大相撲データアナリストの大相撲日記

大相撲のデータ分析を中心に大相撲についていろいろと語ってまいります。

【今後のスケジュール】
★第14回トークライブは4月11日に東京開催。今回は「無料開催」で開催する予定です。

長野県は塩尻市内。
松本市内から国道19号線を塩尻インター方面に向かって車を走らせているとこんなものが見える。
1144614
google mapのストリートビューでも十分に確認できる、その「相撲は御嶽海」の看板。

塩尻ストリートビュー
この看板のところにある「ムラカミ自動車」という車屋さん。ここに数多くの御嶽海にまつわるものが展示されている。
そして、このムラカミ自動車の社長の村上智明さんが、このブログをご覧になったことがあったそうで、是非、一度お越しになってくださいとお声掛けを頂いていたのだ。

私は自宅は東京にあるものの、仕事場の拠点は長野県の東信地方。
この塩尻市内まではクルマで1時間半程度で行ける距離だ。決して遠いところではない。
また私自身も仕事の拠点が長野県内。そして母方の祖父は長野県出身の人間だし、妻も長野県出身。私自身も10年弱「長野県民」。そういうこともあり、長野県には縁を感じており、そんな長野県の方で御嶽海の支援をされている方にお声掛けされたら、行くしかない!と思っていたのだ。

だが、この数ヶ月、コロナ渦に巻き込まれ、同一県内と言えども、ばかっぴろい長野県。「中距離の移動」みたいなところもあるので、一昨日、ようやくうかがえる時間もできたので、ムラカミ自動車の村上社長のところを訪ねさせていただいた。

こんなことを言ってしまえば失礼だが、後援会の後援者。金持ちの道楽だろ?別に相撲が好きでもない人が売名行為的に支援してるんだろ?みたいな偏見が少なからずあるのも事実である。実際にそういう支援者もいないとは言わない。そして、やはり「特定の力士の支援はするけれども、相撲が好きなんじゃなくて、その人を応援するのが好き」という後援者もいらっしゃるだろう。

だが、お会いしてお話をさせていただけば頂くほど、このムラカミ社長、相撲そのものがお好きで、その中でも地元の御嶽海を応援している。そしてさらに言えば、御嶽海が強くなったから応援しているというのではなく、御嶽海の小学生時代から応援している「筋金入り」なのだ。御嶽海からしても、小さなころから自分のことを応援してくれているオジサン、といったところのようだ。このような方だから。気づけば5時間近く、村上社長とお話をさせていただいていた。

※本来なら撮影はご遠慮くださいということになっているのだが、全景ならということで、村上社長にお許しを頂き、こちらの画像を掲載させていただいております。
1144611
1144612

展示されているのは御嶽海の幼い時からの写真、新聞等の切り抜き、そして賞状やトロフィーの数々だ。
村上社長によれば、こちらが御嶽海が受賞した、いわゆる「記念品」の倉庫にもなっているようだ。
そして、2024年前半「御嶽海初優勝の優勝額が国技館から外されるとき」、あのバカでかい優勝掲額がここに運ばれることになるそうだ(余談だが、優勝額は外されると本人の物になるそうで、いつまでに取りに来てほしい(というか引き上げてほしいという意味合いだろう)と言われるそうで、その時はここに持ってこざるを得ないだろうと村上社長は仰っておりました。)。

大相撲の優勝賜杯。これは国技館での場所中なら、国技館のエントランスを抜けると一番目立つ形で展示されているため、国技館に行けば目にすることもあるだろうが、三賞のトロフィーをしっかりと生で見たのは初めてだったと思う。少なくとも記憶に残るレベルでは初めてだ。そして、殊勲賞、敢闘賞、技能賞それぞれ1つずつ展示されていた。こちらも本来なら触れてはいけないものであるのだが、村上社長にお許しを頂き、持たせていただいた。はっきり言えば、1つ持つだけならはっきり言えば、女性でも十分に持てる重さだ。だが、ダブル受賞をした力士が片手に1つずつ、両手で合わせて2つ。あの持ち方をするのは成人男性でもなかなかきつい。そんな重さだ。

