先月、東京に行く機会があり、時間もあったので久しぶりに和食のランチを。
行ったのは、路地裏の小さなお店。それなりに有名ということでしたが、半信半疑な気持ちのままカウンター席へ。
結論から言うと、ものすごくおいしく、普段どれだけ「味わうこと」をおろそかにしていたかを痛感しました。。。。。。おいしいものを食べると自然と笑いが出て、心躍りますが、今回は、本当にそんな気分でした。
ほんの一例を。(すみません、かなり後半の部分のみです)
うなぎを白菜で巻いて、出汁で煮ています。
白菜の甘みとうなぎの旨みが、絶妙に調和し、最後に口の中に広がる生姜が体を温めてくれます。
最後が、蕎麦というのも珍しいと思いましたが、細身の麺はコシがありもちもち。薬味の大根とわさびが、更に蕎麦の味を引き立たせます。
和食の〆がプラムっていうのもどうなのか、という不安を見事に打ち砕いてくれます。爽やかな味は、お腹にもやさしいです。
今回の食事は、下味や出汁はものすごく繊細で、そこから手数を絞って、素材本来の味を存分に引き出し、舌を楽しませてくれる料理でした。さらに、素材(今回は蟹や生姜)が季節感を感じさせてくれる、味と技が凝縮された世界です。
帰り際、このような食事をした後に見る、玄関の梅の花は感じ方が違い、ものすごく意味をもってきます。(勝手な想像ではありますが)「寒い中でも春が近づいていますよ」というご主人のメッセージが込められているみたいで、本当に至福の時間でした。
都会の多忙な生活の中では、自然の移ろいに心動かされることは少ないですが、五感を通して季節を感じる機会が、実はふんだんにあるのではないかと感じた1日でした。