10月5日(土) 第12回トークライブ開催
テーマは「大関の知られざる世界」 大関の強さを数字から検証し、大関に求められる成績はどの程度なのかということなどなど数字で客観的に大関を語ります。
恒例のゲストトークは相撲漫画「さくらのはなみち」の原作者、希戸塚一示さんをお招きし、希戸塚さんと相撲について語っていただきます!
この日、注目の一番と言えば、言うまでもなく御嶽海-貴景勝だったのではないだろうか。
先々場所はケガを負ってしまった一番となってしまったわけだが、ほぼほぼ見せないと言ってよい貴景勝の四つ相撲、それも四つで勝つ相撲を見せたわけだが、それまでは貴景勝の押しがまるで御嶽海に通じない相撲。だが、この日は違った。貴景勝が一気に、直線相撲で御嶽海を土俵の外にもっていった。
御嶽海がやや立ち遅れた。貴景勝の立ち合いが良かったというのはあるわけだが、それが出来れば貴景勝が決して御嶽海を押し切れないわけではないというのを見せてくれた。この一番は将来、貴景勝がこの取り口のままでもやっていけるのではないかというのを示した一番にもなったのではないかと思う。
これで勝てる、御嶽海に快勝したというのは、貴景勝にとっても非常に意味があることなのではないだろうか。これで6勝2敗。残りの星勘定をしてもというところではあるが、残り4勝3敗でも大関復帰。上位がさえないことを鑑みれば、その復帰への期待は大きいだろうが、焦らず、目先の一番をしっかりと取り切ってほしいところだ。
その他の力士、気になった力士を。
まずは朝乃山。着実に強くなっている。相撲っぷりという意味では優勝した場所以上だろう。
ただ、今の朝乃山。結果よりも、四つの相撲を取り切りに行くこと。それが大事だろう。その中で、勝てる相撲が増えてくれば、自然と番付も上がっていくわけだし、その相撲でここまでが成り立っているのだから、四つでない相撲で勝つよりも四つで負けたほうがいい。そういう相撲を後半戦も取っていってほしいと思うところだ。
そして友風。土俵際、豪栄道をうまくかわし、逆転での勝利。決まり手は叩き込みだった。
ある意味、この相撲で勝ててしまっているのは考え物だ。勝っているということは通用しているということだろうし、さすがにこの地位では勝ち越しは厳しいとは思っていたが、勝ち越しの目も出てきた。ただ、大関以上となると。厳しい言い方、あの勝ち方を連発する横綱、大関なんて見たくないというのが本音だ。ただ、あれを食ってしまう豪栄道がお話にならないのは言うまでもない。
好成績者で見ると、隠岐の海は全勝で中日勝ち越し。明生も1敗を守った。
隠岐の海は力強いというと違うのだが、速さと巧さが光っている。そしてなによりも違うのが、今場所の隠岐の海、勝利への執着心が見られるのだ。今までもそれがなかったわけではないのだろうが、何かが違う。ただ、この日の相手の阿武咲。本来なら、阿武咲がここ数日の隠岐の海のような勢いある相撲を取らないといけない。阿武咲はどうしてしまったのだろうか。この日なんて、言い方は悪いが目立つチャンスの日。だが、ただただ淡々と取っているだけ。まだまだ十分に若い阿武咲だが、もっと若い時の阿武咲自身はどこへ行ってしまったのだろうか。隠岐の海の動きの良さが目立っただけになおさらそれを感じてしまう一番となった。
明生は単純に実力以下のところで相撲を取っているから勝てているという要素もありそうだが、それでもやはり攻めが良い。琴恵光相手だと最後油断すれば土俵際やられかねない。だが、そういう雰囲気もなく圧勝した。純粋に「強くなっている」のだろう。
ということで、全勝と隠岐の海と1敗の明生を、両関脇らが追う展開になっているが、もう優勝予想なんてまるで出来ないような状態だ。ただ、中日敗れたとはいえ、一番チャンスがある、いけそうな気がするのは御嶽海なのだが、どうだろう。
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大相撲データアナリスト横尾誠(
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