2005年09月26日

ディクテーションの効果を10倍にする方法!5

ディクテーションでリスニングは伸ばせるのか?


〜やり方次第で「長い英文の聞き取り」には強い味方!〜

英語の音に耳を慣らすための練習。

リスニングを伸ばしたいと願う人なら、必ず、考えることですね。

そこで、思いつくのが、当然、「ネイティブの英語を出来るだけたくさん聞
くこと」。


そして、そのためのツールとしては、英会話スクール、NHKラジオ・テレビ
英会話、大手英語教材出版社のリスニングカセット及びCD教材・・・etc.ざ
っと、思いつくだけで、こんなところでしょうか。

英会話スクールはさておき、世に出回っているリスニング教材というのは、
基本的には「聞き流し」式のものが多いです。

「聞き流し」というのは、CD、カセットをセットして、テキストを目で追い
ながら、ネイティブの音声に耳を傾けるタイプの教材ということです。

この「聞き流し」練習は、耳を英語の音に慣らすためには、絶対に欠かせな
いものであるのは疑う余地はありません。

ただし、残念ながら、こればかりを一所懸命やっていても、なかなか耳慣れ
ることができないのが英語の音
であります。

特に、スピーディ、かつ、長く延々と話されるネイティブの英語は、最初の
数センテンスまでついていくのが精一杯ってことありませんか?

例えば、TOEICのリスニングセクションのパート4などです。

しかし、実際に業務上ではもちろんのこと、一般的に日常でネイティブによ
って話される英語というのは、一文や二文で終わってしまうような短いもの
であることのほうが稀ですよね。

ということは、仕事で使えるリスニング力を養うということは、二分、三分
と長く続く、幾つものセンテンスを連ねて話される英文を聞き取る力を養う
ことであると言えるのではないでしょうか。

この長く続く話を聞き取るリスニング力というのは、普段から聞き流し教材
を使って、一文、二文の短い英文だけをヒアリングする練習だけをしていて
もなかなか磨かれません。

長い英語を聞き取るためには、「話の筋」を追っていくための練習が必要に
なるからです。

かといって、筋だけを追っていく力だけがあれば良いのかと言えば、もちろ
ん、それだけでも不十分です。

筋を追いながらも、各センテンスの細かいニュアンスも把握できなければい
けません。

第一、細かいことが聞けていなくては、筋そのものを追っていくことも結
局、出来なくなってしまいます。

こんなとてつもないハイレベルなリスニング力を身につけるための効果的な
練習法なんてあるのでしょうか。

もちろん、いろいろあります。

そして、そのうちの1つが、おそらくあなたも知っている、「ディクテーシ
ョン」という練習法なのです。


そうです、あの、ネイティブの話の内容を聞き取って、一文一句違わずに、
書き取るという、ある意味、「古典的」な練習法が実はとても役に立つので
す。

ただし、その取り組み方が重要になるのですが。

今日は、ディクテーション練習の効果を10倍にするための、とっておきの取
り組み方をご紹介します。


1.受身で聞いていては効果は半減!?



うちのスクールの英会話クラスでも、時々、ネイティブ講師はディクテーシ
ョンを行っています。

大体、英字新聞の1〜2パラグラフ程度の長さの文章を、生徒に対して、5
〜6回まわりほど、最初から最後まで同じ速度で繰り返し読んでいきます。

この時、ディクテーションに慣れていない生徒さんは、5回まわり聞いても
、全体の五分の一程度も文を書き取れていません。

それに対して、慣れて、要領を得ている人は、最初の一回まわりの時点で、
速くも全体の五分の一程度の英語を書き取ってしまっているものなのです。

この違いはどこにあるのでしょう?

それは、一言で言えば、「内容を受身で聞くのか」どうかの違いと言えます


ディクテーションの得意な人というのは、最初の一回り目のヒアリングの際には、全体の話の筋だけを取るように聞きます。

そして、まず、大体、どのような人物が出てきて、どんな問題(目的)につ
いて、どのような結果(結論)が述べられているのか、という大まかな「話
の筋」だけをノートに書き取るのです。

その後、2回、3回とヒアリングを重ねる毎に、少しづつ細部に向かって、各
センテンスの詳細情報を書き取っていくのですが、この際にも、やみくもに
書いていくわけではありません。

つまり、各センテンスの主語と動詞(時制)、目的語、などの重要な構成要
素となる語から順番に書き取っていき、修飾語となるような語句は、どんど
んと後回しにしていくのです。

このように、ある意味で、文の情報に優先順位をつけて、その順位の高いも
のから順番に情報をノートに書き取っていくことができるのが、ディクテー
ションに慣れている人と言えます。

そして、一回のディクテーションでの書き取りの量が多い人になればなるほ
ど、ネイティブの長く続く英語に対してのリスニング能力も高いものになっ
ていくことがわかっているのです。


2・能動的に文を組み立てる要領で聞くのがポイント!



このディクテーション練習を続けていくうちに、英語を聞く際に単に「受身
」にその内容を聞いていく、というやり方では効率良くディクテーションが
進まないということを体感していくことができます。

そうして、常に、文の主語とか動詞、目的語などのような、いわゆる構成要
素と呼ばれるような語句により高い注意を払って聞くことができるようにな
っていくのです。

そうなると、各文の、「何が、どうして、どうなった」みたいな、5W1H的な組み立てを、常に意識して、リスニングするような習慣がついていきます。

以前に、このメルマガでも「アクティブリスニング」という方法を説明しま
した。

それは、すわなち、英文の組み立てが(主語+動詞+4W1H)を基本として
いる、という点を活用して、自ら欲しい情報を待ち構えてゲットするように
して、リスニングしていく、という方法でしたね。

言うなれば、相手の英語の出だしの何語かを元に、その後の語句の配列を、
ある程度、予測しながら、聞いていく、そんな技術が望まれるのです。

そして、そのために、このディクテーションを能動的に行ってみる、という
ことが相当に効果的であると言えます。

英文を自ら組み立てるように、つまり、即興英作文でもするかのごとく、デ
ィクテーションを行ってみるこの方法にチャレンジしてみましょう。

能動的に英語を聞くことがリスニング上達の近道ですよ!!

具体的には→「英語リスニング力UPの意外な方法」をご覧下さい。!


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この記事へのコメント

1. Posted by 藤田恒一   2005年10月29日 01:02
dictationはいい方法だと思いますが、米語特有の音の引っ付きに悩まされます。2,3語くっ付いて、発音してしまうので、まるで、別の単語に聞こえます。
単語の発音は、結構、人によって違うし、どうなってんねんと言う気がしますね。
イギリス英語は、音の省略や変化は、コックニー英語には、しばしば見られるけれど、全体としては聞きとりやすい。
第一、非イギリス人は、コックニー英語なんか覚える機会が有りません。
水越さんは、このわけの分からん米語の聞き取りを、どうやって克服されたんでしょうか。知りたいものです。

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