4日目を終えて幕内の全勝は全員平幕。しかも5人いる。

4日目終了時での平幕の全勝が5名。
ここだけ切り取ってみても、その数は多いといえる。これが「平幕だけ5名が4連勝スタート」ともなると初めての記録だ。ちなみに、平幕の4連勝が最も多かったのが昭和25年9月場所と平成20年3月場所の6名で、5名となると昭和24年10月場所、昭和32年3月場所、そして今場所となる。

平幕5人がトップで全勝というケースになると、平成3年11月場所3日目終了時、というのがある。
ちなみにこの場所は、横綱が全休の旭富士、途中休場の北勝海。大関には霧島と小錦がいた。
三役以上は全員、3日目までに1敗以上を喫した。結果的には大関の小錦が13勝2敗で優勝しているのだが。

そこで地位別で「どこまで全勝をキープできるのか」というのをグラフ化してみた。
全勝

平幕の全勝、だいたい4日目だと5%程度(細かく言うと5.5%)ということにある。
今場所の平幕力士は21名なので、平均的に考えれば、平幕の全勝は1人、ということになるだろう。
ここから考えれば、やはり5名という人数は多い。
そして上のグラフから、横綱であっても半数程度は4日目までに1敗以上を喫するということもわかる。
だが、それが合わさると、という話だ。

今場所でいうと、まだ優勝争いという表現をするには気が早いが、3日目の時点で優勝争いの先頭にたったのが平幕のみの6名だ。そして4日目に貴景勝が敗れて5名になった。今日は全勝同士の対戦は組まれていないので、5名全員全勝を守るという可能性もあれば、逆に、5日目にして全勝不在というケースも可能性としてはありうる。

こちらは余談ではあるが、幕内での全勝が不在になったのが最も早いのは昭和44年11月場所で4日目に全勝不在となったケースがあるので、仮にも今日、全勝力士全員が敗れても「最短」とはならない。

閑話休題。

全勝同士の対戦も組まれるから、という事情は当然あるにせよ。
もちろん平幕故、圧倒的な力はないということもあるにせよ。

2人以上の平幕だけが全勝で先頭を走り続けたというケース。
これは過去最長でも「3日間」なのだ。

ちなみにそれは平成16年9月場所。4日目から6日目の3日間だ。
この場所は3日目を終えて3連勝が、横綱朝青龍・大関魁皇・大関千代大海・そして平幕の出島、旭鷲山・露鵬・隆の鶴の7名。そして4日目に朝青龍・魁皇・千代大海にそろって土。優勝争いの先頭は、出島・旭鷲山・露鵬・隆の鶴の4名となった。

その後、5日目に露鵬に土、6日目に出島に土。7日目の時点で旭鷲山と隆の鶴が優勝争いの先頭という形になったが、平幕のみ2人以上の全勝がいる状態が続いたのはここまでだった。7日目に隆の鶴に土がつき、7日目終了で旭鷲山が単独トップに立ったのだ。

ちなみにこの場所は結果的には魁皇が13勝2敗で優勝している。

ここまでに挙げた場所、全勝不在が最も早かった昭和44年11月場所。
4日目終了時で全勝不在と書くと、どれだけ荒れているのかと思いそうだが、優勝は大関北の冨士で13勝2敗。

平幕5人のみが全勝でトップに立った平成3年11月も優勝は大関の小錦。
そして、たった今述べた、平成16年9月場所もやはり大関である魁皇が優勝しているのだ。

平幕が先陣を切っていても、結果的には、本来優勝すべき力士、またはその対抗になりうる力士が優勝しているとはいえる。

だが今場所。
日馬富士は2勝2敗。豪栄道は3勝1敗と星勘定は悪くないが、内容が内容だ。照ノ富士は1勝3敗。
大関以上から優勝が出るのか?といったところだ。

昨日、4日目雑感で、優勝争いは12日目くらいから考えればいい、みたいなことを書いたが、このデータからだと、平幕が全勝で先頭を走っているからと言って平幕が優勝するわけではないとも言えてしまいそうだが、本当にどうなるのだろうか。

まずは今日、全勝力士がどういう結果を残すかか。

ただ今の時間、16時ちょっと前。
これから幕内の土俵だ。じっくりと観戦させていただこう。



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