下の画像は御嶽海他、3名の力士が三賞を受賞した平成31年1月場所のスポニチのネット記事の画像だが、御嶽海と貴景勝の持ち方は大人なら誰でもできる。だが、成人男性でも玉鷲の持ち方、これは無理だ。まさか、こんなところで力士の「凄さ」を体感することになるとは思わなかった。
三賞
片手で持てたとしても、片手に1つ、合わせて2つを持ち上げる。少なくとも私には無理だ。
ダブル受賞の気分を味わってみようかと持とうとはしてみたものの、万が一があっては怖い。そう思って、片手で持つのは遠慮させていただいた。

さて、それはさておきだ。

幼いころから今に至るまでの御嶽海を応援する側の人としては、一番よく見てきたと言い切ってよさそうな村上社長だ。もしかしたら、村上社長がいなかったら、プロ力士御嶽海はいなかったといっても大げさではない、そうも思える、御嶽海と村上社長の「ストーリー」だ。お伺いする話からは、報道で言われている通りのこともあれば、報道で知る部分とは何か違うなという部分もあったわけだが、それでも今、御嶽海が関脇力士、優勝経験力士としていられるのは、御嶽海の努力があってこそではあるのだが、村上社長のような方がいらっしゃったからこそ、というのも間違いなさそうだ。

そして相撲そのものが好きで、地元力士を応援する。そんな後援者がいる御嶽海もまた幸せなのだろう。

だが、御嶽海に足りないものがある。それは「大関」というポジションだ。
無論、大関の上には横綱もあるわけだが、村上社長、はっきりと「3回目の優勝よりも大関。でも、優勝を決めて大関に上がる、これが最高だよね」と仰っていた。まさにその通りだろう。

長々とお話しさせていただいた中では、長野県の相撲事情。
力士、お相撲さん、コドモたちの事情のみならず、長野県が角界の裏方的なところで大事な役割を担っているというお話を頂いたり、ここに書くことができないようなお話もあったが、これは書いてしまおう。

一般的には御嶽海は大学卒業後和歌山県庁に進むことが内定しており、プロ入りする気はなかったということが言われているが、本人にプロ志望がなかったわけではなく、むしろこれはご両親、特にお父様の意向が強かったとのこと。特に御嶽海が中学3年生の時に起こったのが「時津風暴行事件」。高校3年生の時に起こったのが「野球賭博事件」。そういうものもあって、お父様の意向が「相撲を続けるのは構わない。だけれども大相撲の世界に息子は絶対に行かさない」というものだったようだ。そして御嶽海自身もお父様の気持ちを考えるとプロ入りに踏み込めないという事情があったようだ。だけれども、御嶽海がまだ大学1年生、2年生の時、学生相撲で幾度か対戦し戦えていた相手、遠藤が卒業後プロ入り。御嶽海が大学3年生、4年生の、2013年、14年はその遠藤はすでに幕内上位と対戦するところまで番付を上げる「遠藤フィーバー」の時代。「遠藤さんがあそこまでやれるのなら。大学で遠藤さんと同じレベルの結果を残せればプロに行く」そう決めていたようだ。そしてそれが「学生横綱とアマチュア横綱の2冠」。これは御嶽海が4年生になった時、村上社長には御嶽海の決意として伝えられていたそうだ。だからこそ、ずっとプロに行ってほしいと願っていた村上社長は過去最大級の応援、これをしたそうだ。結果的にその御嶽海、学生横綱とアマチュア横綱の2冠を達成し、プロの世界に入ってきたのは今更言うことではないだろう。

村上社長のような方とお会いすると、こうやって力士が応援されているのだというのをひしひしと感じるし、後援者の力というのは本当に大きなものなのだと思う。

本来の力が出し切れていない。力を出し切れればもっと上に行けるはずの力士。
私自身、村上社長の存在関係なく、全力士が100%の力を常に出せれば。一番強いのが白鵬、その次が御嶽海と言っているくらいだ。それは誰しもが感じていることだろう。

