2009年11月29日

風車の音、健康への影響調査へ…環境省

風力発電施設の風車の回転などで出る低周波音と呼ばれる音波が、人間の健康に及ぼす影響を検証するため、環境省は来年度から初の大規模調査に乗り出す。

クリーンエネルギーとして期待される風力発電だが、近隣住民から体調不良の訴えが増加。人間の耳には聞こえにくい低周波音の影響が疑われるが、裏付けるデータがなく、同省は調査が必要と判断した。


来年4月から4年計画で、国内のすべての施設1517基を対象にする。調査は、近隣住民への聞き取りなどから、不眠症や耳鳴り、手の震えなど健康被害の実態を把握。体調が悪くなる時間帯と風車の稼働時間との関係や、低周波音の発生レベルなどを継続的に測定する。住宅と施設との距離、気象条件などを考慮して、因果関係を探る。

住民が不快と感じた低周波音を、実験室内で再現して多くの人に体験してもらい、体調不良と低周波音の関係を再検証する。

同省は2004年、工場や工事現場から発生する低周波音に関しては、体調に影響を与える可能性の高い周波数の基準を示した。だが、風力発電施設の場合、風の強弱によって低周波音の周波数や強さが常に変化するため、工場の基準は適用できない。

11月29日 読売新聞


security_taisaku at 10:28│自然環境 
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