公認スポーツ栄養士の「つっきー」こと
月野和 美砂(つきのわ みさ)です。
今回の話題は・・・
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昨日、フィギュアの年齢制限の話題を取りあげたのですが
今日は月経の問題。

坂本花織さんがフリーを滑り終わり
涙を流していたときに
そこへ声をかけていたのは
アメリカのアンバー・グレンという選手

涙する坂本選手をカメラで撮ろうとしている間に立ち
「撮らないで」とやった選手です。

彼女もまさに
坂本花織さんと同じような悔しさを
この大会で経験していたようでした。

その残念なパフォーマンスの原因は

”月経”

だと
本人が吐露したことがネットに出ていました。


「こういう衣装を着て、全世界の人の前で
パフォーマンスをしなければならない時は辛い。
大変なことなのに、誰もそのことを話せない。
本当に難しくて、恐ろしいんです。
それでも私たちはアスリートでいなければならない」

現在は
超低用量ピルなどを使用することで
月経を移動させること、ができるようにはなりました。

ただ、全員にぴたりとはまり、
それですべての問題が解決できるかというと
そうではないんですよね。

ピルが悪いということではなく、
合う・合わないがあるということ。
そういう話は現場で実際に耳にします。

ホルモンに影響を与えるので
気分の落ち込みや
そもそも思春期は気分の変調が来やすいのです。
ですからうつうつとしてしまうことなども
人によってはあるようです。

ですから女子アスリートが
みんなピルを使って調整できるわけじゃない、

成長期女性アスリートは
身長・体型の変化とともに
毎月の月経とも対峙していく必要があるということです。



さて、私はシーガルクラブで選手に月経の話もしています。
「いま生理前?」
と聞くこともあります。



小学生の指導者の方々、
ぜひ頭に入れておいてほしいことは

現在の日本の女児の初経は
小学4年(9~10歳)
…少数(数%~10%)

小学5年(10~11歳)
…10~20%

小学6年(11~12歳)
…最も多い時期

だということ。

もちろんこれは平均。
中学生で2年、3年で、
あるいは高校生になりくる子も中にはいます。

高校はほぼ来ていますが
小中学生のバレーボールの指導者も
これがパフォーマンスを落とすことを
ぜひ理解しておいてほしいです。

さぼりではなく痛くて動けないほど、ということはあるのです。
薬がなかなか効かないとかね。

(薬は痛くなってからだと効きにくいのです。痛くなりそう…というタイミングで飲むように私は言っています。)



それと…細かい話ですが
ジュニアのチームのユニフォームを決める際は
下の短パンの色もそこをしっかり配慮してくださいね。

(昔と違ってブルマーでもないから
それがまたかなりの心配のタネ。)
心理的な不安があるかないかは
思い切りプレーができるかどうかに
大きく影響します。

紺や黒など経血のもれが万が一あっても
目立たない、っていうだけで全然気持ちは違いますよ。


月経の痛みや辛さにはかなりの個人差があり
実は同じ女性同士であっても
その辛さを理解できずに単なる弱さだと
思われてしまうこともあるんですが。

かくゆう私の大昔の思い出ばなし…

初経から痛みが強く重かったため
ひたすら横になっていたほどでした。
ミニバスをやっていましたが、練習行けていたのかな…?
大昔すぎて忘れましたが・・・。

教員になってからも
それは変わらず通勤バッグに常に鎮痛剤を入れていました。

家庭科の調理実習はあらかじめ計画するのですが
できるだけ月経が重ならないように計画していたほどです。

なかなか表に出てこない話です
・・・



フィジカルの変化とともに成長していく女子選手たち。
その身体を守りながら力を伸ばすことこそ、
ジュニアスポーツに関わる私たちの役割だと感じています。



今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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ジュニアアスリートのための
公認スポーツ栄養士  月野和美砂