日頃から大卒力士に厳しい私ではあるが、望んでいるのは「叩き上げと大卒が東西の横綱に並ぶ番付」。
今、学生としてそこに座ることが期待されているのは朝乃山で間違いないだろう。だが、このようなお話を聞くと。そして信州人の血も混じる私としては、そこに座るのが御嶽海であることを期待したい。そう思わずにはいられなくなったのもまた事実だ。

がんばれ、御嶽海。

最後に、村上社長の悩みを1つ。
一般的には「揶揄」されている「御嶽海応援団」。
私自身、率直に言えば「村上社長がそこに絡んでいる」と思っていた。

だけれども村上社長も、御嶽海も。「何とかならないものか」と思っているそうだ。
御嶽海自身は「対戦相手への配慮」ということらしいし、ほかの力士からも「あれ、何とかならないのかよ」と苦笑交じりに言われることがあるそうだ。とはいえ、そんな応援でも御嶽海にしてみれば「応援してくれるファン」であることには変わりないから言えない。そこで村上社長に御嶽海から「なんとかしてもらえないですか」と要望が入るわけだが、村上社長も「手が付けられない。私自身はコールは嫌いだし、やめてほしいんですけど、集団になるとどうにもできなくて…」とお困りのようだ。
御嶽海応援団。名物的なところもあるとはいえ、御嶽海自身と最大の支援者が頭を悩ます応援団って…。これが一番の悩みだそうです。

そんなお話をしつつ、村上社長と楽しい時間を過ごすことが出来ました。
この場を借りて御礼申し上げるとともに、以下にムラカミ自動車(御嶽海記念館)を紹介して終わりにいたします。

----------
有限会社 ムラカミ自動車(webサイト
住所 長野県塩尻市大字広丘高出1569-2
(国道19号・20号 高出交差点そば)

社名の通り、クルマ屋さんなのですが、店内ではクルマ関係のもの以外に、御嶽海グッズも販売されております。
御嶽海記念館(私が勝手に言ってる)に行きましたら、是非、御嶽海グッズもお買い求めください。
----------




LINE Openchat 開設中!

オープンチャット「大相撲オープンチャット~首投げブラザーズ 西尾・横尾のトークルーム~」
下のリンクから参加できます。
https://line.me/ti/g2/BFyDxlftuvET7kJBFzGgyA

youtubeチャンネル
是非、チャンネル登録をお願いいたします。

「首投げブラザーズ」facebookページはじめました。

トークライブやネット配信の案内をこちらで行ってまいります。
https://www.facebook.com/groups/385107591944157/

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へにほんブログ村
相撲ランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

6月26日といってもピンとくる方はなかなかいないのではないだろうか。

今日からちょうど13年前の2007年6月26日。
「時津風暴行事件」と呼ばれる事件。あの時太山の命日だ。

首謀者とされた、当時の時津風親方の山本順一はすでに亡くなった。そして暴行にかかわった力士3人は執行猶予付きの有罪判決を受けたが、すでに執行猶予期間も終わっているはずだ。

だが、亡くなった命が戻るわけではない。
この忌まわしい事件。これが起こってしまってから、大相撲は野球賭博問題や、八百長問題といった大きな問題が出てきているが、八百長をしたところで誰かが命を取られるわけではない。信頼を失うものであっても、仲間内の出来事といえばそれまでだ(野球賭博は暴力団とのかかわりもあったのでまた別の要素があるが)。

野球賭博や八百長。実態はともかく、少なくとも表ざたになる問題は今のところ、それ以降ない。
だが、暴力は本当に撲滅されたのかと問われれば決してそんなことはない。

三段目力士が柔道技でもある絞め技を弟弟子に幾度となくかけるということがあった。
資格者では貴公俊(貴ノ富士)が二度の暴力事件を起こし、二回目のあ実質的には引退勧告となった。
そして呼出のトップでもある拓郎が指導という名の暴力で退職をした。

さすがに死者が出るような、半ばリンチのような暴行事件はないものの、この数年でも暴力事件は発生している。
相撲協会は「暴力撲滅宣言」を出したが、貴公俊の2回目、拓郎の暴力事件は、それ以降だ。

こんな状況で、「以降、暴力事件はない」と自信を持って言えるだろうか。
あってはならないが、何か行動を起こすことで、その暴力が無くなる要素を増やせれば。

些細なことかもしれない。思い出したくないことかもしれない。
だが、私個人は、今日6月26日は「暴力撲滅の日」とし、時太山の冥福を祈り続けるとともに、今後も暴力がない世界であり続けるために、相撲協会と相撲ファンの中だけで構わないので、忘れない日にしておきたい。

そう思っている。



LINE Openchat 開設中!

