大相撲データアナリストの大相撲日記

大相撲のデータ分析を中心に大相撲についていろいろと語ってまいります。

【今後のスケジュール】
★第13回トークライブは12月7日に東京開催。テーマは「データで振り返る2019年」。数字で2019年の大相撲を振り返ります!

来場所の番付だが、阿炎が関脇に上がるという予想もあれば、阿炎は小結据え置きという予想もある。
どちらもあっておかしくないだろう。高安が関脇に陥落してくることもあり、はっきり言えるのは、来場所は横綱は白鵬と鶴竜の2人。そして大関は貴景勝と豪栄道の2人。これは動かしようがないが、関脇と小結が何名になっているか、ここは興味深いだろう。

そして、来場所、2関脇・2小結の番付を作ってくるとしたら、おそらく
 白 鵬 横綱 鶴 竜
 貴景勝 大関 豪栄道
 朝乃山 関脇 高 安
 阿 炎 小結 大栄翔
という番付になることは、ほぼほぼ間違いないと言って良さそうだ。

そしてこの番付、綺麗に「2横綱・2大関・2関脇・2小結」なのだ。

番付の「見栄え」という点では、これは「最高級に綺麗な番付」だろう。だが、横綱が番付に記載されるようになった明治23年5月から数えると、来場所は535場所目ということになるのだが、この「最も綺麗」といって良さそうな「2横綱・2大関・2関脇・2小結」は数えるほどしかないのだ。

ちなみに過去、「2横綱・2大関・2関脇・2小結」となったのは、大正10年5月、大正12年5月、昭和15年1月、昭和50年3月~7月、昭和51年3月、平成4年1月の8場所しかないのだ。そして、大正10年5月は東横綱に大錦。そして西横綱が空位で東張出横綱に栃木山となっており、「張出がない番付」ではなく、「美しさ」という点ではほかの場所に比べれば劣るのかもしれない。ちなみにこのような番付になっているのは東西制の時代であり、同じ出羽海部屋の大錦と栃木山を同じ側に入れねばならなかった事情があったからだと思われる。この2横綱だが東側に横綱2名で西横綱空位というのは大錦引退まで続いている。

そして最初の東西に綺麗に横綱から小結が1人ずつとなった最初の番付は大正12年5月だ。ちなみにこの場所の横綱と役力士の成績は以下の通りだった。
T1205
大正時代の成績を持ってきても今とは勝敗のつけ方も相撲の質も現在とはまるで異なると言っても過言ではないため、ピンとこないというのが本音ではあるが、綺麗な「2横綱・2大関・2関脇・2小結」の番付はこの場所限りだった。翌場所は3小結になっている。


そしてその次は昭和15年5月だ。
S1505
昭和戦前期の年2場所の時代ではあり、番付昇降も今と同列にはできない時代ではあるが、まずは綺麗に「2横綱・2大関・2関脇・2小結」となった。この場所は横綱、役力士が全員勝ち越し、西平幕筆頭の五ツ嶋が11勝、東平幕2枚目の照国が12勝を挙げており、この両名が小結を飛び越えて関脇昇進(小結の2名は小結据え置き)となり、翌場所は4関脇となり、「2横綱・2大関・2関脇・2小結」はまたしても続かなかった。

そしてその次にこの「2横綱・2大関・2関脇・2小結」が訪れたのは、そこから35年後の昭和50年3月のことだ。貴ノ花初優勝の場所だ。
S5003
関脇・小結で負け越しが出ているものの、平幕以下は3関脇や3小結にするほどの成績傑出者もおらず、「2横綱・2大関時代」だったこともあり、「2横綱・2大関・2関脇・2小結」の番付が3場所続く。
S5005
昭和50年7月場所は三役から平幕への陥落は西小結で5勝10敗だった高見山のみだったが、旭國が関脇に昇進し3関脇になっている。

そしてその次が、ここから17年たった平成4年の話だ。そしてこれが「直近」になる。
H0401
ちなみにこの場所は場所途中に旭富士が、場所後の引退を表明。そのまま休場から引退となっている。

こうやって見ていると、まずはそもそも「2横綱・2大関・2関脇・2小結」という綺麗な番付になるという事が非常に少ないという事が分かる。そもそも横綱・大関がそろって2名であるということが、このような番付にしやすいとも言えるのだろうが、そうなる場所がそもそもあまりないというのもあるのかもしれない。

近年は2関脇2小結に固執しているというのはわかるのだが、それでも2横綱2大関になっていない。だから、このような「綺麗な番付」にならないとも言えるだろう。とはいえ、大関がどうなるかわからない。1月場所の結果いかんでは、3月場所は3大関に戻る可能性だってあるし、大関が貴景勝1人になる可能性もある。横綱は引退がなければ2大関といって差し支えないだろうが、大関の人数はとにかく流動的だ。机上の計算レベルでは、豪栄道が勝ち越し、高安が10勝以上。朝乃山が14勝以上で優勝ともなれば、4大関だってありうるわけだ。今から3月場所の番付ではっきり言えるのは「貴景勝は1月にどんな成績を残そうとも大関」という事くらいだろう。

そしてそれ以前に、来場所「2横綱・2大関・2関脇・2小結」となるのか、というのもある。
阿炎が関脇に昇進している可能性だってある。

ここは番付発表を待たないとわからないところではあるが、「2横綱・2大関・2関脇・2小結」の綺麗な番付を見てみたい。こんな思いもあったりもするし、「2横綱・2大関・2関脇・2小結」が全員皆勤をして、それなりに結果を残したというのは昭和15年5月だけだ。

横綱、大関が3人以上いたって構わないし、力量があるのなら関脇や小結を2人に固執する必要性もないとは思う。だけれども「見栄え」という点だけで見れば、「最も美しい番付」だろう。こんな番付になるのなら。こういうのも「アリ」だと思うのだが、いかがだろうか。



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