2006年10月
2006年10月30日
塵肺訴訟 住友重機に賠償命令 横浜地裁支部「安全義務すべて違反」
住友重機械工業(東京都)の元従業員と遺族ら16人が、塵肺(じんぱい)になったのは粉塵対策を怠ったためとして、同社を相手に総額3億9600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、横浜地裁横須賀支部であった。裁判長は「被告の取った対策と措置は不十分で、粉塵発散防止などの安全配慮義務すべてに違反していた」として、同社に2億1340万円の支払いを命じた。
判決によると、元従業員らは昭和14〜平成8年、横須賀市内の同社の4工場(うち3工場はすでに閉鎖)で、船の溶接や新造船の仕上げなどの作業に従事。配管の断熱材などに使用されていたアスベスト(石綿)を含む大量の粉塵にさらされ、塵肺になった。
同社側は、大量の粉塵は発生しておらず、対策は取っていた上、原告の症状は軽いなどと主張。同支部が昨年6月に和解案を提示したが同社は拒否していた。
(産経新聞) 10月30日
判決によると、元従業員らは昭和14〜平成8年、横須賀市内の同社の4工場(うち3工場はすでに閉鎖)で、船の溶接や新造船の仕上げなどの作業に従事。配管の断熱材などに使用されていたアスベスト(石綿)を含む大量の粉塵にさらされ、塵肺になった。
同社側は、大量の粉塵は発生しておらず、対策は取っていた上、原告の症状は軽いなどと主張。同支部が昨年6月に和解案を提示したが同社は拒否していた。
(産経新聞) 10月30日
足立区が住基ネット業務も民間委託
住民票交付など6種類の窓口業務を民間委託することを決めた東京都足立区が、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の取り扱いなど計16種類の窓口業務についても、民間人材派遣会社に委託する方針であることが、わかった。
委託する業務には、住基ネットの端末操作なども含まれる。同区は「委託の範囲を広げて効率を上げたい」としているが、住基ネットを所管する総務省は「公共サービス改革法の趣旨を逸脱する恐れがある」として、同区から詳しい説明を求める方針。新たに民間委託することが明らかになった業務は、住基カード、国民健康保険の被保険者証、介護保険受給資格証明書、母子手帳の交付など。
同区は、派遣社員に対し、これら申請の受け付けと関係書類の交付のほか、端末の操作も委託する。例えば、住基カードや区民以外の住民票の写しの交付申請を受け付けた派遣社員は、住基ネットの端末で、申請者の名前や住所などを入力、区職員が確認したうえで、申請者に交付する。被保険者証交付などについても、派遣社員が端末を操作する。
(読売新聞)10月21日
委託する業務には、住基ネットの端末操作なども含まれる。同区は「委託の範囲を広げて効率を上げたい」としているが、住基ネットを所管する総務省は「公共サービス改革法の趣旨を逸脱する恐れがある」として、同区から詳しい説明を求める方針。新たに民間委託することが明らかになった業務は、住基カード、国民健康保険の被保険者証、介護保険受給資格証明書、母子手帳の交付など。
同区は、派遣社員に対し、これら申請の受け付けと関係書類の交付のほか、端末の操作も委託する。例えば、住基カードや区民以外の住民票の写しの交付申請を受け付けた派遣社員は、住基ネットの端末で、申請者の名前や住所などを入力、区職員が確認したうえで、申請者に交付する。被保険者証交付などについても、派遣社員が端末を操作する。
(読売新聞)10月21日
2006年10月18日
「私服警官の職質でPTSD」 中3が佐賀県提訴
人けのない夜道で警察手帳を提示せずに呼び止めるなどの違法な職務質問を受けたため、追跡してきた私服警察官を変質者と勘違いし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になったとして、佐賀県の中学3年の女子生徒とその両親が同県に約560万円の損害賠償を求める訴えを佐賀地裁武雄支部に起こしていたことが13日、分かった。
訴状によると、生徒は1年だった2004年午後7時前、公民館の書道教室から自転車で帰宅する途中、真っ暗な道で自家用車に乗った県警巡査部長から「駐在所のお巡りさん」と名乗られて、呼び止められた。驚いて逃げたが、大声を上げて車で追いかけてきたため、「殺される」と思い、公民館に戻り書道の講師に助けを求めた。その後、生徒は暗い場所や人と会うのを怖がるようになり、PTSDと診断され、現在も通院を続けているほか、不登校になった、としている。
(西日本新聞) 10月14日
訴状によると、生徒は1年だった2004年午後7時前、公民館の書道教室から自転車で帰宅する途中、真っ暗な道で自家用車に乗った県警巡査部長から「駐在所のお巡りさん」と名乗られて、呼び止められた。驚いて逃げたが、大声を上げて車で追いかけてきたため、「殺される」と思い、公民館に戻り書道の講師に助けを求めた。その後、生徒は暗い場所や人と会うのを怖がるようになり、PTSDと診断され、現在も通院を続けているほか、不登校になった、としている。
(西日本新聞) 10月14日