初日に敗れた横綱は隆の勝を下し白星。綱取りの2大関は豊昇龍は早い相撲で翔猿を下したものの、琴櫻は阿炎に一方的にやられる展開。早くも2日目にして場所が動き出したと言ってもよいのだろうか。そんな2日目を振り返る。
■不安は残るもどうにかできた横綱
横綱からすれば決してやりやすい相手とは言えない隆の勝。時間をかけて落ち着いて勝負した印象だ。とはいえ、隆の勝を圧倒できるだけの力強さまでは感じられないのが正直なところだ。連敗しなかったことは非常に大きいと言って間違いないだろうが、不安が払しょくされたわけではない。とはいえ、白星を着実に積み重ねていくしかないだろう。横綱の途中休場は想像したくない。厳しくも言えば、途中休場するくらいなら引退へ。だが、これは望む展開ではない。どこまでの結果を求めるべきなのかは難しくもあるが、どんな状況、状態であれ横綱は横綱。そして横綱を狙う大関がいる。2日目、1勝1敗。この時点でこれを言うのは気が早いが、最後まで取り切って、横綱を狙う大関と対戦できるところまでたどり着けるか。そのための1日、1日だ。まずはどうにかできた。その道のりはつながっているはずだ。
■しっかりと切り替えてほしい琴櫻
どうしても受け身の相撲の部分がある琴櫻。この守りをしっかりとやって攻めに転じる。これが琴櫻の持ち味ではあるのだろうが、守り切れなかった。阿炎に攻めさせすぎた相撲になってしまった。阿炎は阿炎で、自分の相撲を取り切ったに過ぎないわけだが、この攻めが阿炎の攻めだ。琴櫻からすれば、残念な一番でしかないのかもしれないが、まだ先は長い。大事なのは切り替えだろう。敗れてしまったものは致し方がない。3日目にまた琴櫻らしさを取り戻せれば。1敗したことに変わりはないが、大きな1敗にはならないはずだ。
■充実している豊昇龍
豊昇龍の攻めが素晴らしかった。もともとスピードはある力士だが、それに磨きがかかったとも感じる一番だ。豊昇龍にあのスピードで攻められたら翔猿に何かしろというのは酷だろう。豊昇龍の豪快さは2日間見られてはいないし、豊昇龍の投げは見せ場でもあるのだが、見せることよりも勝っていくこと。そしてこの日のような相撲が取れていれば、この相撲もまた豊昇龍のすごさに転じていくのではないだろうか。とにかく素晴らしい一番だった。充実しているだろうし、2日目でこれを言うのは気が早いが、2日間を見た限り、一番良いのが豊昇龍と言ってもよさそうだ。
■関脇以下がどこまで頑張れるか
関脇の大栄翔が連勝スタートしているが、大関と関脇の力量差を感じさせる土俵になっているように見える。単純に成績で言ってしまえば1勝1敗が多い状況とはいえるのだろうが、体感的には、大関の中では一番下になる大の里の1勝1敗と東関脇の若元春の1勝1敗。この中には違いがあるようにも感じられる。大の里も初日の相撲を見たところ、大丈夫だろうかとも思えたが2日目の相撲を見れば、やはりそのパワーが生きれば間違いなく強いところを見せつける。役力士で連勝スタートは豊昇龍と大栄翔だけだが、豊昇龍は他とは違う。そう思わせてくれるところに、大関がしっかりと大関をやってるようにも見える。とはいえ、関脇以下の力士でも、それぞれが一発の強さを持っている。2日目の阿炎もそうだし、初日に横綱に勝った若隆景。王鵬も地力をつけてきた。こういう力士がどう上と対峙していくか。もう、荒れる場所はいらないとも思うのだが、序盤、中盤は関脇から平幕上位の力士。ここがどこまで健闘するか。そういう力士をどう横綱、大関が仕留めていくか。なにか良い意味で健全。そういう盛り上がりが期待できそうな場所になるのではないかとも思わせてくれた2日目だった。
■不安は残るもどうにかできた横綱
