2006年06月12日

金融債

金融債(きんゆうさい)とは、特殊金融機関が特別法に基づいて発行する債券のこと。
利付債、割引債の2種類がある。
発行の利率は長期プライムレートを基準としている。


金融債は預貯金と類似しているが預貯金口座開設にはマネーロンダリングや脱税など違法行為に預貯金口座が関係されないように、開設時に開設(名義)者の身元を公的身分証明書などで確認を必要とするのに対し、一部の金融債においては購入する際、身元の確認は不要で無記名で購入し巨額の現金を債券に圧縮できた事から脱税などの手段(隠し金など)に使われていた。
ただ、これは以前の事であって現在は法律や財務省(旧大蔵省)などの指導により購入には身元確認が必要になっているほか、債券の現物販売を取りやめてペーパーレス化(いわゆる「保護預り」)することにより、権利移転の流れを容易に監視できるようにしている。


総合口座
発行金融機関によっては、債券総合口座(通帳)というものがあり、その通帳の保護預り口座に金融債を預けると、一般の総合口座(定期預金・公共債等)と同じく購入債券を担保に出来、担保金融債の償還日まで一定額の範囲で債券総合普通預金の当座貸越が利用できる。
債券総合口座の無い金融機関でも、一般の総合口座に保護預り口座を組み入れる事で同じく当座貸越利用が可能である。

因みに、みずほ銀行の場合、取引に金融債総合口座が必要だが、キャッシュカードとして使える金融債総合口座取引証が発行されるが、通帳は発行されない。新生銀行のようなステートメントも発行されない。



利付金融債
償還期間は一般的には5年。(信金中央金庫では償還期間2年のタイプを扱っている。旧東京銀行では償還期間3年のタイプを扱っていた。)

利息は半年毎に支払われるほか、利子一括払型(通称「〜ワイド」)も取り扱っているところがある。1万円から購入可能。

利付金融債は預金保険法の対象にならないが、「ワイド」は対象となる。


割引金融債
償還期間は1年。
利付債同様、額面1万円から購入できる。(割引債であるので、購入価格は額面を下回る。)

割引金融債は預金保険法の対象にならない。ただし、みずほ銀行の「ワリコーアルファ」、あおぞら銀行の「あおぞらスーパー」のように、通常の割引債より利率が下がるが預金保険法の適用になる商品を用意している金融機関もある。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




security_taisaku at 14:03│金融商品 
最新記事
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: