こんにちは。

公認スポーツ栄養士の「つっきー」こと

月野和 美砂(つきのわ みさ)です。

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↑春の合宿風景。からだの大きさはひとりひとり違います・・・


前回のブログでは、食事の強要が心に与える影響についてお話ししました。


今回は、その「処方箋」とも言える考え方。

「食べたい気持ちはあるけれど、身体が追いつかない子」を

どうサポートしていくかについてです。


ジュニアアスリートの成長を妨げる「エネルギー不足」の正体


ジュニアアスリートの指導現場では、

時折、身体計測のデータが

「本来の成長の勢い」に届いていないケースに出会うことがあります。

 

「しっかり食べているつもりなのに、なかなか体が大きくならない」

「身長の伸びが、周囲に比べて緩やかすぎる気がする」

 

こうしたケースで専門医の知見を仰ぐと、

多くの場合、原因は病気ではなく「慢性的なエネルギー不足」にあります。

 

運動量に対して、摂取するエネルギーが追いつかず、

身体が「成長」に使うはずのエネルギーを

「活動」だけで使い切ってしまっている状態です。



無理なく食べる力を養う『胃袋のトレーニング』


こうした子たちに、

いきなり「理想の量」を一度に食べさせるのは現実的ではありません。

長年、少しずつ食べる習慣があった子の胃袋は、

いわば「お休みモード」。

一度に受け入れられる胃袋の容量には限界があります。

それを徐々に増やしていきます。

 

食事も、筋トレと同じです。

これを私は、『胃袋のトレーニング』と呼んでいます。

 

いきなり重いバーベル(大量の食事)は持てません。

まずは持てる重さから始め、

回数を分けて、少しずつ負荷に慣らしていくプロセスが必要です。

 


補食を賢く活用!「食事の分散」で完食の喜びを

そこでおすすめしたいのが、「食事の分散(補食の活用)」です。


 

1日3回の食事だけで完結させようとせず、

1日の総エネルギーを「小分け」にして摂るイメージです。


本人の好きなおかずなどの頻度を増やしましょう。

好きなものなら食べられるかと思います。

 

お弁当・・・無理に大きくせず、

本人が「今日も完食できた!」と思える適正サイズに。

 

プラスの1品・・・

お弁当に入り切らない果物やゼリーを、

練習前などの別のタイミングに回す。

 

小刻みな補給・・・

おにぎり、バナナ、100%ジュースなどを、

「食事」と「練習」の隙間に賢く配置する。

まとめ:小刻みなステップで一生モノの身体の土台を 

 

一度に食べきれなくても、1日のトータルで帳尻が合えば大丈夫。

「完食できた!」という小さな成功体験が、

やがて「もっと食べたい」という意欲に繋がり、
少しずつ胃袋のキャパシティを広げてくれます。

 

焦らず、急がず、でも怠らず。

お子さんのペースに合わせた「小刻みなステップ」で、
一生モノの身体の土台を作っていきましょう。

 


今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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ジュニアアスリートのための
公認スポーツ栄養士  月野和美砂