日 12:38
お初になります。
関わってる人物が「堤・宮内」ラインのエリートですしね。

「独立リーグ」はプロ・アマ間の緩衝剤としても実に
「うまい」言葉遣い。3軍、4軍よりは抵抗もうすいでしょうしね。
球界再編は言葉と役回りを変えて案外、粛々と進行してるのかもしれません。

他の記事になりますがTBどうもです。
今後とも記事楽しみにさせていただきます。
4. Posted by SEABLOG   2004年10月24日 14:26
sunrainさん、コメントありがとうございました。sunrainさんのオリックス宮内オーナーへの「少なくとも「合併」劇に伴う健全な青少年(ファン)虐待を目撃した者にとっては「許していただける範囲」にはとどまりません。ファンはあなたに「怒り心頭」なのですから。」というコメント、全くその通りです。四国独立リーグはそんな宮内オーナーは関係なく運営されることを願います。またよろしくお願いします。
5. Posted by sunrain   2004年10月24日 16:21
SEABLOGさんコメントありがとうございます。
「四国独立リーグ」に関しては
7月には夕刊フジが「プロ予備軍の育成のため『四国独立リーグ』を作るプランがある。
という主旨の記事があり、
某合併反対サイト上でも同様の発言をさせていただきました。
『週刊ベースボール』や
『スポーツ・ヤア!』の最新号に
詳しく記事がでているんですが
石毛さんもかなりのリスクをしょっているらしいので・・・自分の都合でどうにでもしてしまう(ファン無視の)輩が背後に見え隠れしているのがわかると
本来なら素晴らしいアイデアにも関わらず、容易には歓迎しにくい気持ちになってしまいます。

今後とも、blogを楽しみにさせていただきます。

6. Posted by SEABLOG   2004年10月24日 19:30
sunrainさん、詳しい情報ありがとうございました。いまだに独立リーグ構想がいいのかどうか考えています。その一番の元は野球界のプロとアマの分離というか対立による選手の将来です。一旦プロに身を置くとアマでのプレーどころか指導にまで制限がかかります。高い技術をいかせない構造の改革はできないのでしょうか?アマ側の問題が多いとは思いますが、2軍の大半の選手は芽が出ないまま去って行き、その技術をいかせない現状に独立リーグはもっと多くの若い芽を巻き込んでしまうのではないかという心配です。但し、裾野を広げるという試みは必要です。そのため迷っているという現状です。またいろいろよろしくお願いします。
7. Posted by koolpaw   2004年10月27日 21:27
すいません

現在ある事情でトラッバックができません。かわりに
URLはらせてください

http://blog.livedoor.jp/koolpaw/archives/8339753.html

トラックバックありがとうほざいました。
結構石毛のうどんリーグ、期待しています。野球だけでなく日本のプロスポーツのなにかの変化のきっかけになれば。。
8. Posted by SEABLOG   2004年10月28日 08:47
koolpawさん、コメントありがとうございました。石毛氏の独立リーグにはやはりまだまだ解決していかないといけないことは多いと思います。ただ、こういう動きを始めたことに対しては今は評価したいと思っています。問題は石毛氏側ではなく、アマ側にある場合の方が大きいですね。学生野球憲章の大幅改訂が必要だと思います。そこまで石毛氏に求めるのはちょっと行き過ぎだったと思っていますが、その改訂のきっかけとなれば、もっと独立リーグ構想がうまくいくのではないかと思います。またよろしくお願いします。
9. Posted by エイバット   2004年10月28日 10:25
こんにちは

石毛リーグのいろんな記事を見る限り
社会人としての基礎を学ぶために企業へ
選手を派遣するという話もあるので
純然たるプロというよりはセミプロと言う表現が
近いのではないかと思います。つまりは
社会人野球に近い存在ではないかと。
アマチュアとプロの緩衝として位置付けを
した方が分かりやすいとは思いますけどね・・・

まあ、いろんな政治的(永田町方面ではない)
な絡みもあるのでどうとも言えない部分もありますが
10. Posted by SEABLOG   2004年10月30日 22:04
エイバットさん、コメントありがとうございました。石毛氏の案では独立リーグの選手はオフシーズンには企業に仕事に行ったりすることや、パソコンや職業訓練のような研修なども考えて、プロ選手になれなかった若者の行き先をどうするかを予定してるようですね。その一方ではプロをあきらめさせる場にもなると。四国には大きい企業がほとんどないので、地元以外に対してこういう営業活動なども必要になるということ、というか、今のセ・パのプロ野球に行けるのはほんの一握りでしょうから、ほとんどの選手に関して世話をするくらいの体制がいるとすれば、なかなか大変かもしれません。アメリカの独立リーグのようにプロ野球を解雇または引退した選手の再起の場としての独立リーグも併設するなどで集客や関心を高めることもあってもいいような気もするのですが。またよろしくお願いします。
11. Posted by hirocarp   2004年11月03日 15:12
戦力的な問題が大きな壁になっていると思います。
現在プロ2軍と強い社会人野球チームとの戦力の差は
ほとんど無くプロ2軍が負けるというケースも結構
あるようです。愛媛の済美・高知の明徳などに負けない
ようにがんばって欲しいです。
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