横綱からすれば決してやりやすい相手とは言えない隆の勝。時間をかけて落ち着いて勝負した印象だ。とはいえ、隆の勝を圧倒できるだけの力強さまでは感じられないのが正直なところだ。連敗しなかったことは非常に大きいと言って間違いないだろうが、不安が払しょくされたわけではない。とはいえ、白星を着実に積み重ねていくしかないだろう。横綱の途中休場は想像したくない。厳しくも言えば、途中休場するくらいなら引退へ。だが、これは望む展開ではない。どこまでの結果を求めるべきなのかは難しくもあるが、どんな状況、状態であれ横綱は横綱。そして横綱を狙う大関がいる。2日目、1勝1敗。この時点でこれを言うのは気が早いが、最後まで取り切って、横綱を狙う大関と対戦できるところまでたどり着けるか。そのための1日、1日だ。まずはどうにかできた。その道のりはつながっているはずだ。
■しっかりと切り替えてほしい琴櫻
どうしても受け身の相撲の部分がある琴櫻。この守りをしっかりとやって攻めに転じる。これが琴櫻の持ち味ではあるのだろうが、守り切れなかった。阿炎に攻めさせすぎた相撲になってしまった。阿炎は阿炎で、自分の相撲を取り切ったに過ぎないわけだが、この攻めが阿炎の攻めだ。琴櫻からすれば、残念な一番でしかないのかもしれないが、まだ先は長い。大事なのは切り替えだろう。敗れてしまったものは致し方がない。3日目にまた琴櫻らしさを取り戻せれば。1敗したことに変わりはないが、大きな1敗にはならないはずだ。
■充実している豊昇龍
豊昇龍の攻めが素晴らしかった。もともとスピードはある力士だが、それに磨きがかかったとも感じる一番だ。豊昇龍にあのスピードで攻められたら翔猿に何かしろというのは酷だろう。豊昇龍の豪快さは2日間見られてはいないし、豊昇龍の投げは見せ場でもあるのだが、見せることよりも勝っていくこと。そしてこの日のような相撲が取れていれば、この相撲もまた豊昇龍のすごさに転じていくのではないだろうか。とにかく素晴らしい一番だった。充実しているだろうし、2日目でこれを言うのは気が早いが、2日間を見た限り、一番良いのが豊昇龍と言ってもよさそうだ。
■関脇以下がどこまで頑張れるか
関脇の大栄翔が連勝スタートしているが、大関と関脇の力量差を感じさせる土俵になっているように見える。単純に成績で言ってしまえば1勝1敗が多い状況とはいえるのだろうが、体感的には、大関の中では一番下になる大の里の1勝1敗と東関脇の若元春の1勝1敗。この中には違いがあるようにも感じられる。大の里も初日の相撲を見たところ、大丈夫だろうかとも思えたが2日目の相撲を見れば、やはりそのパワーが生きれば間違いなく強いところを見せつける。役力士で連勝スタートは豊昇龍と大栄翔だけだが、豊昇龍は他とは違う。そう思わせてくれるところに、大関がしっかりと大関をやってるようにも見える。とはいえ、関脇以下の力士でも、それぞれが一発の強さを持っている。2日目の阿炎もそうだし、初日に横綱に勝った若隆景。王鵬も地力をつけてきた。こういう力士がどう上と対峙していくか。もう、荒れる場所はいらないとも思うのだが、序盤、中盤は関脇から平幕上位の力士。ここがどこまで健闘するか。そういう力士をどう横綱、大関が仕留めていくか。なにか良い意味で健全。そういう盛り上がりが期待できそうな場所になるのではないかとも思わせてくれた2日目だった。
コメント
コメント一覧 (4)
今年の大相撲に関して言えば久しぶりの全勝優勝が見たいです。
どこかで誰かが記録してほしい。
大相撲データアナリスト横尾誠(
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今年の大相撲に関して言えば久しぶりの全勝優勝が見たいです。
どこかで誰かが記録してほしい。
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