2006年07月22日

失業手当不正受給額、10年間で180億円超す

雇用の厳しさが続く中、失業手当の全国の不正受給額が、05年度までの10年間で約9万5000件、180億円以上に上ることが分かった。働いて得た収入を申告しないケースが多く、失業手当を中心とした失業給付金の未回収額は04年度だけで28億円を超える。財源の危機から保険料率が2倍に引き上げられた一方で、回収の難しい不正の実態が初めて明らかになった。

厚生労働省の調査を基に毎日新聞で集計した。不正受給額は、各地の職安に記録の残る96年度が全国で16億3560万円だったが、失業率上昇に伴い増加し、99年度には20億円を突破した。失業率が初めて5%を超えた01年度には21億8890万円に達し、03年度以後は減少傾向にあるものの、05年度も12億4600万円に上った。

都道府県別に見ると、10年間で
東京都23億3642万円
大阪府18億2295万円
北海道11億4249万円の順。
不正受給は「手当を受けながら試用やアルバイトで働く」(同省雇用保険課)手口が多く、「受給しながら建設工事の季節労働や日雇いなどをする」(北海道労働局、大阪労働局)例もある。最近は実態のない企業が雇用を装い不正申請するケースも相次ぎ、北海道では03年、休眠会社を使って男女10人以上の虚偽の失業認定申告書などを作成し、手当をだましとったとして暴力団幹部らが詐欺容疑で逮捕された。

(毎日新聞) 7月22日

security_taisaku at 23:21│労働災害 
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