2007年10月
2007年10月06日
残業140時間、過労死で賠償命令8300万円、薬剤師の両親勝訴−名古屋地裁
東海地方でドラッグストアを展開する薬品会社(名古屋市)に勤めていた薬剤師が死亡したのは、長時間労働による過労が原因として、両親が同社を相手に慰謝料など約2億600万円の支払いを求めた訴訟の判決が5日、名古屋地裁であり、裁判長は計約8300万円の支払いを命じた。
谷裁判長は、薬剤師が死亡する前の1カ月間の時間外労働は約138時間にも上り、休日も2日しかなかったと指摘。「必要な睡眠時間の確保も難しく、疲労が過度に蓄積していく状態だったにもかかわらず、会社側は適切な措置を怠った」として、過労死を認定した。
10月5日 時事通信
谷裁判長は、薬剤師が死亡する前の1カ月間の時間外労働は約138時間にも上り、休日も2日しかなかったと指摘。「必要な睡眠時間の確保も難しく、疲労が過度に蓄積していく状態だったにもかかわらず、会社側は適切な措置を怠った」として、過労死を認定した。
10月5日 時事通信
百万円以上のサービス残業是正指導、昨年度は1679社に
残業をしたのに賃金が支払われない「サービス残業」について、2006年度に全国の労働基準監督署の是正指導を受け、合計100万円以上の賃金を支払った企業が1679社に上ったことが5日、厚生労働省の調査で分かった。
前年度より155社増え、企業数は調査を始めた01年度以降、最多となった。
同省のまとめによると、対象労働者数は18万2561人(前年度比1万4603人増)で、支払総額は227億1485万円(同5億8015万円減)。1企業の平均額は1353万円、労働者1人あたりでは12万円となった。
03年度以降、対象労働者は16万〜20万人、支払総額は230億円前後で推移しており、同省は「労働時間の管理がずさんな企業が、依然として多く見られる。サービス残業は労働基準法に違反するということを強く訴え、指導を徹底していきたい」としている。
10月5日 読売新聞
前年度より155社増え、企業数は調査を始めた01年度以降、最多となった。
同省のまとめによると、対象労働者数は18万2561人(前年度比1万4603人増)で、支払総額は227億1485万円(同5億8015万円減)。1企業の平均額は1353万円、労働者1人あたりでは12万円となった。
03年度以降、対象労働者は16万〜20万人、支払総額は230億円前後で推移しており、同省は「労働時間の管理がずさんな企業が、依然として多く見られる。サービス残業は労働基準法に違反するということを強く訴え、指導を徹底していきたい」としている。
10月5日 読売新聞