オープンチャット「大相撲オープンチャット~首投げブラザーズ 西尾・横尾のトークルーム~」
下のリンクから参加できます。
https://line.me/ti/g2/BFyDxlftuvET7kJBFzGgyA

youtubeチャンネル
是非、チャンネル登録をお願いいたします。

「首投げブラザーズ」facebookページはじめました。

トークライブやネット配信の案内をこちらで行ってまいります。
https://www.facebook.com/groups/385107591944157/

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へにほんブログ村
相撲ランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

みんなのランキング」というのをご存じでしょうか。
このサイト、皆さまのコメントや投票などで、ランキングを作ろうというものです。
そしてメンバー登録すれば(無料です)、「マイランキング」も作成できます。

すでに運用されているサイトだったのですが、大相撲のジャンルはありませんでした。

ですが!

大相撲のランキングが登場しました。
歴代相撲横綱人気ランキング!最も愛される力士は?
というランキングです。

登録(ログイン)しなくても、「大好き」「好き」「好きじゃない」の3項目の投票は可能です。
是非、やってみてください!



LINE Openchat 開設中!

オープンチャット「大相撲オープンチャット~首投げブラザーズ 西尾・横尾のトークルーム~」
下のリンクから参加できます。
https://line.me/ti/g2/BFyDxlftuvET7kJBFzGgyA

youtubeチャンネル
是非、チャンネル登録をお願いいたします。

「首投げブラザーズ」facebookページはじめました。

トークライブやネット配信の案内をこちらで行ってまいります。
https://www.facebook.com/groups/385107591944157/

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へにほんブログ村
相撲ランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やや時間がたったが、序二段の華吹が50歳になった。
50歳現役力士。間違いなく偉業だろう。

だが、このような力士がいることに疑問を感じるのもまた事実である。
関取経験もない華吹は、部屋住まいで衣食住には困らないとはいえ、「所得」でいえば年収100万にも満たないはずだ。収入だけでいえば、失礼ながら間違いなく「低所得者」だ。そして所得だけならまだしも、部屋での共同生活。いくら年齢を重ねようが関取ならねば「半人前」の世界。結婚することも許されない。そんな方が50歳になったのだ。

昭和45年生まれ。中学を卒業と同時の昭和61年3月に初土俵。そこから34年、現役力士として土俵に上がり続けている。おかしな言い方だが、豪栄道改め武隈親方が昭和61年4月生まれ。豪栄道が生まれ、高卒で入門し、大関になり優勝もして引退した。その豪栄道の人生と同じ期間、現役力士でいるのが華吹だ。

そんな50歳現役。くどいが偉業である。
これをプロ野球の山本昌だったりサッカーの三浦カズと比較する方もいる。
だが、山本昌や三浦カズは、野球やサッカーの世界では横綱・大関という実績を残した選手だ。それをずっと下積みの華吹と比較するのはナンセンスだ。それはただ単に「クビになることがない世界」だからだ。

昭和30年代には「入門後30場所で幕下に上がれない力士は養成費の支給が止まる」という制度があった。
これは、力士の人数等に応じて相撲協会から部屋に支給されるお金である。この支給がなくなるという制度だ。無論、その力士を強制的に引退させるわけではないが、部屋にとってはただの金食い虫になる存在だし、よほどのことでなければ、そのまま部屋がその力士を養い続けるのは困難だ。

