コンサルティング業界の採用ルートはいくつかあって、
1.新卒
大学とか大学院を卒業して最初の会社としてコンサルティング会社に入ってくる人。
普通に面接もするけれども、インターンなどでしばらく働いて入ってくる人もいる。
2.MBA hire
一般企業に勤めた後、米国とかの大学でMBAをとった人。
うちの採用担当が定期的に米国の大学を回ったりして採用。
3.Industry hire
所謂中途採用。一般企業とかに務めている人。
MBAも持ってないけれども、優秀な人ならば採用、ということで。
4.Lateral hire
同業他社からの採用。マネージャーとかパートナークラス。
もとの会社で協業避止契約とかにサインしてるので1年程度は昔のお客様にはアクセスできないけれども、それ以降はバリバリに、という感じ。
で、私も同じ業界の中で会社を移ったクチなので、今の会社ではラテラルハイヤー扱いということになります。
前にも少し書きましたが、同業での転職というのは仕事が似ている一方で、企業文化とかアプローチはやっぱり違うわけで、「似て非なるもの」の狭間で苦悶するようなところがあります。全く違う業界であれば業界の違いも含めて自分の強みを明確にできてキャラを立て易いんですが、似た業界だと自分の個性しかない上に、新し会社の文化とかアプローチに沿わなきゃならない面もあるわけで、ある意味アウェイでの戦いみたいな感じになります。
そんな思いを抱えながら頑張っている私のところに、ある日、採用担当から「ラテラルハイヤーの件でご相談させてください」なとという意味深なメールが。。。
早速、被害妄想気味の私の中でミーティング時の会話のシミュレーション(予測)が始まります。。。。
***
採用担当 「今日はラテラルの件でお話があって来ました」
Sean 「はい、どういうお話でしょう」
採用担当 「いや、ぶっちゃけ、ラテラル採用は失敗だったかなと」
Sean 「えっ?」
採用担当 「えっ?」
Sean 「いや、それまたどうして急にまたそんな」
採用担当 「えっ?」
Sean 「え?あの、どういう理由でそう思われているんでしょうか?」
採用担当 「いやもう完全にそういう空気になってるじゃないですか」
Sean 「ええっ??」
採用担当 「いやもう、そっからですか。勘弁してくださいよSeanさん
Sean 「だってそういう感覚は全然なかったもので。。。ええっ~??」
採用担当 「いや、じゃぁ聞きますけど、ラテラル採用して何か良かったことありましたか?」
Sean 「それをラテラルの私に聞きますか」
採用担当 「ってか、マジ自覚ないんですか?」
Sean 「ええ~~、私のことなんですか??」
***
そんなことを思って戦々恐々としてたら、本人から電話がかかってきました。
:
なんだ、ずいぶん建設的な話じゃないの。。。(*´▽`*)