だが、この制度は廃止され、今は部屋に力士がいれば、その力士が強くなろうがなるまいが部屋には養成費が支給される。だからゆえ、入門時でまるで見込みのないような中学生や高校生を半ば強引にスカウトし「養成費目的の入門」とあで揶揄される部屋もある。そして、引退されてしまえば、当然養成費は支給されないわけだから、引退もさせない。悪く言えば、力士を「だますような形で引き留めている部屋もある」とうわさレベルでは耳にする。

大相撲の世界。十両に上がってこそ一人前。そういう世界であるがゆえに、「見込みのないヤツはその人の将来を考えてある程度のところで見切りをつけさせてやろう」というのは間違いないだろう。だが、付け人という制度がある大相撲の世界。あまりにも下の力士を切り捨てていたら、付け人のみならず、巡業での甚句や初っ切りなど、大相撲の文化的側面を担う人もいなくなる。部屋もある程度の人数がいてこそ成り立つ制度だ。そのバランスをどこでとっていくかは大事だろう。


現役力士年齢
上のグラフは現役力士の年齢別の人数だ(5月1日現在)。40歳以上もそれなりにいるのが分かる。だが、関取最年長は36歳の琴奨菊だ。生まれ順だけでいえば、琴奨菊よりも早く生まれた力士は29名いる。中には芳東や磋牙司のような幕内経験者もいるが、大部分は関取未経験。だが、現役を続けられている。本当にこれは健全な姿なのだろうか。

昭和30年代の「養成費打ち切り」の制度。これは場所数で決められていたのだが、現代は、中卒もいれば、高卒、大卒と入門時年齢にばらつきがある。そして将来を鑑みれば、見切りをつけさせるタイミングはやはり年齢だろう。また社会の変化もある。昭和30年代あたりであれば、30歳で独身ともなれば、それだけでも「異様」だったのかもしれないが、現代では結婚年齢もあがり、就職もそのあたりまできずに夢を追いながら生きる人もいる。そこで、仮にも「足切りライン」を設定するのなら、どのあたりが目安になるのか。それを現役力士の昇進年齢から考えてみよう。


三段目昇進年齢
31歳で初三段目という力士はいるが、25歳での昇進が7名。26歳以上となると5名だ。
これを見ると、「足切りライン後に三段目に昇進」というケースもありうるが、「26歳の時点で三段目経験がない力士」というのは「対象」になりうるか。

では幕下昇進年齢はどうだろう。
幕下昇進年齢
31歳以上が4名いるが、キリのよさも考えると、30歳というのは一つのラインか。

仮にもこれを「足切りライン」として設定すると、65名の力士が「切られる」ということになる。
約1割といったところだ。ちなみに30歳時点で幕下未経験は42名。26歳時点で三段目未経験は23名。

残念なことではあるが、序二段以下の名物力士の澤勇だったり森麗というところは「26歳になった時点で切られる」ということになる。そして50歳を迎えた華吹も30歳の時点で「切られる」ことになる。

仮にも「足切り」を必要とするのであれば、無論、絶対的に必要な取的の数というのもあるだろうから、それを「どの程度の割合で足切りをするか」という議論は別に必要だが、上記基準であれば約1割はカットされるということになる。

大相撲の良さは「クビにならない」というのはあるのかもしれない。
だが、強かろうが弱かろうが、一生現役力士でい続けられるものでもない。
だとしたら、どうやって第2の人生を歩めるか。それは50代、60代になっても、自力で生計を立てられるような支援をすることだろう。25歳なら、まだやり直しがきくかもしれない。だが、年を重ねれば重ねるほど、よほどのキャリアでもなければ再就職というのは難しくなってくる。そして元力士というだけで、新たな就職先が簡単に見つかり、そしてその職場で重宝される存在になりうるのだろうか。

約9割は関取になれない世界である。
そして関取になれたところで、十両数場所レベルのキャリアでは、相撲協会に残るのは至難だ。
ましてや幕下以下の力士なら、力士というキャリアを終えたときの経済的蓄えもほとんどないだろう。
そんな高齢力士を部屋から簡単に放てるのか。

そう考えたとき、華吹さんの50歳現役が偉業であることは間違いないし、評価されてよいことだとは思うが、必要なのは第二の華吹を生み出さないことでもあるのではないだろうか。

私も積極的に足切りを進めてほしいとは思わない。
だが、いつまでたっても、出世の見込みがなく、全盛時より力も衰えた力士が、先が見えないという理由だけで相撲部屋に居座っていたら。それはその人の人生を考えたときに如何なものかとも思う。だとしたら、そうなる前に「具体的なタイムリミット」を示すことで、次の一歩を踏み出しやすいように。そしてそのタイムリミットがあるからこそ、部屋としてもあらかじめ準備ができる。

華吹さんの記録は偉業であることを十二分に認め、評価しつつ、第二の華吹を生み出さないことを期待したい。



LINE Openchat 開設中!

オープンチャット「大相撲オープンチャット~首投げブラザーズ 西尾・横尾のトークルーム~」
下のリンクから参加できます。
https://line.me/ti/g2/BFyDxlftuvET7kJBFzGgyA

youtubeチャンネル
是非、チャンネル登録をお願いいたします。

「首投げブラザーズ」facebookページはじめました。

トークライブやネット配信の案内をこちらで行ってまいります。
https://www.facebook.com/groups/385107591944157/

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へにほんブログ村
相撲ランキング


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

さて、先週の日曜日。当初の延期予定だった5月場所千秋楽の日。
この日までLineOpenChatで「大相撲妄想場所」を開催しており、そちらに専念させていただいておりました。

そちらも落ち着きましたので、こちらのブログも再開させていただこうと思います。

さて、今週土曜日から、プロ野球がようやく開催されます。
これを皮切りに、各種プロスポーツをはじめ、イベントなども徐々に開催の流れになっていくのではないかと思います。

そんな中、タイトルにもあるように、白鵬は2.00%。王さんは2.73%。
ちょっとこんな比率の数字を出してみました。

この数値だけを比較すれば、王さんのほうが白鵬より上ということになるのですが、全く持ってこれを比べることで優劣を見るというものではありません。そもそも「比較対象」になる数字でもありません。

では、この数字を見てみましょう。
ホームラン&幕内白星
並べるところで数字が違うのですが、野球ファンなら左側の野球選手の何の数字か。
相撲ファンなら右側の力士のなんの数字か、これはすぐにお分かりになるかと思います。

左の数字はプロ野球歴代のホームラン数の上位10名。
右の数字は大相撲の歴代の幕内白星の上位10名です。

では、タイトルにある比率は何なのか。
これは、野球選手であればホームラン数。力士であれば幕内白星の「上位100名の中での個人が占める比率」です。

歴代のプロ野球選手のホームラン数上位100名の選手だけで打たれたホームラン数は31743本。そのうちの868本が王貞治なので、その比率は2.73%。幕内白星上位100名の力士だけでの幕内白星は53421勝。そのうちの1066勝が白鵬なので、その比率は2.00%ということになります。

そもそも、幕内白星とホームラン数。これを比べることに何の意味があるのか。
そして上位100名だけでの比率を見てどうなるのか、と問われてしまえば、それ以上何も返す言葉はないのですが、この歴代1位の両者ともに2%台という数字をどうとらえるか。

無論、プロ野球全体でのホームラン数。大相撲の幕内全体でのホームラン数でみれば当然両者ともこの比率は下がるわけですが、それでもこの記録で上位100名に入る人たちというのは、間違いなく歴代でも一流どころ。その中だけでの比較でも、王貞治だけで2.73%を占められる。白鵬だけで2.00%を占められるというのは、「すごい数字」なのではないだろうか。

土曜日からプロ野球が始まるということで、こんな「比較」をしてみました。



LINE Openchat 開設中!

オープンチャット「大相撲オープンチャット~首投げブラザーズ 西尾・横尾のトークルーム~」
下のリンクから参加できます。
https://line.me/ti/g2/BFyDxlftuvET7kJBFzGgyA

youtubeチャンネル
是非、チャンネル登録をお願いいたします。

「首投げブラザーズ」facebookページはじめました。

トークライブやネット配信の案内をこちらで行ってまいります。
https://www.facebook.com/groups/385107591944157/

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へにほんブログ村
相撲ランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